買ってはいけない！豚トロ！？
豚トロっておいしいですよね。
脂がのってプリプリしていて、
焼き肉店でも、大変人気のメニューとなっています。
一度は食べたことのある方も多いと思います。
このように私たちに愛されている「豚トロ」ですが、
実は身体によくないという話もあるのです。
この記事を読んで頂くと以下の事がわかります。
それでは最後までよろしくお願いします。
豚トロについて詳しく知ろう
まずは「豚トロ」について、詳しく説明していきます。
「豚トロ」は、豚のほおから肩の部分のお肉となります。霜降りとなっていることが特徴的です。マグロのトロのような見た目から、「ピートロ」とも呼ばれています。
「豚トロ」は豚1頭から、わずか300ｇしかとれない希少な部位です。希少と言われる部位のヒレが1頭あたり1kgなので、いかに「豚トロ」が希少なのかがご理解いただけると思います。「豚トロ」のカロリーは100gあたり、386kcalとなっています。脂身が多い部位のためカロリーは高めとなっています。また、糖質は0ｇと糖質制限の人にはうれしい部位となっています。豚トロ始め、豚肉自体が糖質をほとんど含んでいません。糖質が気になる方には豚肉はおすすめのお肉です。
豚肉は、たんぱく質とビタミンB1を多く含むことで有名です。また、私たちの血や筋肉など体を作るたんぱく質も豊富に含まれています。
そして、たんぱく質はアミノ酸からできています。豚肉のたんぱく質には、私たちの体内では生成することができない必須アミノ酸も9種類すべて含まれていて、そのアミノ酸の吸収率も非常に高く、良質なたんぱく質のみなもととなっているのです。
また、豚肉には、ビタミンB群が豊富に含まれています。特に、このビタミンB1の含有量が食品の中でもトップクラスに多くなっています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために大切な栄養素となっており、摂取することで疲労回復や免疫力の向上にも繋がります。そして、豚肉の脂肪の中には、善玉コレステロールを増やす「ステアリン酸」が含まれています。この「ステアリン酸」は、血管内のコレステロールを取り除き、動脈硬化を予防してくれる効果があるのです。また、抗酸化作用も知られています。
豚肉には、「オレイン酸」も多く含まれます。この「オレイン酸」は発がんを抑制して、生活習慣病を予防する効果があるといわれています。「オレイン酸」は、悪玉コレステロールを減らす働きもあるので、健康維持効果も期待できます。
豚トロは結局危険なのか？
このように、私たちの健康にとって良い面がたくさんある「豚トロ」ですが、結局身体にとって危険な食品なのでしょうか？
まず、危険と言われた原因としては、このような話が広まったからです。
『養豚業者の人は、「豚トロ」を決して注文しない。豚トロというのは、豚の首から肩にあたる部位の肉になっていて、豚を飼育する際に病気を予防する抗生物質を注射するのは、ちょうど豚トロの部位。そのため、抗生物質がその部位に残留している恐れがあるため、そんな危険な部位の肉を養豚業者は絶対に食べない』
この話の正誤はさておき、そもそも「豚トロ」は、正式に国で定められた呼び方ではありません。。焼肉店で「豚トロ」という言葉が利用されるようになり、それが広まっただけです。そして、正式な決まりがないがゆえに、スーパーで安価に買える豚トロは、首周りの肉ではなく、豚の背脂を加工したモノである場合があります。脂の多い豚肉を「豚トロ」と名づけた豚肉も多く出回っているのです。
これから、正式な部位の記載を求める声も上がっていますので改善されることを期待したいですね。
実際、抗生物質については、豚の首周りに薬を打つため、残留薬物を懸念したことが発端となっている可能性が高いです。しかし、豚をと殺場に連れて行くためには、薬を打ってから一定期間の時間を空けないといけないという規則が厳格になります。その期間を破ってしまうと、その業者は、保健所から営業停止処分となってしまいます。注射の痕があるだけで、その豚は食用肉に加工することができない決まりになっているのです。
このように国内で生産されている豚に関してはほぼ安全と言えるのです。
しかしながら、海外産についてはこの限りではないので注意が必要です。
まとめ
「豚トロ」は、焼き肉店が発端となった明確な決まりがない部位という事は非常に驚きましたが、、豚肉そして、「豚トロ」自体は、栄養も豊富で、しっかり確認をして食べれば非常に健康のためにいいことが分かりました。
一方、肉の決まりもあいまいな点もあるため、スーパーなどで販売されている安価な商品には注意が必要です。
購入の時にしっかりと確認していきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
