買ってはいけない!快気祝いの品物とその3つの理由

快気祝いとは、病気やケガから回復した人が、お見舞いに来てくれた人やお世話になった人への感謝の気持ちを伝えるために贈るもの、いわば、「お見舞いへの返礼品」です。

快気祝いを贈る際には、実は贈ってはいけないものもあります。

贈り物は相手に喜んでもらえるように心配りすることが大切です。マナーや習慣を知っておくことで失礼なことを避けることができます。

快気祝いで贈ってはいけない品物について、順に見ていきましょう。

快気祝いに贈るとマナー違反になる品物3つ

NG①:寝具類は病気が残るイメージで縁起が悪い

特に注意したいのが、寝具類です。なぜ寝具類が快気祝いに向かないのか、その理由を説明します。

まず、寝具類とはシーツやパジャマ、毛布や枕といったものです。これらは普段使うものであり、快適な睡眠をサポートするものですが、快気祝いに贈ると病気やケガが残って寝込むようなイメージを相手に与えてしまいます。

また、「病床」や「入院」を連想させることで不吉な印象を与え、相手に不幸や災難が起こることを暗示することになります。

したがって、快気祝いでは寝具類は避けるべきです。代わりに、「消え物」や「食べ物」、「日用品」、「体調管理グッズ」などがおすすめです。

寝具類は要注意ですね!

NG②:赤飯や紅白餅

赤飯や紅白餅は、昔から快気祝いに贈るものでしたが、最近では避ける傾向にあります。

その理由は、以下の通りとされています。

  • 快気祝いは本来お見舞いのお返しであり、お祝いではないという考え方。これらを贈ると、病気やケガを軽く見ているように感じられる恐れがあります。
  • 赤飯や紅白餅は、赤と白の色合いが「血」や「傷」を連想させるという説。これらを贈ると、病気やケガが再発したり悪化したりすることを暗示すると考えられます。
  • 赤飯や紅白餅は、保存期間が短くすぐに消費しなければならないものです。これらを贈ると、相手からの返事を急かしているように感じられる恐れがあります。

以上のような理由から、赤飯や紅白餅は快気祝いにふさわしくなくなってきています。

おめでたくてお祝いのイメージなんだけど、「快気祝い」では

NGなのね!

NG③:「切り離す」や「切れ目」を連想させるもの

快気祝いに包丁やハサミを贈ってはいけないというのは、一般的な迷信や風習の一つです。包丁やハサミは「切れる」ものなので、贈ると関係が切れたり、縁が切れたりするという意味があると考えられています。

しかし、実際には包丁やハサミを贈っても失礼に当たらない場合もあります。例えば、料理好きな人やプロの料理人に高級な包丁を贈る場合は喜ばれることも多いです。また、包丁やハサミを贈る際に「切れ味が良くて便利だから」というようなメッセージを添えたりすることで、誤解を避けることができます。

快気祝いに包丁やハサミを贈るかどうかは、相手の好みや関係性によって変わります。迷ったら他のプレゼントを選ぶ方が無難かもしれませんね。

よほど親しい間柄の人でない限り、贈り物として刃物を選ぶのは
避けた方がよさそう。

快気祝いにおすすめの品物は?

それでは、快気祝いとして一般的に好まれる商品について紹介します。
贈る品物は消費できるものや消えてなくなるものを選ぶのが一般的です。

基本的には、相手の好みに合わせて選ぶのが良いですが、一般的には、食料品や花、石鹸や洗剤などが人気です。

快気祝いのプレゼントの金額は、お見舞いをもらった方に贈る場合はお見舞いの2分の1から3分の1程度が目安とされています。平均的には5,000円から6,000円くらいです。

おすすめ①:食料品

食料品は、肉やカニなどの高級なものや、米などの日常的に使えるものが喜ばれます。
他には、お菓子、麺類、和牛、飲料、お米、調味料などがあります。

贈る相手の好みや家族構成に合わせて選ぶと気が利いた印象を持ちますよね!

おすすめ②:花

花束などを快気祝いとして贈ることで、元気になったことを華やかに祝うことができます。

ピンクや黄色、オレンジなどの暖色系のバラやカーネーションなど、明るい色合いの花がおすすめです。

贈る相手の好みや環境に合わせて選ぶと喜ばれそうですね!

おすすめ③:石鹸や洗剤

石鹸や洗剤は、「清潔」や「清らか」を象徴するもので、快気祝いにふさわしいとされています。

また、「洗い流せる」洗剤や石鹸は、快気祝いに限らず贈り物全般で縁起が良いとして人気があります。

相手の好みやライフスタイルに合わせて、香りやデザインの素敵な石鹸や洗剤を選んでみてください。

快気祝いを渡すタイミング・熨斗(のし)は?

快気祝いを渡すタイミングは、退院後1週間から10日ほどが目安です。
遠方の方の場合などは、退院してから10日~1カ月以内でも大丈夫ですよ!

また、相手が職場の人であれば、職場復帰のタイミングで渡すのもOKです。

のし紙には紅白の結び切りの水引がついたものを使い、「快気祝い」または「快気内祝い」と書きます!

快気祝いは感謝の気持ち

快気祝いは、相手に元気や勇気を与えるだけでなく、自分自身も幸せな気持ちになれる素敵な贈り物です。今回、紹介した通り、中にはNGな品物もあるので注意が必要です。

しかし、何より大切なのは、感謝の気持ちを伝えることです。

快気祝いのメッセージは明るくポジティブにし、お見舞いへの感謝や退院した喜びを伝えるようにしましょう。

快気祝いのプレゼントを選ぶ際に参考にしてみてくださいね!

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