乾燥肌は老けて見える⁉正しいスキンケアで潤いましょう!

メイクのノリが悪い、顔に白い粉がふいている、そんなお肌の不調を感じたことはありませんか?

スキンケアをしているのに、カサカサしてかゆみやピリピリ感があるなど、その症状は乾燥肌なのかもしれません。

しっかり保湿しているのになかなか良くならない…

普段のスキンケアで改善しない場合、もしかすると違ったケアをしているのかも知れませんね。

そこで今回は、乾燥肌の原因と適切なスキンケアのポイントをご紹介します。

乾燥肌の原因は一つだけじゃなかった

乾燥肌が気になるのは季節の変わり目、特に冬は湿度が低くお肌も乾燥しますが、原因はそれだけではありません。

紫外線の影響 

紫外線のダメージといえば日焼けですが、実は皮膚のバリア機能を低下させ乾燥も引き起こします。

紫外線は4月から8月がとても強いのですが、それ以外の月もピーク時の1/2の量があるため1年を通して対策が必要です。

ですから、冬に紫外線対策を忘れてしまうと乾燥肌につながります。

ターンオーバーが乱れ る

もともとお肌は、自ら潤う力を持っていますが、睡眠不足、偏食、冷え性やストレス状態が続くなど、体の不調が繰り返されると新陳代謝が低下して、肌の健康な状態を保つための仕組みが乱れます。

それはターンオーバーのサイクルが乱れた状態なのです。

ターンオーバーが乱れるとバリア機能が低下し、肌の内部から水分が蒸発して乾燥します。

スキンケアによるお肌の刺激 

しっかり汚れを落すために熱めのお湯で洗顔をしたり、ゴシゴシお肌をこすったり、毎日のスキンケアで知らず知らずのうちに刺激を与えている場合があります。

お肌はデリケートなため、刺激を受け続けると角質が傷ついて水分が逃げやすくなり、必要な皮脂も洗い流してしまうなど、潤いを失い乾燥させてしまいます。

エイジング 

年を重ねると筋力が低下したり、足腰が痛いなど加齢による変化がありますね。

肌も同じように加齢による影響を受けて、潤いに大切な役割のあるセラミド(細胞間脂質)や天然の保湿因子と皮膚の表面を覆う皮脂などが減っていきます。

また、女性ホルモンの減少と一緒にコラーゲンも減っていくと言われます。

このように、エイジングと肌の乾燥は密接に関係しています。

先天的な乾燥肌 

生まれつきセラミドの量が少ないために、乾燥しやすいというケースがあります。

肌の表面にある角質細胞は、重なり合ってバリア機能の役割を果たしています。

その重なり合う角質細胞の間にセラミドがあり、皮膚の水分を保持しています。

生まれつきセラミドの量が少ないと、皮膚の水分が保てなくなり、バリア機能が低下して乾燥肌や肌荒れになります。

 

この他にも、細胞を作るタンパク質や肌の再生を促すビタミン類などの栄養素が取れていないため、乾燥肌になる場合もあります。

潤いを保つスキンケア方法

様々な原因で乾燥肌になりますが、自分に合ったスキンケアをすることで、潤いを取り戻し健やかなお肌を保つことができます。

基本のスキンケアからピンポイントのケア方法をお伝えします。

乾燥肌の基本ケア 

適切な洗顔方法で肌を清潔に保ち、化粧品などは適量を使って潤いを保つ、また紫外線や外部からの刺激を防ぐ。

乾燥肌の場合は、スキンケアに使う化粧品によってはピリピリするなどの刺激があるかもしれません。

おススメなのは、低刺激性のアイテムを選ぶようにすることです。

クレンジング 

メイクをしている時も、していない時も洗顔前にクレンジングをすることが大切です。

どうしてクレンジングが必要なのかというと、汚れや余分な油分が皮膚に残っていると肌に刺激を与える他に、保湿のローションなどもしっかり吸収しないからです。

そこでクレンジングのポイントになるのは、メイクや汚れは落としても肌の潤いに必要な角質や皮脂は落とさないことです。

クレンジング剤は、肌をこするシートタイプや洗浄力の強いオイルタイプは避けて、乾燥肌にはミルクタイプやクリームタイプのクレンジングが優しく汚れを落とすのでおススメです。

でも、マスカラやアイライナーなどのポイントメイクは落としにくいので、その部分は専用のリムーバーを使ってクレンジングします。

クレンジングの方法

・洗浄した清潔な手のひらに、適量のクレンジング剤を載せます

・両頬の面積の大きいところから額へ、顔の中心から外に、グルグル優しく円を描くように指で広げなじませていきます

・鼻は上下にスライドさせて、鼻の下は左右に、小鼻は指先で細かく丁寧になじませていきます

・メイクがクレンジング剤となじんだら素早くぬるま湯で洗い流します

気をつけたいのは、クレンジング剤が肌に長く付いていると乾燥の原因になるので、1分以内に洗い流します。

また、すすぎはしっかり行い、クレンジング剤が肌に残らないようにします。

洗顔 

肌を清潔に保つために洗顔はとても大切ですが、乾燥肌には刺激になる場合があるので、洗顔料の成分に防腐剤や香料、着色料などが含まれていないものを選ぶことが最適です。

また、一日に何度も洗顔するのは必要な皮脂を流してしまうので、朝晩二回までとします。

洗顔の方法

・ぬるま湯で顔を予洗いして油分を取ります

・手のひらに洗顔料を取り、少しのぬるま湯でなじませ空気を含ませるように泡立てます

・肌をゴシゴシこすらないように、たっぷりの泡で転がすように優しくなでて、小鼻や目のくぼみ、鼻筋は指先で洗います

・すすぎは洗顔料が無くなるまで、1分間を目安にしっかり流します

髪の生え際や目頭、小鼻などはすすぎ残しがないよう丁寧に洗います。

水分をふき取るタオルは、柔らかく吸水性のいいものを使い、優しく顔に当てるようにします。

保湿ケア 

洗顔後は水分が蒸発しやすいので、できるだけ早く保湿をします。

保湿ケアには、化粧水、乳液、保湿美容液、クリームなどがありますが、成分にアルコールや保存料、香料などが含まれていない低刺激性のものがおススメです。

保湿ケアのアイテムには、セラミドやコラーゲンなど、肌の内部に働きかけるものがあるので、自分の肌に合ったものを選ぶと効果が上がります。

保湿ケアのポイント

・化粧水、乳液は適量をコットンに含ませてから顔全体に当て、ムラなく均一になじませます

・血流に沿って顔の中心から外へ、上から下に向かって軽い圧をかけながらトントンと滑らせます

・使用する順番は、通常化粧水、乳液またはクリーム、保湿美容液になっていますが、順番が指定されている場合は使用方法を守りましょう

乳液やクリームはべたついて塗らないという方もいますが、乳液などは、化粧水で保湿した成分にふたをして逃がさない役目があります。

専門医の受診が必要な時も

皮膚が乾燥してしまった肌と、中には乾燥性の皮膚炎の場合があります。

乾燥肌が進んで強いかゆみや湿疹などが見られるときは、セルフケアでは改善せず悪くなる場合があるため、早めに専門医の受診をすることをお勧めします。

まとめ

乾燥肌になる原因は、紫外線やスキンケアの刺激と環境の変化、エイジングなど、何気なく生活しているところにあります。

お肌は自ら保湿し潤う力を持っていますが、何らかの理由でバリア機能が低下し乾燥肌になってしまったら、まずは生活習慣を見直して、適切な保湿ケアをしましょう。

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