小学生、塾はいつからいけばいいの?その判断のタイミング


小学生の授業参観に行くと、授業の後についつい長く他のお父さんお母さんと井戸端会議をしてしまいます。

最近ではよく「中学校の教科書が難しくなった」という話で持ちきりです。
上のお子さんがいる方によると、英語は特に学校の定期テストの平均点が30点とか40点とかになっているらしいのです。

うちの子は大丈夫かしら?と思いますが、家では子に「勉強しなさい」と言うだけになってしまいますよね。
しかも、「勉強しなさい」と言ったら、「わかってるよ!」と言われるばかり…。

そこで塾にでも行かそうと思いますが、中学受験をするわけでもない平凡なうちの子が、そもそも塾にいつからいけばいいの?と思いますよね。

そこで今回は、中学受験しない小学生が塾に行くと良いタイミングはいつなのか、紹介していきます。

小学校のテストで80点はわかっていない?

今や学校では塾に行っていない児童や生徒を探すほうが難しいくらい、みんな塾に行っています。
小学生でも、習い事感覚で塾に通っている子は多いです。

中学受験する生徒はもちろん、最近では公立中学校にすすむ生徒も、通っている場合が多いです。

みんなが行くから…という心理はもちろんあります。
塾に通っていることを前提に勉強を進めていかないと追いつかないという場合もあります。

よく勘違いされるのは、「小学校のテストで80点とれているから大丈夫!」というものです。
これは中学校のテストのイメージがあるからで、小学校のテストはもっと簡単なんです。

実際に中学生に聞くと、中学校で平均点以上取れる生徒は、小学校のテストではほとんど90点~100点をとっていました。

つまり、小学校のテストの点数が悪ければ、通わすタイミングだということですね。

「中学生になってからでいい」は少し遅いです。

勉強の仕方や、中学校の勉強の土台ができていないのに、中学生になっていきなり塾に通っても、すでに追いつけない場合も多いということです。

塾に行くとこんな風にいいことがある

塾に行くといいことはたくさんあります。

まず学校の授業がわかるようになってきます。
そうすると、学校が楽しくなります。

子どもにとって学校は一日の半分を過ごすところですから、その学校が楽しくなれば、生き生きしてきます。

それから、勉強の仕方を教えてもらえます。
公立の小学校で出る宿題は漢字や計算が多いです。
これはどちらかといえば訓練です。

中学に入っていきなり難しい問題に対応できるような勉強の仕方は、漢字や計算の訓練だけでは学べません。

塾の授業と、テキストやプリントを使って、勉強の仕方が学べます。

また塾にはいろいろな学校の生徒が来ています。
中学生や高校生も来ている場合がほとんどでしょう。
違う学校や上の学年の生徒との交流で、刺激を受けるのもいいですね。

塾に行くとこんな風な悩みを持つことも

ただ、塾に行くと逆に悩む生徒もいます。
勉強で他の生徒と比較され、自分ができないと感じて落ち込んだりします。
塾に来ているほかの生徒と折り合いが合わなかったり、ということもあるかもしれません。

もちろんそれも含めて成長していくと考えれば、良いことでもあります。

また、塾は夜に家を出ることがありますから、道中が心配な面もあります。

時間もとられるので、忙しさが増します。
学校から帰ってきて塾に行くまでに時間がなく、バタバタと過ごしてしまうことにもなりかねません。

それから保護者には、もちろん、費用負担という悩みができます。
教育費はなかなか大きいものがあります。

塾といってもたくさんの形がある

そしてひとくちに塾と言ってもたくさんの形があります。

レベルで言っても、

  • 学習塾
  • 補習塾
  • 進学塾
  • 受験塾

があるでしょう。
といっても、たいていはレベルによってクラスを分けたりしていますから、どの塾でも相談には乗ってくれるでしょう。

ただ、大手塾では入塾テストをやって、一定の成績以上をとらないと入れてくれないなんていうところもあります。

それから教える形としては、

  • 集団指導
  • 個別指導
  • パソコン学習
  • 自立型学習

などがあります。

最近の流行が自立型学習をうたっている塾です。
自立型学習は、生徒自身が進めていき、わからないところを聞くという形です。
その名の通り自立心が高まり、勉強の仕方によっては大きく伸びます。
ただ、甚だしく成績が悪く、問題もちゃんと読めないくらいの生徒(20点以下)には、不向きでしょう。

他の形も、それぞれにいいところと悪いところがあります。

集団指導では、競争心が育ちますが、結局学校と同じ意識でなんとなく授業を受けてしまう場合があります。

個別指導では、丁寧に教えてもらえますが、依存心が高まってひとりでは勉強できなくなる生徒ができやすいです。
また、費用面でも負担が大きくなります。

パソコン学習は、映像を見たりプリントを印刷したりして進めていく塾です。
自分のペースでできますが、やはり質問などができる生徒でないと効果が薄いでしょう。

まとめ~その子にあった塾選び

結局のところ、成績が伸びるのは、その子が塾に入って頑張れるかどうかです。
タイミングとしては、小学校の4年生以降、小学校のテストで80点が多いようだったら、塾を考えたほうがいいでしょう。

大手塾なら雰囲気、個人塾なら塾長を見て、授業を体験してみて決めるのが一番です。

遅れが激しくなってから慌てて入れるより、不安になってきたと思ったら、塾を探し始めていいサインです。

塾に入る前に塾のホームページを見て、塾の先生とも話をして、感じのよいところにするのがいいですよ。

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