痛風のお悩み解決サイト

痛風にならないための生活

痛風の原因というのは尿酸です。尿酸が蓄積されることで痛風が発症します。一定濃度(7.0 mg/dL)をこえてしまうことによって、飽和状態になり、血液中で溶けづらくなった尿酸が結晶になってしまい痛風を引き起こします。

からだの中に尿酸が多いと痛風になるのですから、そうならないために私たちが行えることとしては2通りの方法があります。

1.尿酸をとり過ぎない 2.尿酸をからだから出す

この2つです。

では、尿酸をからだに取り込まないようにするため、尿酸をからだから出すためには具体的にはどうしたらよいのでしょうか。

1.尿酸をとり過ぎない 尿酸をからだに取り込まないようにするためには、プリン体を多く含む食物を抑えれば、自然とからだに蓄積される尿酸も少なくなってきます。

<プリン体を多く含む食べ物の例> 鶏レバー,マイワシ干物,イサキ白子,あんこう肝酒蒸し、 豚レバー,牛レバー,カツオ,マイワシ,大正エビ,マアジ干物,サンマ干物などで

<プリン体の少ない食べ物の例> 豆腐,牛乳,チーズ,バター,鶏卵,とうもろこし,ジャガイモ,さつまいも,米飯, パン,うどん,そば,果物,キャベツ,トマト,にんじん,大根,白菜,海藻類

上記のように魚や肉の内臓系にはプリン体が多く含まれていますので、これらを食べるのを控えて野菜を多めに食べることを心がけましょう。また、お酒に関しては、特にビールにはプリン体も多く含まれていますので、特に注意が必要です。

2.尿酸をからだから出す 尿酸は3分の2が腎臓から尿として、残りの3分の1が腸から便として体外へ出ていきます。きちんと水分をとって尿を出し、便通にも気を配って便秘を予防することは大切です。

ほかに、運動をすることで尿酸値を下げるという方法もあります。

運動することで尿酸値が直接的に下がるわけではありませんが、たとえば運動を行うことでインスリンという血糖を下げるホルモンが効きやすくなり、それに伴って血中インスリン濃度が低下します。そうすると、インスリンによって起こる腎臓におけるナトリウムの再吸収作用が抑えられ、ナトリウムの再吸収に伴って起こる尿酸の再吸収も抑えられると考えられています。

以上をまとめると

・プリン体を多く含む食材を摂取しない ・水分を多くとる ・運動をする

これらが個人でできる、主な痛風予防ということです。

そして当然ながら、これらを行う上で大事なのは、継続して行うことです。

「プリン体を多く含むから、ビールは好きだけどもう一生飲まない!」と極端に生活を変えると一時的には確かに改善しますが、無理をし過ぎるとリバウンドしてしまうことがよくあります。自身でできることから、少しずつ無理のない範囲で改善していくことが長続きするコツです。

これらの生活改善を図っても尿酸値が下がらなければ薬を使って尿酸値をコントロールしていくことになります。

アルコールと痛風

アルコール摂取量と血清尿酸値に関しては医学的にもいろいろな検討がなされています。

血中のアルコール濃度と血清尿酸値の上昇は概ね相関することが知られ、たとえばある研究では血中アルコール濃度50-100 mg/dL では、血清尿酸値にはほとんど影響がないものの、100-225 mg/dL になると血清尿酸値は13-24%上昇したという結果が得られています3)。

ちなみに、血中アルコール濃度50-100 mg/dLというのはほろ酔いくらいの状態で、100-225 mg/dLというのは完全に酔っぱらっている状態です。300 mg/dLになるとお酒でつぶれてしまっている状態です。

また、血清尿酸値ではなく痛風発症をアウトカムとして相対危険度をみた研究では、飲酒しない人を1として、1日平均10.0-14.9 gのアルコールを摂取する男性では1.32、1日平均15.0-29.9 gでは1.49 、30.0-49.9 gで1.96、50 g以上では2.53に上昇しました4)。

ビール500ml、日本酒180ml (1合)でアルコール約20 gですから、「毎日日本酒2合を飲んでいる」という人は約2倍の痛風発症リスクがあるということですね。

適量の飲酒であれば血清尿酸値の上昇は有意ではなかったという研究結果2)や、アルコール飲料の種類によってリスクの程度が異なる1, 3) とする報告もあるので、ほどほどの飲酒の高尿酸血症と痛風発症のリスクについてはケースバイケースといえるでしょう。

1) Choi HK, Atkinson K, Karison EW, et al. Alcohol intake and risk of incident gout in men: a prospective study. Lancet 363: 1277- 1281, 2004.
2) Li Z, Guo X, Liu Y, et al. The relation of moderate alcohol consumption to hyperuricemia in a rural general population. Int J Environ Res Public Health 2016; 13, 732; doi: 10.3390 / ijerph13070732.
3) Choi HK, Curhan G. Beer, liquor, and wine consumption and serum uric acid level: The third national health and nutrition examination survey. Arthritis Rheum 51(6): 1023- 1029, 2004.


科学的根拠に基づいて、消費者庁へ届出されている機能性表示食品です。

監修医師

おおこうち内科クリニック
大河内 昌弘

平成2年3月名古屋市立大学医学部卒業。
名古屋市立大学病院、愛知県公立尾陽病院で内科医として勤務した後、アメリカルイジアナ州立大学生理学教室に留学。
その後、厚生連尾西病院内分泌代謝科部長、名古屋市立大学消化器代謝内科学 臨床准教授を経て、平成24年10月におおこうち内科クリニック開業。
日本内科学会専門医、日本糖尿病学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会専門医、平成15年学位取得。