もしかしたら発達障害かも!?その特徴と対処法


近年、発達障害という言葉がよく聞かれるようになりました。

厚生労働省の調査でも、2018年度の調査で発達障害を抱える人は日本で推定48万人というデータが出ています。

大人でも子供でも、「生きづらさ」を感じている人の中には、発達障害の特性を持っている人も多いでしょう。

自分が発達障害かどうかは、専門の心療内科や公共機関にいって調べてもらわないとわかりません。
ですが、そうした心療内科などに足を運ぶのは、なかなかに高い壁があると言えるでしょう。

それに、発達障害が判明したからといって、どうなるわけでもありません。

ただ、自分や自分の周囲の人が発達障害を抱えていたり、それに近い状態であるとわかれば、対処していけることもあります。

今回は、自分で発達障害なのかどうか疑えるような発達障害の方特有の特徴と、その対処法を紹介していきます。

発達障害かもしれない人の特徴

これからあげるような特徴が当てはまったからといって、絶対に発達障害というわけではありませんので、しっかり判断したい方は、心療内科などの専門機関を受診するようにしてください。

約束を忘れてしまう、覚えていても約束が守れない

まず、約束したことを忘れてしまうことが非常に多い方。
また、約束は覚えているけれど、その内容の詳細を忘れてしまったり、面倒になって守れなかったりする方。

それから、約束の時間に必ず5分ほど遅れてくる方。
遅れてくるとき、大げさにバタバタして到着する方。

持ち物を必ずひとつは忘れてしまう方。
忘れても平気に思ってしまう方もいます。

身の回りがごちゃごちゃしている

片付けができない傾向にあるため、身の回りは常にごちゃごちゃしています。
例えばバックの中身は常にごちゃごちゃしています。
時にはゴミが入っていることもあります。

突然思い出したようにバックを探ることはありませんか。
バックの中に忘れ物は入っていないのに、ずっと探していて、忘れたことを言い出せなくなっていませんか。

声の大きさが調整できない

しゃべっていて、自分でもびっくりするぐらい大きな声で笑ってしまうことがよくある。
しゃべっていて突然声量が大きくなったり小さくなったりする。

みんなが振り向いてしまうくらい大きな声で「ごめんなさい」といってしまう。

周囲の音に敏感で、自分の出す音には無頓着

声の大きさがコントロールできないだけではありません。
音全般に過敏に反応してしまう場合があります。

周りの音がすごく気になって、音がするとそちらを見ないではいられない。
部屋に誰かが入ってきたら、必ずそちらを見てしまう。

机の上に文房具を置くときに大きな音を立ててしまう。
椅子に座るときもガタガタ音を立てて目立ってしまう。
いつもモゾモゾしてしまう。

順番を立ててその通りにやれない

順番を立ててその通りにできないので、集団行動は苦手。
説明されても頭に残っていなくて、簡単な作業でも順番通りやるのに何回も聞かないとできない。

何かひとつのことをし終わったときに、使ったものをしまったりするのが苦手。

知らず知らずのうちに、人を傷つけてしまう

すぐに自分のことをしゃべりたくなってしまう。
相手が何で傷つくかわからない。
言っていることが相手を怒らせることでも、つい言ってしまう。

どうでしょうか、あてはまるところはありますか?
いいとか悪いとかではなく、発達障害は「特徴」や「特性」の一つと考えて、自分の性格として付き合っていかなければなりません。

発達障害かもしれない!?その対処法

本気で診断して治していきたいならば、もちろん専門の機関の受診が必要です。

しかし「特性」と割り切って、自分で付き合っていく場合には、いくつかの対処法もあると思います。

メモを多くとりましょう、大きなノートにメモを取りましょう

とにかく忘れ物をなくすために、メモを取りましょう。
でも、小さなメモ帳にメモしたら、そのメモ帳自体をなくしてしまいますよね。

ですから、メモを取るノートを大きくしましょう。
ノートが大きければ、置いておいても目立ちますし、なくす確率が減ります。

時計を5分進めておきましょう、タイマーをかけましょう

いつも時間に遅れてしまう人は、思い切って家じゅうの時計を5分進ませましょう。
そうすれば、5分前に動くことになります。

それから、やらなければならないプレッシャーは減らなくても、5分の猶予ができれば心持ちが違ってきます。

ごちゃごちゃしたものは、思い切って捨ててしまいましょう

とっておいても、カバンの中でゴミと化すだけです。

思い切って捨ててしまいましょう!

音にはいつも気を付けましょう

音を出してしまうのを止めるのは、なかなか難しいです。
文房具などは、プラスチックよりも、ラバー素材や木などを多く使ったものにしたほうが、音が出にくいです。

ドアを閉める音も、気になるものです。
静かに閉めるようにいつも心がけましょう。
家のドアの前に張り紙を貼っておくのもいいですよ。

話す前に一呼吸おいて

気持ちが高ぶったときにどんどん話したくなる気持ちはわかりますが、そんな時こそ一呼吸おいて話すようにしましょう。
勢いで話してしまって、相手を怒らせてしまうこともあるでしょう。

ゆっくり話そうと心がけるのもいいことです。

まとめ


発達障害は、誰しもが抱えている可能性のある「特性」と言えます。
そうだったからといって、簡単に言えば「気を付けて生活していくしかない」といえるものでもあります。

周囲の人の理解もあれば、生きづらさは半減するかもしれません。

それでも自分であることからは逃げられませんから、そうした「特性」は受け入れて、ストレス少なく生きたいものです。

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