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痛風の合併症と治療

尿路結石の形成と高尿酸血症

痛風が発症するような高尿酸血症の状態では、高尿酸血症の状態が続き、尿中に含まれる尿酸の割合が増加し、腎臓や尿管において尿酸が結石化しやすい状態になります。

尿酸が沈着すると結晶化が始まり、集積されて「尿路結石」となります。特に尿酸が主成分の結石を尿酸結石と呼びます。結石は尿と一緒に尿管を通じて膀胱に入り、最終的に排泄される際に尿管で詰まったり、尿管を傷つけてしまったりします。尿路結石になることで下腹部に激しい痛みをおこします。

尿酸結石のタチの悪いところは、レントゲンでうつらないことです。通常の尿路結石の多くはカルシウムを主成分とするもので、多くの場合はレントゲンでみつけることができますが、尿酸結石はレントゲンが通り抜けてしまって写真にうつらないので、見逃されることもあるのです。

尿路結石によって尿管などに詰まってしまった結石を除去しないと、排尿が正常に行われずに体内に不要物が蓄積されてしまいます。その結果、溢水(いっすい)や尿毒症(にょうどくしょう)と呼ばれる状態になって命に危険が及んでしまうことがあります。

尿路結石の治療については、衝撃波により結石を破砕する体外衝撃波結石破砕術(たいがいしょうげきはけっせきはさいじゅつ)や、麻酔をかけて尿道から内視鏡を入れてレーザーなどで直接結石を破砕する経尿道的結石破砕術(けいにょうどうてきけっせきはさいじゅつ)などがあり、いずれも費用は高額です。

痛風を発症した場合には放置せずに医療機関を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。


監修医師

おおこうち内科クリニック
大河内 昌弘

平成2年3月名古屋市立大学医学部卒業。
名古屋市立大学病院、愛知県公立尾陽病院で内科医として勤務した後、アメリカルイジアナ州立大学生理学教室に留学。
その後、厚生連尾西病院内分泌代謝科部長、名古屋市立大学消化器代謝内科学 臨床准教授を経て、平成24年10月におおこうち内科クリニック開業。
日本内科学会専門医、日本糖尿病学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会専門医、平成15年学位取得。