あなたは古着を買ったことがありますか？
古着というと、リサイクルショップやフリーマーケット、メルカリなどのオークションで、いろんな洋服が安価で販売されています。
安く手に入るので、たくさん欲しいと思う一方、古着って誰が着たか分からないし、とてもじゃないけど着られない、と購入をためらう人もいますよね。
この記事では、買ってはいけない古着や、どんな人に向いているかをご紹介します。
古着を買ってはいけない理由
①誰が着用していたか、どんな着方をしていたか分からない。
知らない誰かが着ていた服を自分が買って着ることを想像できない、という人がいます。
以前の持ち主の着方による状態が悪いと、買ったはよいものの、すぐに手放すことになりがちです。
特に生地が伸びやすいTシャツやジャージ類などは、一度洗濯したら首元の襟や袖口、ボトムのリブが伸びてすぐに着られなくなったり、シャツのボタンが取れていたり、ファスナーの噛み合わせが悪くなったりすることがあります。
店舗で購入はもちろん、ネットで購入時には分からなかった不具合が見られると、買って損したと思ってしまいます。
②仕入れてから洗濯せずに店頭に出されている。
要らない服をリサイクルに出す時に、常識がある人であれば洗濯してショップに持ち込むかもしれませんが、ショップ側もそこまで気を遣って洗濯することはあまりないようです。
なので、物によっては汚れがついているものがあります。
③独特の匂いが染み付いている
経年劣化によるものや、仕入れてから洗濯していないものは、やはり古着独特の匂いが気になります。
気にならない程度なら問題ないですが、あまりきつい匂いがすると洗濯しても落ちない場合があります。
匂いに敏感な人は、避けた方が無難でしょう。
③古着を着るとよくないことが起こった
その服を着た日に怪我をしたり、事故に遭いそうになったりする人がいます。
服自体がどういう扱いをされてきたか、誰が着用していたか分からないので、物に念がついているのか分かりませんが、ちょっとしたことでも悪いことが重なると、運が下がったと思ってしまいがちです。
そうなってくると、服を手放したくなってしまいますね。
④サイズが合わなかった
見た目は気に入ったのに、購入後に自分のサイズと合わなかったという場合、古着は交換できないことがほとんどです。
サイズ感が大きすぎたとしても、着こなし方によっては可能ですが、小さい場合はどうしようもないですよね。
いずれにせよ、古着ショップでは返品交換できない場合が多いので、よく調べたり見てから購入することに越したことはありません。
古着のメリット
洋服代を節約できる
古着に抵抗がない人は、新品を買うより大幅に節約できます。
新品の服一着の金額で、古着なら何着も買えるかもしれません。
とにかく、服の数を増やしたい、お金をかけずにファッションを楽しみたい人はぴったりですね。
成長が早く、すぐ着れなくなる子ども服
子どもはどんどん大きくなるので、１年毎に服のサイズが変わります。
それに、すぐ汚すことも多いので、古着を利用するのはコスパが良いですね。
しかし、自分の着る服はいいけど、子どもに誰が着たか分からない服を着せるのは抵抗がある、という人もいると思います。
なので、友人や知人からお下がりのもらった服を着せていたり、抵抗ない人にはお勧めです。
ブランド品が安く買える
新品では高くてなかなか手がでないブランド物の洋服も、古着なら半額になっていたり、安くて良いものが手に入ります。
中でもヴィンテージの古着は、なんと新品より高い価格で売られています。
古くても良質で、価値があるものを探したいなら、ヴィンテージ古着に挑戦してみるのもありですね。
他の人と被らない一点物
人と違う服が着たい、周りと同じではなく、個性を出したいと考える人もいます。
ファッションのトレンドは次々に目まぐるしく変わっていきますが、トレンドを追わない古着が欲しい人は、今や店舗だけでなく、インターネットのおかげでネットフリマや古着のネットショップで簡単に手に入ります。
ですので、人と被らない一点物の古着を探し、買い求めることができます。
まとめ
古着は、人と被らず独自のオシャレができますし、お金もかからずいろんなジャンルのファッションが楽しめます。
しかし、着なくなった洋服やファストファッションの大量生産による在庫処分、農薬や染料の化学物質、川や海に流される水質汚染、ゴミ問題が地球の環境問題を引き起こしていると言われています。
それでも余った古着は、アフリカなど海外へ送られていますが、アフリカなどの途上国でも消費しきれない大量の古着が余っていると聞きます。
なので、ゴミを減らすという視点からも服を長く着ることや、リサイクル古着が注目されています。
とはいえ、古着を買って着るのは抵抗があるという人が、少なくなるのは難しいかもしれません。
それならば、服を購入する際に長く大切に着られる服かどうか考えることが、これから私たちに必要になってくるのではないでしょうか。
