結婚式に招待されたら楽しみな反面、服装はどうしよう?ご祝儀ってどのくらい包むもの?など気になることが沢山出てきますよね。

今回は、結婚式にお呼ばれした時の招待状の返信、服装、ご祝儀のマナーについてお伝えしていきます。結婚式での基本的なマナーをおさえて、お祝いの席を盛り上げましょう。

 招待状の返信

招待状への返信にもマナーがあります。

自分の都合で返信するのではなく、新郎新婦を思いやる気持ちが大切です。

招待状の返信は遅くても1週間以内!期日までには必ず返信

期日までの間で、できるだけ早く返信しましょう。

結婚式の招待状の返信は、早ければ早いほど好ましく、基本的には2~3日以内、遅くても1週間以内には返信するのがマナーです。

返信ハガキが届かないと式場との打ち合わせや準備などにも影響が出ます。

予定が確定せずギリギリまで返信できない場合は、その旨を新郎新婦にメールなどで連絡しておくと親切です。

ただし、予定確定後もメールなどで連絡を済ませるのではなく、招待状が正式な約束となるため必ず招待状で返信しましょう。

欠席の場合は、時間をおいてから返信

やむを得ず結婚式を欠席する場合には、すぐ返信せずあえて1週間ほど時間をおいてから返信しましょう。その間になんとか都合をつけようとした姿勢を表すため、即答は避けます。

ただし、出席の場合と同様、期日までには必ず返信しましょう。

 結婚式の服装マナー

白や全身黒は避ける

大前提として、白いドレスやワンピースはNGです。

結婚式において、白は花嫁の特権です。花嫁の白は、純潔さ、純真無垢なイメージの象徴です。ライトベージュやシルバーなども、光の加減によっては白く見えてしまうことがあるので注意が必要です。

全身黒のコーディネートは、喪服を連想させるためお祝いの席である結婚式にはNGです。黒のドレスを着る場合は、アクセサリーやバッグ、羽織りを明るい色にするなど華やかさをプラスするといいでしょう。

また、過度な露出は避け、ボレロやストールなどを合わせます。寒い時の防寒対策にもなりますので、一枚持っておくと便利です。

バッグの注意点

殺生を連想させるファーやアニマル柄の素材のものは避けましょう。

小ぶりで上品な、パーティーバッグにふさわしいものを持つようにしましょう。普段使いのカジュアルなものやくたびれたものは持って行かないようにします。

小ぶりなパーティーバッグには荷物が入りきらないことがあります。そこで、サブバッグとしてサテン生地やフォーマル感のあるバッグを持っていくと役に立ちます。時々、ハイブランドの紙袋をサブバッグとして活用している方を見かけますが、マナーとしてはハイブランドのものであっても紙袋は避けたほうがいいでしょう。

ご祝儀のマナー

ご祝儀の金額は?

新郎新婦との関係性にもよりますが、友人や職場関係であれば3~5万円、親族は3~10万円が相場となります。

偶数は「割り切れる=別れ」を連想させることからタブーとされています。ただし、例外があり奇数でも9は苦でタブー、逆に8は偶数でも末広がりで縁起が良いとされています。

新札を用意する

ご祝儀は新札で用意するのがマナーです。「新札を準備して結婚式を楽しみにしていました。」という心遣いを表します。前もって銀行や郵便局などで新札に換えておくのがベストです。

万が一、当日までに新札を用意できていない場合は、大きな結婚式場やホテルの場合はフロントで対応してくれることもあります。その場合は、新札の用意があるのか事前に式場やホテルに問い合わせしておくと安心でしょう。

最終手段として、お札のシワをアイロンで伸ばすという方法もあります。お札を霧吹きや濡れ布巾で少し湿らせて当て布をしてアイロンがけします。完全にシワがなくなるわけではありませんが、少しは新札に近づきます。

ご祝儀袋の選び方・書き方・包み方

ご祝儀袋はいくつか種類があり、書き方や包み方にもマナーがあります。

間違えると失礼に当たることもあるので気を付けたいところです。

 ご祝儀袋はどう選ぶ?

ご祝儀袋を選ぶポイントは、包む金額と袋のバランスが取れていることです。

包む額が多いのにご祝儀袋は安価なものだったり、その逆も同じでちぐはぐな印象を与えてしまいます。

金額別にどのようなご祝儀袋が適しているのか、詳しく見ていきます。

欠席する場合など、1万円程度の金額の場合は、水引や赤の帯紙が印刷されたものでOKです。

2~3万円程度の場合は、金銀や赤白の「結び切り」や「あわじ結び」の水引を掛けた一般的なものでOKです。

5万円以上の場合は、豪華なアレンジの「あわじ結び」か「和結び(日の出結び)」の水引や、上質な和紙を使用したものを選びましょう。

ご祝儀袋の書き方

「寿」の文字よりやや小さめに、水引の下に自分の名前を書き入れます。フルネームでバランスよく書きます。

夫婦連名は、夫の名前を右にフルネームで記入します。左に妻の下の名前を記入します。

友人同士の連名は、立場に差がなければ右から五十音別にフルネームで記入します。

職場の人との連名は、職位が一番高い人の名前を右側に書き、職位順に左へと書いていきます。

名前書きで気を付けることは、濃い黒色ではっきりと太めに書くことです。筆ペンなどで書くのが一般的ですが、筆ペンは濃い黒色と薄い黒色の両方書けるようになっていることがあるので注意します。薄い黒色はお葬式などでお香典に名前を書くときに使用することが多いので、十分に気をつけましょう。

 ご祝儀袋の包み方

ご祝儀袋には、中袋(中包み)というお札を包む袋がついています。一般的には、封筒の形の中袋がご祝儀袋とセットになって売られています。万が一、中袋がセットになっていない場合もご祝儀袋に直接お札を入れるのはマナー違反になりますので、必ず用意しましょう。

中袋には、包んだ金額と自分の住所、名前を記入します。金額の記入には漢数字を用います。一は「壱」、三は「参」という書き方が特徴です。

お札の入れ方は、取り出したときに紙幣が表を向いて、かつ肖像画が上にきていることです。すべての紙幣を同じ向きに揃えて入れます。

お札を入れた中袋をご祝儀袋に包みます。ご祝儀袋の裏面の折り返しは、上からの折を内側にして下からの折り返しを外側にします。これは慶事特有の折り方で、「幸せをこぼさないように受け止める」とい意味が込められています。

ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参するといいでしょう。マナーに加えて、水引などの飾りが崩れたり、袋の角が折れたりすることを防ぐことができます。

 まとめ

今回は、結婚式に招待されたときの

・招待状の返信

・服装

・ご祝儀

について基本的はマナーをまとめました。

新郎新婦にとって最高の日となるよう、招待されたゲストもマナーを守って失礼のないようにお祝いしたいですね。

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