反抗期のモヤモヤ感は成長の証5の方法で乗り切ろう

最近、子どもが家で話をしなくなった、以前は学校の事や友達の話をしてくれたのに、何だか不機嫌で話しかけてもまともに返事をしてくれない。

そんな子どもの態度に頭を悩ませる親御さんは少なくありません。

小さい頃はママが大好きで、天使のような笑顔でいつも甘えていたのに、これは「反抗期」?どんな風に接すればいいの…

大丈夫。ここでは反抗期の子育てを乗り越えた先輩ママ達の経験から、どのような対応をしていけばいいのか、接し方やしてはいけない事などをお伝えします。

反抗期は自我の目覚め

反抗期は二回ある

反抗期は大人になるまでに二回あるといわれています。

子育てを振り返ると、第一回目は3歳ころになんでも自分でしたい「イヤイヤ」期があって、第二回目は、小学校の高学年から高校生くらいまであり、自立が芽生えて心と体が急激に発達し、自分でもどうしていいのかわからない時があり、周りの意見が疎ましく思う時期です。

この時期は、親が「こうした方がいいよ」なんてアドバイスすると「うるさい」と言葉で反発したり、時に手が出てしまうお子さんもいます。

どうして反抗期はあるのか

第一回目の反抗期は、少しずつ自分でできることが増えて、できないことも一人でやってみたくなり、うまくできないと泣いたり暴れたりもします。

第二回目は思春期と重なり、物事が自分中心に動いていると勘違いしてしまう時期でもあります。

自我も育ち、いろいろな人と関わり、学んでいく中で「親が言ってることは違う気がする」、「なんでもいう事を聴くのはおかしい」という感情も強くなり、自分で見極めるという思いが大きくなります。

このような子どもの感情は『成長の証』とわかっていても、冷たい態度やひどい言葉を言われると、親も落ち込んでとても悲しくなります。

中には反抗期が無く、親子関係も良好で自立した。というケースもあります。

とても理想的と思いますが、どうせ言っても自分の意見に耳を傾けてくれない、忙しそうだから話しても無駄と思って反抗する機会がなかったという場合や、親が何でもいう事を聴いてあげたため、反抗する機会を失った場合などは、困ったことがあった時に自分で解決できなかったり、後から大爆発してしまう事があるようです。

ですから、親が子どもの変化に気をつけながら反抗期を乗り越えることは、とても大事な期間だと言えます。

反抗期の子どもの接し方

自分自身も子どものころに反抗期があったはずだけど、親はどんな風に接してくれたなのかな?と忘れている方も多いのではないでしょうか。

いつかは子どもも成長して、あの時どうしてあんなに反抗したんだろうと不思議に思う日が来ます。

その時が来るまでは、できるだけ親子の関係を良好に、心落ち着かせて過ごしたいものです。

ここでは、反抗期の子どもの接し方についてお話しします。

ある程度の距離を持つ

決して無関心になるわけではなく、子どもの表情や言葉づかい、態度はしっかり見てちょっとした変化にも気づいてあげます。

いろいろな事を聴きたい気持ちはグッと抑えて、子どもから話して来るのを待ちます。

子どもから話しかけて来たときは、しっかり目線を合わせ、子どもが話し終わるまで口を挟まずじっくり聞いてから意見を言います。

そして、あいさつは顔を見てすることやその日のスケジュールを聴くなど、毎日のコミュニケーションは必ずします。

穏やかな安心できる場所を作る

反発的な態度に親も心が落ち込んでめげてしまうことがありますが、親も同じように突き放したり冷たい態度を取ると子どもは孤立して逆効果です。

知人の子どもさんは、自分が学生の頃に親に冷たい態度を取ったり、反発したのは、『親は絶対自分の事を嫌いにならない、愛情を感じているから甘えてそういうことをしてしまう』『後から悪いことをしたと思っている』と話していました。

そう聞いたら、甘えているからなのかと少し心が軽くなりますが、長く続くと親もつらくなります、今はこういう時期、もう少し成長したら落ち着いてくると受け流す気持ちも必要ですね。

親も心が穏やかに、受け流しながら、あなたは大切な子どもなんだよと安心できる場所を作ってあげることが大切です。

 否定ばかりしない

反抗期の子どもは、自分自身に自信が持てず、欠点ばかり気になる時期です。

出来なかったことを指摘して注意ばかりすると、ますますふさぎ込んで否定的になります。

少しでもできたことを褒めることはとても大切で、『自分は認められている』と自信が持てるようになり、自分や他の人にも大切に思う気持ちが育っていきます。

 ダメなことは放置しない

反抗期だから全て見守るという状況にならないときもあります。

人を傷つけたり、危険なことをしたり、人として許されないことをした場合は、しっかりダメなんだという事を全力で伝えます。

何をしても注意されない状況の子どもは、自分に関心がない、どうなってもいいのかと親に不信感を持つようになります。

経験からですが、強く𠮟らなくてはならない状況があった場合、その後はしっかり抱きしめて『誰よりも大切なあなただから全身で向き合った』という事を伝えます。

親もリフレッシュ

心穏やかにと言い聞かせても、その日の体調やスケジュールが詰まっているとなかなか穏やかになれない日もあります。

自分に余裕がないと優しくなれません!

ですから、少しでも自分のための時間を作って好きなことをしたり、何もしないでぼんやりしたり、誰かに話を聞いてもらうなど、自分を大切にする時間もとても大事です。

まとめ

反抗期は難しい時期ですが、いろいろな人と関わって自分の意志を強く表現し、大人の階段を上っている時です。

トンネルを抜ける日がいつの間にかやってきますが、どうしても自分では抱えきれないという場合は、第三者に介入してもらい助けてもらう事もできます。

子どもは親には話せなかった事が、信頼できる他の大人に話せるという場合もあります。

子どもの心を大切に、そして親自身の心も大事にしてください。

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