【癒し】「相田みつを」言葉の魅力!「相田みつを美術館」ってどんなところ?

 

相田みつをさんの詩をご存じでしょうか?

教育系バラエティー番組「世界一受けたい授業」で取り上げられたり、出先で「相田みつを カレンダー」などグッズをみかけた方も多くいらっしゃるかと思います。

今まで生きてきて、悩むこと、辛かったときに「相田みつを」の詩を読んで、今の状況と重なって心に響いたことはありませんでしたか?

今回は少しお疲れの方に届けたい。

「相田みつをの言葉の魅力」を中心にお話します。

以下より、相田みつをさんを「みつをさん」と呼ばせて頂きます。

みつをさんは頑固でこだわりの強い人?!

まずはじめに、みつをさんのことを簡単にお話します。

・栃木県足利市出身

・1924年5月20日に誕生しました。

25歳のときに、(千江さん(ちえ))と出会います。

結婚後は、大家さんの隣でミカン箱を机にして下宿生活。

生活はとても厳しく、その上妻にも「働くことを禁じた」そうです。

そんな中「書」へのこだわりは非常に強く、住む部屋は8畳一間なのに30畳のアトリエを構えて執筆活動をしていました。

しかも、家賃も滞納しているのに高級な筆、紙を使い作品が気に入るまで高級紙に何枚も書きました。

練習用の紙は使わず「常に本番」なので、大量に紙を使いました。

ボツにした書は、山のように積み重なることも・・家計はますます火の車だったそうです。

とにかく「気に入るまで!とことん書く!!」の、みつをさん。

超がつきすぎるほどの、完璧主義だったのでしょうか。

せっかく売れた作品までも「恥ずかしいから返して欲しい!」とお客さんに返金してまで、作品を取り戻しました。

そして、その作品はみつをさん自ら焼却したそうです。

みつをさんの詩を人生と重ねてみたら・・

独特の書体で哲学的な作品を手がけたみつをさんは、「書の詩人」「いのちの詩人」とも呼ばれています。

60歳のときに、詩集「にんげんだもの」を出版します。

その後注目を集め、後にミリオンセラーとなりました。

みつをさんの詩の魅力は「誰でも分かる言葉・誰でも納得する真っすぐな表現」と「言葉の優しさ」

に、心が響くところでしょう。

この回では、みつをさんの作品を紹介します。

七転八倒
つまづいたり
ころんだりするほうが
自然なんだな
人間だもの

負ける人のおかげで
勝てるんだよな

あたらしい門出をする者には
新しい道がひらける

セトモノとセトモノとぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちかがやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころを持ちましょう

ぐちをこぼしたっていいがな
弱音を吐いたっていいがな
人間だもの
たまには涙をみせたっていいがな
生きているんだもの

トマトにねぇ
いくら肥料をやったってさ
メロンにはならねんだなあ

しあわせはいつも
じぶんのこころがきめる

だれにだってあるんだよ
ひとにはいえないくるしみが
だれにだってあるんだよ
ひとにはいえないかなしみが
ただだまっているだけなんだよ
いえば
ぐちになるから

人生、生きていると「ま坂(まさか)」という、思いがけない困難や悩みにあたりますよね。

私がはじめて、みつをさんの詩に出会い「感銘した詩」がありました。

あのときの
あの苦しみも
あのときの
あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じぶんが自分になるための

渦中は、本当に辛くがむしゃらに生きていました。

そして、時間と共に少し落ち着いたとき、この詩を読みました。

全部、肥料になった。

私が私になるための肥料だったんだ!

そう思うと、辛いことって「人が大きく成長するため、気づきのために必要」なことだった、ということが分かったのです。

「相田みつを美術館」について

東京国際フォーラムに「相田みつを 美術館」があります。

数々に作品に感銘を受けた私は、直筆の書が見たく訪れたことがあります。

館長は、みつをさんの息子さん(相田一人さん)です。

美術館の雰囲気は「落ち着いた和の空間」です。

やはり実物のを見たら、力強い書と詩の意味をいっそう感じることができ、自分の心境にあった詩の前ではしばらく立ち止まって見入ってしまいました。

他には・・

  • みつをさんのアトリエ再現コーナー
  • 井戸を覗くと底に作品が浮かんでくる体験型のコーナー
  • みつをさんのことが分かるナレーション付きの映像コーナー
  • (時間によって)一人さん主催の「ミュージアムセミナー」や「作品紹介」が開催

 

ところどころ座れるスペースの多いので、ゆったりと滞在できる空間になっていました。

美術館の見学が終わり出口を出るとカフェ、ミュージアムショップもあり「みつをワールド」の余韻にひたれます。

お土産にはポストカード、扇子、和菓子などあります。

面白いのは「相田みつを美術館 ミニフレームアートコレクション」というガチャガチャがあったことです。

値段は300円で、中には紙とフレームとお言葉が入っていて全6種類です。

JAF会員さんは、100円引きになるので会員証を提示してください。

 

相田みつを美術館・アクセス等はこちら

まとめ

みつをさんの代表的な詩に「しあわせはいつも自分のこころがきめる」という言葉があります。

「コップに半分も水が入っている」と考える人と「コップに半分しか水がない」と考える人がいたとします。

同じ出来事でも、考え方で幸せと感じるか不幸せと感じるかその人の価値観で決まってしまうことに意味が似ていると思いました。

この詩を読んで、生きていくのなら「足らない(不幸せ)の数を数えるよりも足りているもの(幸せ)に目を向けて生きた方が幸せな生き方と思ったのです。

今、お疲れのあなたが「幸せ」と感じられることは何でしょう?

みつをさんの詩は、他にもまだまだたくさんあります!

書籍やカレンダーも発売されていますので、「今の心境に合った癒される言葉」に出会えるかもしれませんよ。

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