食材を下味冷凍すると節約しながら時短で美味しい食事ができる

毎日の献立はどのように考えていますか?

食材の価格が上がったから少しでも節約したい、でも家族に美味しいものを食べさせたい、忙しいいから手軽に作りたいなど、食事を作るときはいろいろ悩みますね。

そんな食事作りのお悩みには『下味冷凍』をおススメします。

食材に下味をつけて冷凍保存し、それを必要な時に調理すれば、時短で美味しく食べられる嬉しい調理方法です。

そこで今回は、下味冷凍のコツやおススメの調理方法をご紹介します。

下味冷凍をマスターすると家事が楽になる

特売品をまとめて冷凍保存

毎日買い物に行き、その日の食材を選んで美味しいものを作ることは理想ですが、時間が掛かってコスパも高くなります。

そこでおススメするのは、週末やスーパーの特売日に食材をまとめて買い、1週間分の下味冷凍を作り献立を決めます。

慣れてくれば2~3週間分の作り置き冷凍保存もできるようになり、その日の夕方に「今晩のおかずはどうしよう」と悩まずストレスフリーです。

食材の良さが引き出せる

下味冷凍は、冷凍保存ができるジッパー付きの保存袋(ジップロックなど)に、下味をつけて食材を冷凍するため、保存袋の中で味がしみ込んでいきます。

そして、じっくり調味液が食材にしみ込むため、肉などは生から調理をした時よりも柔らかい食感になり美味しくなります。

調理時間が短縮 できる

下味冷凍には良いことがたくさんありますが、最大のメリットと言えるのは調理時間が短縮できることです。

それは、冷凍する段階で食材にしっかり味が付いているため、長時間煮込んだり、焼いたりして味を付ける必要がないからです。

家族が多い我が家では夕食作りに数時間かかっていましたが、下味冷凍をするようになってからは調理時間が半分に短縮できました。

家計に優しい

買い物に行く回数が増えるほど、お金を使ってしまうことはありませんか?

買う予定になかった物が「安い!本日限り」なんて目にしてしまうとつい買ってしまいます。

下味冷凍では、週一回、またはひと月に一回のペースでまとめて買い物をするため無駄遣いが少なくなります。

 

ところで、家計に優しいとお話ししましたが、下味冷凍ではジッパー付き保存袋を多く使います。

肉や魚などの生鮮食品を使った保存袋は、衛生面を考え使い捨てにするのでコストがかかります。

そのため、100均や少しでも安価で購入できる丈夫な冷凍保存袋使うことをおススメします。

下味冷凍は下準備でほぼ完成

下味冷凍は、一度にまとめて作るためその時は少し手間がかかりますが、休日に作業をすれば平日がぐんと楽になります。

基本の手順

  1. 食材を調理する大きさにカットする
  2. 保存袋に調味料を入れて混ぜ合わせる
  3. 肉、魚、野菜などの食材は、それぞれ個別の保存袋に入れて調味料と揉み込みながら馴染ませる
  4. 袋の中身が分かるように料理名と冷凍した日付を書く
  5. ジップロックの空気を抜いて具材を平らにし、できればアルミのトレーに入れて冷凍する

保存料などが入っていないため1ヵ月を目安に使い切るようにします。

美味しく頂く解凍方法

下味冷凍した食材は、食べる予定の前日に冷蔵庫に移して解凍する方法がおススメです。

すぐに使いたい場合は、電子レンジの解凍モードで解凍することもできますが、電子レンジの種類によっては加熱にムラができる場合があるため、できれば前日に準備することがベストです。

そして、してはいけないのは常温解凍です。

常温解凍は、解凍中に食中毒の原因菌が活発に増殖する温度帯になってしまうので、夏場でなくても避けましょう。

下味冷凍に不向きな食材

水分の多いレタスやもやしなどの野菜と豆腐なども食感が変わるため不向きですが、その食感の変化を好んで冷凍する方もいます。

ご飯がすすむ下味冷凍レシピ

実際に作って家族に好評だったレシピをご紹介します。

ご飯がすすむ和風タンドリーチキン

保存袋(大)1枚で4人分

保存袋に味噌大さじ2,プレーンヨーグルト大さじ2,ハチミツ大さじ1,おろしにんにくとおろししょうが各小さじ1を入れてしっかり混ぜたら、適度な大きさに切った鶏肉約300gを入れて袋の外側から調味液が馴染むように揉み込みます。

調理は、フライパンを中弱火にかけ米油大さじ1を入れ、調味液を少しふき取った鶏肉を入れて、焦げないように注意しながら両面焼き火が通ったら完成です。

簡単なのに本格的なブリの照り焼き

保存袋(中)1枚で2人分

保存袋に醬油大さじ1と1/2,みりん1と1/2,砂糖大さじ1/2,すりおろしたしょうが小さじ1を入れてしっかり混ぜ、キッチンペーパーで水気を拭いたブリ2切れを入れ軽く揉みます。

調理は、フライパンに米油を少量入れて中火で熱し、解凍後汁気を拭いたブリとぶつ切りにした生の長ネギを一緒に入れて焼き目を付ける、ブリの両面に焼き色が付いたら、保存袋に残していたタレとお酒大さじ1を入れ、蓋をして2分ほど蒸し火が通れば完成です。

時短回鍋肉

保存袋(大)1枚で2人分、この調理は肉と野菜を一緒に入れて冷凍します。

保存袋に味噌大さじ2,ごま油大さじ1/2,オイスターソース小さじ1,豆板醬小さじ1/2,すりおろしたしょうが、ニンニク各小さじ1を入れてしっかり混ぜ合わせ、ひと口大に切った豚バラ肉を入れてしっかり揉み込む、次に適当な大きさに切ったキャベツ3枚分、薄い短冊切りにした人参20g、好みのキノコ30gを入れ野菜は揉みこまずに冷凍します。

調理は、フライパンを中火にかけて肉から野菜の順番に入れ火が通ったら完成です。

まとめ

下味冷凍は1週間から1ヵ月分をまとめて作るので、慣れるまでは手間がかかると思いますが、

1週間単位の献立を決め進めていくと作りやすくなります。

我が家では主人と休みが合う日に作るようにして、主人に子どもを見てもらったり、作業を分担するなど協力して作っています。

初めは1日分だけ作ってお試しするのもいいですね。

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