お通夜やお葬式はノーメイク?メイクのマナーやネイルも解説!


お通夜やお葬式の知らせは、ほとんどの場合突然やってきます。
喪服や靴は持っていても、当日に困るのがメイクやネイルではないでしょうか。
メイクは派手すぎがNGなのはよく分かります。

では、ノーメイクで大丈夫なのか迷いますよね。
それに、ジェルネイルをして日が浅いのに「明日や明後日にお葬式がある」と言われた時の絶望感…。

実は、ネイルをオフしなくても良い方法があるんです。
今回は、お通夜やお葬式のときに困りがちなメイクやネイルの対処法をご紹介します。

お通夜やお葬式でノーメイクは基本NG

弔事では「地味にするのがマナー」という印象があります。
ですが、お通夜やお葬式でノーメイクのまま参列するのはNGです。

葬儀会場を思い浮かべてみてください。
男性はスーツ、女性はワンピーススーツにパンプスといった「ブラックフォーマル」を着ています。

お通夜やお葬式は「フォーマル」な場所ということなんですね。
フォーマルな場所だからこそ、ノーメイクはNGとなってしまいます。

とはいえ、中には「亡くなった方への悲しみを表すためにメイクはするべきではない」と考える方もいらっしゃいます。

お住まいの地域でマナーが決まっている場合があるので、まずは母や祖母、親戚に確認するのが無難です。

地域的、親族的に問題が無ければ、マナーに沿ったメイクをして行きましょう。

お通夜やお葬式でのメイクのマナー

お通夜やお葬式に参列するときは、「ノーメイクに見えるメイク」を目指します。

・ベースメイク

葬儀会場は冷房がかなりしっかり効いています。
なので、まずは肌の乾燥対策が大切です。

化粧水や乳液、クリームで十分に保湿しておきます。
それからBBクリームや下地クリームを塗りましょう。

クリームファンデーションでもOKですが、濃くならないように少しずつ薄く伸ばしていきます。
このままだとツヤ肌になってしまうので、お粉でマットに仕上げるのがポイントです。

クッションファンデやプレストパウダーなど薄付きのものを使います。
ですが、ここで注意してほしいのがプレストパウダーです。

ラメやパールなど、キラキラ輝く成分が入っていないか要チェック!
なお、チークは不要です。

・眉のメイク

眉は毛並みを整え、気になるようならアイブロウで普段より薄く書きます。
いつもよりなだらかなラインを目指しましょう。

・アイメイク

目のメイクは極力控えましょう。
「どうしても目がすっぴんは嫌」という方は、リキッドではなくペンシルタイプを使うのがおすすめです。
ブラウン系で目尻だけ控えめにライン取りをするだけにしておきます。

アイシャドウやマスカラはNGです。
「せめてまつげだけでもビューラーで上げたい」という声が聞こえてきそう…。。

ですが、お通夜やお葬式では伏し目がちの表情の方がほとんどです。
まつげは下がっている方が好ましいとお考えくださいね。

・リップ

リップは、ベージュ系など極力肌の色に近い色を選びましょう。
リップもラメやパールが入っているものはマナー違反になってしまいます。

実際に唇に塗ってみて、光らないかチェックしておくのがおすすめです。
選ぶコツは、カラーを感じさせず、マットな雰囲気のリップ。
一本用意しておけば、急なお通夜やお葬式でも慌てずに済みます。

ネイルはどうすればいい?

マニキュアやジェルネイルがすぐ落とせない場合は、弔事用の手袋を使えば大丈夫です。
本来、ネイルはオフするのが好ましいといえます。
とはいえ、特にジェルネイルの場合、オフしたくてもお通夜やお葬式の日が近いのでショップが予約できない可能性が高いでしょう。

セルフでオフする方法もありますが、自己流だと爪が痛む原因になってしまいます。
ネイルがオフできないから、と大切な人とのお別れができないのは辛いですよね。

そこで、使えるのがお通夜やお葬式、法事まで使える黒い手袋です。
amazonや楽天市場で「ネイル 葬儀 手袋」と検索してみてください。
国内でフォーマルアイテムを販売しているショップなら安心して使えますよ。

ネイルが見えにくいように指先が濃いめになっているデザインのものもあります。

婦人服売り場の冠婚葬祭コーナーや紳士服販売店でも購入できます。
普段、ネイルをしていることが多い人は準備しておくのがおすすめです。

・お焼香のとき手袋はどうする?

ネイル隠しで使う弔事用の黒い手袋ですが、お焼香のときは外してください。
席で順番を待っているときに外しておき、お焼香が終わって席に戻ったらまた手袋をはめるようにします。

「それではネイルが見えちゃうのでは?」と思いますよね。
お焼香は素手で行うのがマナーです。
香炉も熱いので手袋が溶けてしまう可能性も…。

一時的にネイルが見えたとしても、「手袋をして参列する」という配慮があったことは周囲の人が見て分かります。

それに、遺族の立場からは参列されたことがありがたいと思うものです。
心配しないで大丈夫ですよ。

まとめ

急なお通夜やお葬式の身支度は迷うポイントが多いですよね。
まとめると、

  • すっぴんは避けてノーメイクに見えるようにメイクする
  • ネイルはオフが好ましいが、葬儀用の黒い手袋を使えばマナー違反にならない

です。
突然の知らせでも慌てないよう、お役に立てれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました