買ってはいけない?整髪料

髪型を整え、カッコよく決めたい時に欠かせない整髪料ですが、毎日使っていると抜け毛や切れ毛など毛髪への影響が気になりますね。

この記事では、買ってはいけない整髪料があるのか、そして整髪料にはどんな種類があり、その成分による影響があるのかをご紹介します。

整髪料の種類

整髪料には様々な種類があります。

それは、水分・油分・アルコール分の3つの成分のバランスと、固形・液体・気体などの状態によって違います。

1.ワックス(油性・クリームタイプ)
髪にボリュームや動きを出したいときに便利です。ソフトタイプやハードタイプがあり、髪の流れを作りたい、固めたいとなりたい髪型によって使い分けができます。

2.ムース(泡状タイプ)
パーマスタイルなど、ウェーブをキープしたいときや動きを出すときに使用します。
ハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプの方が持続力が強くなります。

3.ジェル
ジェルは、髪型をガッチリ固めたいときやウエット感、ツヤを出したいときに向いています。


4.スプレー
スタイリングの仕上げに使います。ツヤを出したり、長時間のキープ力に優れています。


5.ポマード
ジェル状で、ピタッと固めたいときに濡れ感やツヤが出せます。

ポマードというとリーゼントやオールバック、七三分けのイメージですね。


6.グリース
水溶性のポマードです。ハードタイプとソフトタイプがあり、ソフトタイプのセット力は弱め、固めすぎず自然な仕上がりが好みの方に向いています。

カチッと固めたい方はハードタイプが良いでしょう。

整髪料の髪への影響

整髪料の成分

ヘアワックスは、合成界面活性剤、油分、香料、防腐剤などが原料となります。

ヘアムースの成分は合成界面活性剤と合成樹脂で、多くのヘアムースにシリコンとアルコールが配合されています。

ジェルやスプレーの主成分は合成樹脂です。使ってから時間が経つと出てくる、白い粉状のものが合成樹脂です。

ポマードの主成分は油分です。植物性と鉱物性があり、植物性はヒマシ油や木蝋などに香料を練り込んだもの、鉱物性はワセリンやミネラルオイルなどを練り合わせたものになります。

グリースの主成分は、原料に合成界面活性剤が使用されています。

整髪料の頭皮へのダメージ

多くの整髪料に配合されている石油などで作られた合成界面活性剤は、水と油分を結びつけるために必要なものです。

しかし、使用しすぎると頭皮の油分が奪われ、肌荒れの原因になります。

界面活性剤は何千種類とありますが、全てが悪いというわけではありません。

天然の界面活性剤もありますが、一般的に売られている洗剤などの大半のものに、有害とされる合成界面活性剤が配合されています。

そして、合成界面活性剤は皮膚を通して体内に入るという浸透しやすい性質を持っています。

他にも整髪料は、油分が多くシリコンがコーティング剤として配合されているので、頭皮に付くと毛穴を塞いでしまい、薄毛や脱毛の原因になります。

また、シリコンは洗浄力を低下させるので、洗浄力の高いシャンプーが必要になり、洗いすぎると逆に頭皮が乾燥し、頭が痒くなったり、フケの原因になります。

合成界面活性剤が頭皮に付着すると、汚れや有害物質を吸収しやすい状態になるので、アレルギー性皮膚炎の原因にもなりかねません。

整髪料をしっかり落とす

ヘアワックスやスプレーなどがっちりと固めたヘアスタイルは、油分が非常に多く含まれているので、シャンプーするだけで簡単に落とすことができません。

その際は、シャンプーより先に、コンディショナーやトリートメント適量を髪に馴染ませて揉み込み、しっかりすすいでそのあと丁寧にシャンプーをすると、整髪料を落とすことができます。

油と油と馴染ませて、髪へのダメージを最小限にするイメージですね。

整髪料を十分に落とさないで、頭皮についたまま寝てしまうと毛穴が詰まったり、頭皮トラブルの原因になります。

頭皮の健康を保つために、しっかりと落としてから寝るようにしましょう。

まとめ

整髪料は、簡単にヘアスタイリングでき、髪の毛をしっとりさせ髪の広がりを抑えたり、表面の油分により髪同士の摩擦を防ぐなどの役目を果たしています。

ですが、頭皮につくと毛穴を防いでしまいます。

スプレータイプは髪が短いとついてしまうので、30センチ以上離し、スプレーします。

頭皮につけないようにすると毛穴に皮脂が詰まるのを防ぎ、毛穴汚れをきちんと落とすことで血行促進になり、頭皮の健康につながります。

簡単に髪がまとまったり、ツヤツヤさらさらになるということは、強いシリコン剤や速乾性のあるアルコール成分が配合されています。

髪に残るシリコン剤により、カラーやパーマがかかりにくかったり、強い薬剤が髪の内部まで入ることで、髪への負担になります。

刺激が強いと感じたり、肌に合わない場合は使用を控える方が良いですね。

ヘアスタイルを手軽に整えるときに便利な整髪料ですが、使い方に気をつけて、自分に合ったものを選んで髪のおしゃれを楽しみましょう。

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