ドラッグストアや薬局でも気軽に購入できて、家に一つはあるワセリン。
保湿力に優れていて、全身に使えるアイテムなので冬場は特に活躍してくれますよね。
身体や手の乾燥対策として使っている方が多いと思いますが顔にも使えるのでしょうか？
実は、顔の乾燥対策として使ってもよいワセリンと使ってはいけないワセリンがあるんです・・・
今回はその特徴を解説していきたいと思います！
ぜひ、最後までご覧くださいね。
ワセリンは何からできている？
ワセリンは、石油を原料に作られている鉱物油なんです。
石油が原料と聞くと、肌に使っていいの？と思ってしまいますよね。
ですが、石油自体が天然化石燃料で自然素材なんです。
精製された、白色ワセリンであれば、顔に使ってもOKなんです。
最近では、アレルギーを引き起こしにくく、さらに腐ってしまう心配もないことから安全性が高いとして、皮膚科で処方されるお薬や軟膏のベースにもなっているんですよ。
ただ、ワセリンは保湿剤などが入っておらず、いってしまえば油そのものなので、美容成分などが配合された美容クリームのような、お肌を潤わせるという効果は期待できません。
肌の上にバリアを張り、肌を保護してくれるような役割がありますので、水分蒸発を防ぐ目的で使用しましょう。
インターネット上では、ワセリンを顔に塗るとニキビが悪化したという声も。
顔に使ってもよいワセリンの特徴と、その種類をご紹介します。
顔に使用してもよいワセリンの種類
サンホワイト
サンホワイトは、医薬部外品です。
純度が高く、パッチテストの基材としても使われています。
伸びが非常によく、ベタベタしないため顔にも使用しやすいです。
プロペト
こちらは不純物が少なく、赤ちゃんの肌にも使用できます。
また、顔の疾患にも使えるほど高品質。
眼球に塗る軟膏の基材としても使われることが多いです。
白色ワセリン
最もポピュラーなワセリン。
安全性が高く、保存性にも優れているため、医療現場で使われたり皮膚科で処方されることも多いです。
ヴァセリン
ドラッグストアなどでよく見かける輸入品のワセリンです。
長期保存に向いています。
ただし、酸化防止剤が入っているため気になる方は顔への使用は控えてください。
顔にワセリンを塗るときの注意点は？
顔に使えるワセリンの種類をご紹介しましたが顔に塗る場合は注意が必要です。
顔のみに使用するのであれば使用料は米粒半分程度でOK
手のひらに取り、両手で温めながら伸ばし押し付けながら塗ります。
あまり量をたくさん塗ると、空気中のホコリが肌につき、それが刺激となって肌荒れなどのトラブルを引き起こします。
また、毛穴に詰まってしまうことも。
べたつきが気になる場合はティッシュで軽くオフしてください。
化粧水や乳液などの水分を逃がさないように閉じ込めてくれるので、乾燥を感じにくくなりますよ。
ワセリンの使い６選
肌ケア以外の用途でもたくさんの使い道があるワセリン。使い方の応用を６つご紹介しますね。
化粧下地として
一般的な化粧下地には、界面活性剤や保存料などが入っているため、肌トラブルが起こったときに使用すると、悪化してしまう恐れがあります。
肌トラブルを抱えているのにメイクをしないといけないという時は、化粧下地の代わりにワセリンを使いましょう。
不純物が入っていないため、肌トラブルを悪化させる心配もなく下地として代用可能です。
靴擦れ防止に
少しきつめの靴や、新しい靴を履くと靴擦れが起きやすくなります。
ワセリンをあらかじめ靴擦れしそうな場所に塗っておくと、肌を保護し摩擦を軽減してくれるので肌に傷がつくのを防いでくれますよ。
リップパックとして
リップクリームとしても使用できるワセリン。
特に乾燥がひどい時は、ワセリンを使ったリップパックがおすすめです。
唇を覆うようにワセリンをたっぷり塗り込んで、その上からラップをかぶせ、10分程度置きます
すると、唇の乾燥が軽減されたり、唇の縦ジワが目立ちにくくなりますよ。
口紅の色落ち防止に
口紅を塗った後にワセリンを薄く塗ることで、コーティングされ口紅の色持ちをよくしてくれる効果があります。
メイク直しが出来ないときにおすすめの裏ワザです。
枝毛予防が出来る
なんと髪のケアにも使えるワセリン。
枝毛が気になるところに少量のワセリンを塗り込むと摩擦を防いでくれるので、枝毛予防になりますよ。
また、髪のパサつきが気になる部分にも軽く塗り込みます。
髪がしっとりと落ち着くのでパサつきを抑えてくれますよ。
メイクの修正に
アイメイクなどのポイントメイクの修正にも使えます。
ワセリンには油分が入っているので、ワセリンを含ませた綿棒でを使えば、はみ出してしまったアイライナーなどもなでるだけで簡単にオフできますよ。
外出先でのお直しにも持っておくと便利だと思います。
ワセリンはかなり使えるが、顔に使用する際は使い方に注意する
ワセリンは、顔や体の保湿だけでなく髪の毛やお直しにも使えるかなり優秀なアイテムです。
乾燥の厳しい冬には常備しておきたいですよね。
顔に使う際は、ワセリンの種類をきちんと選び、あまりたっぷり量を付け過ぎないようにするなど、注意が必要です。
家に一つあれば、必ず活躍してくれるワセリン。
ご紹介させていただいた使い方もぜひ参考にしてみてくださいね。
