買ってはいけない青汁!その理由とは

青汁は健康や美容に良い飲み物というイメージがありますが、その効果や成分をご存じでしょうか?
青汁は、生の緑葉野菜を絞った飲み物で、原料はそれぞれミネラルやビタミンを豊富に含み、また抗酸化作用のあるSOD酵素などの有効成分が注目されています。

青汁には野菜不足の解消はもちろん、高コレステロールや血圧上昇を抑えたりする効果が期待できます。また、抗酸化作用のある成分がお肌や体内を若く保ちます。

しかし、下痢や肝障害など、健康被害の報告が複数あります。
野菜だからといって飲みすぎず、生活習慣に気を付けて健康管理をしましょう。

青汁とは?4つの原料「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」の注目の成分

健康に色々と良い飲み物というイメージがある青汁ですが、青汁の効果や成分をご存じでしょうか?

青汁は、生の緑葉野菜を絞った飲み物で、多くは粉末状で飲みやすく販売されています。青汁に使用される代表的な4つの原材料「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」について、含まれる栄養素や効果をご紹介していきます。

青汁とは、生の緑葉野菜をそのまま絞ったジュースのことを言います。
一般的に飲料として販売されている青汁に使用されている原材料には、「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」の4種類があります。この4種の中では、飲みやすい大麦若葉を使用した青汁が、最も人気な商品となっています。

【大麦若葉】


食物繊維、ビタミンC、ビタミンEが豊富です。体に必要なビタミンやミネラル、鉄分を多く含んでいます。また、抗酸化作用をもつクロロフィル、SOD酵素が豊富です。

【ケール 】


緑黄色野菜の王様と呼ばれるケール。β-カロテンやルテイン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。また、自然な睡眠に導いてくれる作用があるメラトニンを含みます。

【明日葉】


ビタミンB₁₂以外のほぼ全てのビタミンB群を含んでいます。また、明日葉特有の成分カルコン、クマリンを含みます。これらはポリフェノールの一種で、カルコンには非常に強い抗酸化作用があります。

【桑の葉】


食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれます。桑の葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という特有の成分には、糖の吸収を抑える効果があると言われています。また、フラボノイドの一種のQ3MGが悪玉コレステロールを抑え、血管の酸化や劣化を防ぐ作用があります。

このように青汁は、生の緑葉野菜を絞った飲み物で、生の野菜の栄養素がぎゅっと詰まっています。青汁に使用される原材料はそれぞれミネラルやビタミンを豊富に含み、また抗酸化作用のあるSOD酵素などの有効成分が注目されています。

生野菜の栄養たっぷり!青汁の健康効果とは

生の野菜の栄養素を豊富に含む青汁ですが、健康にどのような効果があるのでしょうか。
野菜不足の解消はもちろん、高コレステロールや血圧上昇を抑えたりする効果が期待できます。また、抗酸化作用のある成分がお肌や体内を若く保ちます。

【野菜不足の改善】

青汁には、野菜に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。毎日の食事で野菜が不足しがちな方の栄養補助としてよく飲まれています。

【高コレステロールの予防】

青汁に含まれる多くのミネラルやビタミンが動脈硬化のリスクを下げます。また、食物繊維も豊富で、脂質やコレステロールの吸収を抑える効果が期待されます。

【血圧上昇を抑える】

青汁は、塩分を体外に出し、ため込みすぎた水分を外に出す作用があるカリウムを多く含みます。また、食物繊維、マグネシウムなど、高血圧に効くとされる成分をたくさん含んでいます。
特に大麦若葉はカリウムを多く含むため、高血圧の予防やむくみの改善といった作用が期待できます。

【抗酸化作用】

青汁には、生野菜の栄養が多く含まれるため、抗酸化作用の高いビタミン類やポリフェノールも含まれています。
また、大麦若葉に含まれるクロロフィルやSOD酵素は、強い抗酸化作用を発揮する成分です。これらの成分が活性酸素を除去してくれるため、美肌にも良い効果をもたらします。

【血糖値の上昇を抑える】

豊富に含まれる食物繊維などによって、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。また、食物繊維によって満腹感が得られ、食べすぎを抑制することができます。
食物繊維はお通じの改善にも良い影響があり、腸内環境の改善にも役立つでしょう。

青汁で健康被害?腎臓機能が弱い方は要注意!

青汁は野菜不足を補ったり、健康保持を助けることができる飲み物です。ですが、医薬品ではありませんので、多く摂取するほど健康になれるというものではありません。
特に腎臓機能が弱い方や人工透析を受けている方にとっては、高カリウム血症などの病気の原因になってしまう可能性があります。
主治医の先生とご相談のうえ、適量を正しく摂取するようにしましょう。

【下痢】

青汁には食物繊維が豊富に含まれているため、摂取しすぎると胃腸の不快感、腹痛、嘔吐などを引き起こします。
過剰に飲み続けてしまうと最悪下痢になってしまう可能性があります。

また、食物繊維の過剰摂取は、他の栄養素の吸収を妨げてしまう可能性があるため、注意が必要です。

【高カリウム血症】

カリウムの過剰摂取は高カリウム血症という病気の原因になります。特に人工透析を受けている方や腎臓機能が弱い方は、カリウムが体内に溜まりやすくなっています。

通常はカリウムを摂取しすぎても、尿によって体外に排泄されるようになっているので問題ありません。しかし、肝機能や腎臓に問題がある人は、カリウムの排泄が正常にできず、血中のカリウムが高濃度になってしまうため、高カリウム血症を発症します。

症状としては手足のしびれや、不整脈、吐き気、筋力の低下、血圧低下などがあり、また、肝障害を起こすなど健康被害が報告されています。

青汁は体に良い成分が含まれていますが、過剰摂取になってしまうと健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
特に病気の治療中の方は、必ず主治医の先生とご相談して飲用・摂取するようにしてください。

抗血栓薬を服用している方、腎機能障害の方、人工透析をしている方、肝機能障害の方、C型肝炎の方、野菜の摂取制限を受けている方、その他の疾患で通院中や治療中、治療薬を服用中の方は、薬剤の作用に支障をきたす場合がありますので、ご注意ください。

まとめ:青汁の健康被害には要注意

青汁は生の緑葉野菜を絞った飲み物で、使用される代表的な4つの原材料に「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」があります。原料はそれぞれミネラルやビタミンを豊富に含み、また抗酸化作用のあるSOD酵素などの有効成分が注目されています。

しかし、青汁の効果に関する科学的な根拠は十分でなく、下痢や肝障害など、健康被害の報告が複数あります。
特に病気の治療中の方は、必ず主治医の先生とご相談して飲用・摂取するようにしてください。

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