うさぎを飼ってはいけない? 避けるべき4つのケース

ふわふわと愛らしく、誰もが触りたくなってしまううさぎ。

鳴かない、飼いやすいというイメージがあり、ペットとして人気の動物です。

実際、ペットショップへ行けば、毛玉のような可愛い子うさぎが販売されています。

しかし、うさぎは本当に飼いやすいのでしょうか?

私事で恐縮ですが、うさぎと20年間暮らしてきた、筆者の答えは「いいえ」です。

 

うさぎの理想と現実のギャップ

ペットとしてうさぎを検討するとき、こんなイメージがあることでしょう。

  • おとなしい
  • 懐きやすい
  • 発情が少ない

しかし、このイメージでうさぎを飼うと、驚かされることになるかもしれません。

頑固で自己主張の強い子が多い

うさぎの性格や個性は、個体によって様々ですので、一概には言えません。

しかし、傾向として、うさぎには自己主張の強い子が多いです。

犬のように吠えたり、猫のように鳴けないうさぎは、いろいろな方法で自己主張をします。

  • トイレを持ちあげたり(時々ひっくり返す)、ケージを噛んで揺さぶったりして、ガタガタと音を立てる
  • ケージの中でバタバタと走り回る
  • 後ろ足をダンダンと踏み鳴らす(スタンピング、足ダン)

正直なところ、かなりうるさいです。

 

また、頑固な子が多いのもうさぎ。こうと決めたら絶対に譲りません。

筆者のうさぎには、ソファの上をトイレと決めてしまった子がいます。

匂いなどで誘導しても、うさぎには無駄な抵抗。結局、そこにトイレを置くしかありませんでした…。


決して懐きやすい動物ではない

自然界において、うさぎは弱い生き物。そのため、警戒心がとても強いです。

甘えん坊な個体がいる一方、飼い主にさえ懐かない子もいます。

一緒に遊びたくても、近づくだけで逃げてしまい、がっかりさせられることも…。

うさぎは頻繁に発情する

「うさぎは性欲が強い」と言ったら、驚かれるでしょうか。

弱い生き物であるうさぎは、たくさん子孫を残さなければいけません。

そのため、可愛らしい見た目に反して、発情の強い動物なのです。

しかも、発情しやすい時期はありますが、基本的にはいつでも繁殖が可能。

年中、飼い主に抱きついて腰を振ったり(マウンティング)、おしっこを飛ばしたり(スプレー)と、発情行動が見られます。

マウンティングの際にかまれたり、スプレーの後始末が大変だったりと、飼い主も苦労が多いものです。

 

うさぎを買ってはいけないケース(ハード面)

うさぎには前歯と奥歯しかありませんが、一生伸び続けますので、歯をすり減らす必要があります。

そのため、何でも齧ります。飼い主の想像以上に何でも齧ります。

これは本能からくる行動ですので、しつけで抑えきれるものではありません

しかも、うさぎの上の前歯は二重になっており、その破壊力も想像以上なのです。


家に傷をつけたくない場合

柱の角や木の窓枠、段差などは、うさぎの格好の餌食。あっという間にぼろぼろになります。

個体によっては、壁紙を器用に剥がして遊ぶ子も。

だからと言って、ケージに入れっぱなしにしておくのは、うさぎにとって最大の不幸。

出してくれと、ケージの中で騒ぎ始めることでしょう。

家に傷をつけたくない方に、うさぎはおススメできません。

家具やファブリックに傷をつけたくない場合

うさぎの餌食になるのは、家具も同じ。ソファ、いす、テーブル、チェスト……お構いなしに齧ります。

それならと布のカバーをかけると、今度はそれがうさぎのおもちゃに。

引っ張って遊ぶ、縫い目をほどくなど、飼い主が感心してしまうほどのイタズラ上手なのです。

おまけに、これと同じことを、カーテンで行うこともあるのです…。

 

うさぎを買ってはいけないケース(ソフト面)

うさぎが大変なのは、齧る性質だけではありません。

草食動物であるうさぎは、とてもデリケートな生き物。

犬や猫とはまた違う、草食動物ならではの注意点があるのです。


2泊以上の留守が多い場合

草食動物であるうさぎは、食事から繊維質を摂取して、常に腸を動かしています。

もし、腸の動きが止まってしまうと、うさぎにとっては文字通りの死活問題。腸内細菌のバランスが崩れる、腸の中でガスが発生するなど、大変な事態が起こるのです。

そのため、うさぎはまる1日以上の絶食に耐えられません。

 

飼い主が2泊以上の留守をする際は、えさや牧草を多めに入れたとしても、切れてしまうことがあります。

食べてしまうだけではなく、暇つぶしに食器や牧草で遊んで、こぼしたり落としたりすることがあるのです。

安心して預けられる方がいないなら、2泊以上の留守が多いお宅で、うさぎを飼うのは難しいでしょう。

排泄物や抜け毛が気になる場合

ほとんどのうさぎは、トイレを覚えることができます。

しかし、きちんとトイレができる子でも、うんちをポロポロと落としてしまうのは、珍しいことではありません。

先述したとおり、スプレーという発情行動も問題のひとつです。

排泄物が気になってしまう方には、うさぎは向かないと言えます。

 

また、うさぎにも換毛期があります。

抜け毛がおなかに詰まると「毛球症」という病気になりますので、飼い主はこの時期、うさぎのブラッシングをしなければなりません。

小さな体から、びっくりするほどの抜け毛が出ますので、こちらが気になる方もいることでしょう。

 

うさぎを迎えられるかどうか、よく考えることが大切

ここまで、うさぎを飼うことのデメリットを挙げてきました。

それなら、どうしてあなたは20年もうさぎを飼っているの?

お読みくださった方は、そう思うかもしれません。

 

飼い主に懐いたうさぎと暮らすのは、本当に楽しいものです

犬や猫より時間はかかりますが、意外なほど、言葉も理解するようになりますよ。

小さな体で喜怒哀楽を表したり、前足で顔や耳を洗ったり、癒しの仕草も満載。

飼い主に甘えるうさぎの可愛らしさときたら、家の傷さえ愛おしくなるほどです。

 

まずは、ご自身の環境でうさぎを迎えられるか、よく考えることが大切です。

その結果、うさぎを買ってはいけない、という判断になるのも仕方がないこと。

そして、うさぎを飼うと決めたなら、たくさん話しかけながら育ててみてください。

時間はかかるかもしれませんが、きっと、大切な家族の一員になってくれることでしょう。


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