【日本語ワープロソフト「一太郎」は買ってはいけないか？】
私のワープロソフトの変遷ですが「一太郎」→「Word」→「一太郎」で、この度また一太郎へと戻ってきました。
ところで、「一太郎」自体を知らない方も見えるでしょう。
1985年2月「jx-word太郎」から始まり、脈々と発展を遂げてきたJustsystemsの日本語ワープロソフトです。
一般的に使われているWordのMS-IME（日本語入力システム）の漢字変換精度は悪くてとても使いにくいです。
普及率では圧倒的にWordの方が高いです。
しかし、画面の文字は、一太郎の方が美しくて目に優しいです。
結論を書いてしまうとライターさんなどは、一人で仕事をすることが多いと思うのでWordのほかに一太郎を持っていてもいいのではないでしょうか。
私はWordと一太郎の二刀流です。
または、ATOK PassPortだけ契約して（年間プレミアム7,920円）、Wordを使うのもありですね。
【ATOKの日本語変換が素晴らしすぎる】
ATOKの日本語変換がとてもよくできています。硬い文章から会話口調、最新の言葉遣いまで網羅しているため、自然な日本語で書くことができます。
Wordだと合っている文章なのに、間違いだと指摘されてしまうことがあるのでとてもイライラとします。
ちなみに、一太郎2022＋ATOK PassPort特別優待版は、11,880円（税込み）となっています。
※特別優待版とはJustsystems製品、Microsoft365などでWordをすでに持っている方に適用されるもので、通常版よりもかなり安く購入ができます。
個人的な意見ですが、ATOK PassPortだけの購入よりも一太郎2022を購入してしまった方が便利なのではないかと思います。
ただ、価格差は結構ありますのでATOK PassPortだけでももちろんかまいません。
【一太郎は校正能力が高いです】
一太郎は校正能力がWordより高いです。ただ、完璧ではありません…
【漢字変換能力も高いです】
一太郎は、文脈に沿った漢字変換が得意です。Wordだと漢字変換能力も低いので、かなり集中しながら文章を入力しなくてはいけません。一太郎は的確に漢字変換してくれるのでストレスが減り文書作成もスピーディーにできます。
【一太郎は買い取り型】
一太郎は買い取り型で、サブスクのように毎月かかる料金を気にしなくてすみます。サブスク型とな
ってしまったWordより料金的に気が楽です。
【一太郎の欠点はやはりWordより使っている人が少ないこと】
やはり一太郎の欠点は、Wordより利用者が少ないことです。ですので一太郎で文書を作成してもお客様などに対してそのままではお渡しできません。
とても優秀な日本語ワープロソフトなのに残念です。
このことを考えるとやはりメインとして使うのは、Wordということになると思います。
ファイルの送受信をあまりしない、一人で仕事をしている方には一太郎をおすすめできます。
【一太郎2022はWord2003の形式で保存ができます】
一太郎は、Wordの形式で保存ができます。
Word形式で保存されたファイルを開くと、体裁が悪く一太郎でのレイアウトは崩れてしまっているというのが現実です。
ですので、仕事で頻繁に文書データを送受信するときはWordを使い、日本語入力はATOKを使うというものになると思います。
WordPressでブログを書く際、文書作成は一太郎で行うと誤字脱字も少ないでしょう。
そしてWordPressへコピペするとブログも楽に書けます。WordPressに貼り付けても体裁が崩れることはありません。
【一太郎はフリーカーソル】
フリーカーソルとは、どういう事かというと印刷範囲内であれば任意の空白の場所にカーソルを持
って行って入力ができるというものです。
Wordではこのようにはいきません。
【一太郎の対応しているOS】
一太郎2022はWindows、Android、Mac、iOSに対応しています。ですので、使用する機器に制限がないのと同じことになります。
【一太郎は罫線が得意】
一太郎は罫線がとても引きやすいです。代わりに図形作成機能がWordよりも低いと思われます。
ここで、Wordのメリット・デメリットをあげてみたいと思います。
Wordのメリット
①普及率が高い
②ATOKがWordでも使える
Wordのデメリット
①日本語能力が低い
②文脈に沿った漢字変換が苦手
③サブスク形式しかなくお金を払い続けるのが苦痛
④一太郎からコピペしても体裁が悪く見づらい
⑤フリーカーソルではない
【まとめ】
一太郎の最大の欠点は、普及率が高くないということです。
Wordは、文書をパソコンで入力する方は大概持っているでしょう。
効率的な文書作成方法としては、WordとATOK（日本語入力システム）の両方を持つことだということです。
一太郎は買い取り型でWordはサブスク形式になります。
あまり、文書をあまり書くこともない方はWordのみでいいかもしれませんが、仕事で文書を書く必要がある方には「一太郎」の存在は、記憶の片隅に置いておいてもいいかもしれませんね。
