犬を飼いたい!いくらかかる?理解しておく重要なこと②


前回、『犬を飼いたい!いくらかかる理解しておく重要なこと①』をご紹介しました。

犬を飼う覚悟、最初に掛かる費用をお教えしましたが、実はまだまだお金がかかることが、たくさんあるのです。

ランニングコストは?

犬には一体いくらのランニングコストがかかるのでしょうか。

それは平均して年間30万前後と言われています。

それには保険料や、トリミング、飼育に伴う交通費や光熱費なども含まれています。

光熱費

犬の飼育には適温があります。

だいたい15度~24度ほどです。

犬も熱中症になるため、室温が25度以上になると注意が必要です。

熱中症は命に関わるため、予防するにはエアコンが必須です。

犬は寒さには強いと言われますが、犬種にもよります。

特に今、人気の小型犬である、トイプードルや

マルチーズなどは寒さに弱い犬種です。

柴犬や、ダックスフンドなど、元々狩猟犬として

活躍してきた犬種は、寒さに耐えられるので、

そこまでの寒さ対策は必要ないでしょう。

しかし、子犬はまだ体温調節機能が未発達のため

犬種に関わらず、寒さ対策は必須です。

このように、暑さ・寒さ対策はどうしても

エアコンなどの家電に頼ることになり、

24時間稼働し続ける必要があるため、

電気代はかかるでしょう。

トリミング


犬には、毛の抜ける犬と、毛の抜けにくい犬種があります。

毛が抜ける仕組みは、オーバーコートと呼ばれる一次毛と、

アンダーコートと呼ばれる二次毛の二層になっています。

犬も換毛期があり、春と秋です。

春は、冬の寒い時に体温を保つためのアンダーコートが抜け落ち、

夏毛に生え変わります。

秋は冬の寒いのに備えて、アンダーコートが冬毛に変わるのです。

しかし、毛の抜けにくい犬はシングルコートと呼び、

アンダーコートがない犬で、換毛期がありません。

このシングルコートの犬種は、トイプードル、

マルチーズ、ヨークシャテリア、シーズーなどです。

換毛期がない犬は、毛も抜けず掃除などの手間はかかりませんが

毛が伸び続けたり、毛玉になってしまったりということがあります。

そのため、毎日のブラッシングや、

毛を切ったり、整えたりするトリミングが必須になります。

トリミングは月1回を目安に、

最低でも2か月に一回は必要です。

自分で出来るに越したことはないのですが、

どうしても、プロにお願いする人が多くなります。

トリミング代は、平均1回6000円ほどのところが多いようです。

それを月1回で年換算すると、72000円になります。

その他、ホテル代など

旅行など、最近はペットも一緒に泊まれる旅館も増えてきましたが、

まだまだ多くはありません。

その際に、ペットホテルを使う方も多いようです。

犬種や大きさなどにもよりますが一泊二日で3000円~5000円ほどかかります。

犬の保険?いくらかかるの?

今、ペット保険が増えてきています。

そもそもペット保険とは、何なのでしょうか?

ペット保険とは?

主に犬や猫が対象の保険になりますが、

保険会社によっては、小動物(うさぎなど)にかけれる保険もあります。

ペットも体調を崩す時があります。

その際には、動物病院に連れていくでしょう。

しかし、動物には保険制度がないため、

全額負担で医療を受けなければなりません。

そこで、ペット保険に加入していると、

ケガや、手術代などを何割か負担してくれる制度です。

その負担割合は、保険会社や、

保険をかける金額によって、変わります。

犬に多い病気

犬に多い病気は、

皮膚炎、外耳炎、胃腸炎、誤飲、下痢嘔吐です。

特に、まだ消化能力が発達していない子犬には下痢が多く、

大きくなるにつれて、皮膚炎が多くなります。

シニア世代になると、腫瘍や、心臓病などが増えます。

保険の種類

保険には種類があります。

主に通院補償、入院補償、手術補償です。

通院補償  病院に通った際に支払われる補償。診療代、処置代、薬代に支払われる。
入院補償  入院をした際に支払われる。
手術補償   手術を行った際に支払われる。

その他、亡くなった際の火葬保険や、

噛みつきでケガをさせてしまった場合、

物を壊してしまった場合に、相手への賠償をする賠償責任保険などもあり、

種類は保険会社により、さまざまです。

治療費はいくら?


犬の治療費はいくらかかるのでしょうか。

今、人気のトイプードルが骨折した場合(入院・手術有)

治療代で約25万ほどかかり、経過観察で

通院を含め、全額30万近くかかります。

骨折など、一回きりの病気、ケガでもこの金額がかかりますが、

例えば、先天性で病気を持っていたり、

一回の病気、ケガが一生付き合っていかなければならなくなった場合、

定期的な通院での検査や投薬で、

何年も高額なお金がかかっていくことがあります。

そのため、保険に入る方が増えています。

保険料は?

保険会社や補償内容、年齢、犬種により変わります。

大型犬、年齢が高くなるにつれて金額は上がります。

今、人気のトイプードルですと年間3~5万、

シニアになれば7万~9万ほどかかります。

保険は任意ですが、万が一何かあった時のためどう払っていくのか、

計画を立てる必要があります。

犬は家族であり、お金はかかる。

犬を飼うこと、それは家族が一人増えることになります。

近年、犬を飼ったけど、やはり飼えない。と、

手放す人が増えているそうです。

こんなはずじゃなかった、こんなにお金がかかるとは思わなかった。

しかし、それは人間のエゴであって、犬に罪はないですよね。

家族が一人増えるなら、それなりにお金がかかって当然です。

犬を飼いたいと考えている方は、しっかり計画を立てて、

愛犬とずっと、一緒に楽しく過ごせるようにして下さいね。

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