離乳食にトマト缶は使えるの?進め方と簡単レシピ。

赤ちゃんが食べる離乳食には、新鮮で栄養価の高い食材を使いたいものです。

でも、今すぐに使えそうな野菜が見当たらない時もあります。

そんな時、ストックしているトマト缶が使えると便利だけど…

缶詰めの食品は離乳食に使える?栄養はどうなの?と迷いますね。

そこで今回は、離乳食に使うトマト缶の栄養や離乳食の進め方と簡単にできるレシピをお伝えします。

トマト缶の 栄養価は?

・トマト缶の栄養価

スーパーに並ぶ生のトマトは、完熟する前に収穫されたものが多く、缶詰めのトマトは完熟したトマトが多く使われています。

またトマト缶には、血流をよくする働きがある『ルチン』や抗酸化作用の高い『リコピン』が生のトマトよりも多く含まれています。

こんなに栄養価の高いトマト缶を離乳食に使えるのならぜひ利用したいですね。

トマト缶は離乳食に使える?

離乳食にトマト缶が使えるのは、お粥に慣れ野菜も食べられるようになった離乳食初期(生後5~6ヵ月頃)からです。

初期から使えますが、注意するポイントが3つあります。

・塩分の入っていないものを選ぶ

離乳食初期や中期は、調味料をあまり使わない時期なので無塩タイプのトマト缶を使用します。

さらにおススメなのは有機栽培のトマトを使った缶詰めです。

・皮や種を取り除く

離乳食初期、中期はトマトの皮や種は消化しにくいので取り除いてあげましょう。

その時はホールトマト缶を選んで、ザルでこすと下準備が簡単にできます。

離乳食後期は、様子を見て缶詰めからそのまま調理できます。

・必ず加熱して使う

缶詰めはそのまま使えるものが多いのですが、赤ちゃんに食べさせる場合はしっかり加熱して調理する方が安全です。

 トマト缶を離乳食に使う時のポイント

・使用する量

生のトマトよりも缶詰めのトマトは凝縮しているため、旨味や味が濃いめになっています。

赤ちゃんに食べさせるときは、生のトマトよりも量を少なめに使います。

・調理別にトマト缶を選ぶ

離乳食初期や中期は煮込む調理が多いので、ホールトマトが向ています。

離乳食後期になるとカミカミ期になるので、食感が残せるカットトマトも使えるようになります。

・トマト缶と相性のいい食材

基本的にどんな食材とも相性が良いトマト缶ですが、トマトの旨味成分『グルタミン酸』と肉や魚介類の『イノシン酸』との相性はとても良く、美味しい料理になります。

肉や魚介類がまだ使えない離乳食初期には、かつお等のだし汁と一緒に調理すれば美味しくなります。

トマト缶を使った簡単離乳食

・離乳食初期 トマトのお粥(1食分)

材料は、10倍粥…30g、ホールトマト…15g、無塩タイプ顆粒かつおだし…微量

<10倍粥の作り方>

・ご飯1/2カップ、水400mlを鍋に入れて強火で加熱し、ふつふつ沸騰してきたら弱火にして、ふたをし10分くらい加熱します。

・10分経ったら火を止めてそのまま10分蒸らします。

・お粥が冷めたらブレンダーやフードプロセッサーなどで滑らかになるまですりつぶします。

<トマト粥の作り方>

・鍋に裏ごししたホールトマトと水50ml、10倍粥を入れて弱火で沸騰するまで加熱します。

・沸騰した鍋に微量の顆粒だしを入れて混ぜ合わせ、だしがしっかり溶けたら完成。

・離乳食中期 やさしいミネストローネ<5食分>

材料は、ホールトマト…200g、小さめの人参…1/3本、キャベツ…2枚、玉ねぎ…1/3個、無塩バター…3g、コーンスターチ少量

<作り方>

・人参、玉ねぎ、キャベツは1cm角くらいに切ります。

・鍋にバターを入れて弱火でしんなりするまで炒めます。

・鍋にホールトマトを入れたら木べらで軽く潰して沸騰させます。

・弱火でコトコト煮て、野菜が柔らかくなったら適量の水で溶いたコーンスターチを入れ、とろみが付いたら完成です。

・離乳食後期 ハヤシライスソース<5食分>

材料は、カットトマト…100g、玉ねぎ…1/2個、皮をむいたナス…1/4本、人参…1/2本、ツナ…30g、豆乳または牛乳…150g、水…150g、小麦粉…大さじ2

<作り方>

・玉ねぎ、ナス、人参を1cm角に切って、ツナ缶の油を小さじ1入れた鍋でしんなりするまで炒めます。

・鍋に水とカットトマトを入れ中火で沸騰させ、少しふたをずらして弱火で10分くらい煮ます。

・少し煮詰まってきたら、豆乳で溶いた小麦粉を様子を見ながら加えとろみが付いたら完成です。

塩分はツナ缶に含まれているので追加の食塩は入れません。

ツナ缶を選ぶときも塩分控えめのものがおススメです。

ご紹介したミネストローネやハヤシライスなど一度に多く作り残った分は、冷凍して保存することをおススメします。

冷凍するときに気をつけたいポイントは4つあります。

・調理したものは冷ます

冷凍する食品は、冷凍容器に入れる前にしっかり冷まします。

温度が高いまま密閉容器に入れると、冷めにくく食品に菌が繁殖する場合があります。

・なるべく早く冷凍する

少しでも早く冷凍した方が素材の美味しさを保ち、食品も傷みにくくなります。

それには、密閉できる容器に平たく入れて、急速冷凍機能があれば使い、ない場合でも食品を入れた容器をアルミのトレイに入れて冷凍すれば時短冷凍できます。

・解凍するときは常温で放置しない

常温でゆっくり解凍すると食品に菌が繫殖する可能性が高くなります。

解凍はレンジで加熱すると食感が悪くなるので、鍋にだし汁や水を少量入れて加熱する方が美味しく食べられます。

・冷凍した離乳食でも早めに使う

冷凍した食品はなるべく1週間以内に使います。

長く冷凍保存した離乳食は、衛生面の問題があり旨味も損なわれるので避けましょう。

まとめ

生のトマトよりも栄養価が高いトマト缶は離乳食初期から使えます。

赤ちゃんの月齢に合わせ、無塩タイプのホールトマトにしたり、またはカットトマトにするなど調理方法を変えて食べやすい離乳食ができます。

トマト缶を上手に取り入れると時短で美味しい離乳食が作れますよ。

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