買ってはいけない!誤嚥に繋がるこどもの食べ物

子供の誤嚥による窒息死は悲しいことに毎年発生しています。

食事は生きていくのに必要不可欠な行動で人生を豊かにする楽しい時間でもあります。

毎日の習慣だからこそ気を抜いてしまいがちですが、危険は身近に潜んでいるものです。

この記事では保育園で管理栄養士として働く筆者が、子供に食事を提供する上で注意していることをお伝えしていきます。

是非最後までご覧ください。

誤嚥とは?

食べものは歯で細かく噛み砕かれると食道を通って胃に流れていきますが、

誤って気管から肺に入ってしまうことがあります。

この状態を『誤嚥』といいます。

気管に入った食べ物が気道を塞ぐと窒息したり、食べ物が肺に流れ込むと誤嚥性肺炎という疾病に繋がることもあります。

どんなものが誤嚥しやすい?

乳幼児の気管の直径は1cm未満です。

よってこれより大きいものは気管の入り口を塞ぎ窒息の原因に繋がりやすくなります。

球形のものは直径4.5cm以下、

球形以外のものは直径3.8cm以下の食べ物が特に危険とされています。

乳幼児は噛む力や飲み込む力が十分に発達していないので、食べ物が丁度良い大きさに噛み砕かれないと誤嚥に繋がります。

誤嚥・窒息に繋がりやすい食べものの形状や性質はこんなものがあります。

①弾力があるもの:こんにゃく、きのこ

②なめらかなもの:柿やメロンなど熟れたフルーツ、豆類

③球形のもの:ミニトマト、乾いた豆

④粘着性の高いもの:餅、白玉団子、ごはん

⑤固いもの:肉、えび、いか

⑥唾液を吸うもの:パン、焼き菓子、ゆで卵、サツマイモ

⑦口の中でバラバラになりやすいもの:ブロッコリー、ひき肉

食べさせる時にはこんな配慮を!

誤嚥しやすい食べものも色々な種類がありますね。

これらの食べ物をすべて制限してしまうと子供の成長に必要な栄養を十分に摂ることができません。

安全に食事を提供するためにこんなことに配慮をしてあげましょう。

1cm未満にカットする

弾力があるものや繊維が固いたべものは、
子供が噛めなくても飲みこめる大きさにカットすることがポイントです。
白滝やきのこ類、葉物の茎部分は短くカットしましょう。

とろみをつける

唾液を吸うものや口の中でばらばらになるものは、

とろみをつけるとまとまりが良くなり飲み込みやすくなります。

水溶き片栗粉やとろみ材を活用しましょう。

混ぜこむ

なめらかなものやパサパサしたものは単品で与えないようにしましょう。

フルーツはパウンドケーキや蒸しパンに混ぜ込んで使うと食べやすいです。

ゆで卵やサツマイモは炒め物や煮物の具材として使用し、煮汁と一緒に与えてあげましょう。

スティック状にカットする

かじり取りができるならスティック状にカットして提供することもおすすめです。

自分の一口量を覚えることができますし、

一度に詰め込むリスクを抑えることができます。

ケーキや蒸しパンなどのパサパサした食べ物に向いています。

水分を摂る

粘着性が高い食べものや唾液を吸う食べ物は飲み物も一緒に用意します。

呑み込みがうまくいっていても食道に詰まっていることもあるので、

大人が良く見てあげて食べている合間にお茶などの水分を摂ることを促してあげましょう。

食べている途中に飲ませるのは逆に危険です。

食べものが水分を吸って膨らみ余計に詰まりやすくなってしまいます。

口の中に食べ物が残っていないか確認してから水分を摂ることを促してあげましょう。

危険!買ってはいけない食べ物

配慮をすれば食べさせることが可能なものもありますが、

それでも3歳未満のこどもには発達や危険のリスクから与えるべきではない食べ物があります。

ナッツ・乾燥豆


ナッツは硬く、3歳未満の子供の歯では噛みくだくことが困難な食材です。

丸飲みしてしまうと気道を塞ぐ大きさなので窒息する可能性が高いです。

アレルギーもでやすい食材なので3歳未満の子供に与えるべきではないでしょう。

あめ・ラムネ


これらもナッツ同様固くて噛み砕くことができず丸飲みする危険があるものです。

特にあめは舐め終わりに時間がかかり、いつまで口の中に入っているのか確認しにくいものです。

舐めると徐々に溶けて小さくなっていきますが、

どのぐらいの大きさで口の中に入っているのか、

いつまで口の中に入っているのか確認が取れません。

口の中に入ったまま激しい動きをすると窒息に繋がりやすいのでこれらの食べ物も与えることは危険です。

こんにゃくゼリー


こんにゃくゼリーによる窒息事故が後を絶たず、一時話題になりました。

ゼリーでも餅や白玉団子のような粘着性も持ち合わせています。

小さくカットしても弾力が強く噛みきりにくい食べものです。

商品に注意喚起はありますが与えるべきではありません。

まとめ

危険だから!

と必要以上に食べ物を制限してしまうと子供に必要な栄養を十分に摂ることができなかったり、

発達を妨げる原因にもなります。

時にはうまく噛めずに丸飲みしてしまったり、詰まってしまうこともあるかもしれませんが、

そういう経験を積んで自分の一口量や食べるペースを学んでいきます。

大切なのは大人がよく見ていてあげることです。

子供の安全と成長に配慮しながら楽しい食事時間を共有していきたいですね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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