使いすぎに注意!むやみに買ってはいけないデンタルリンス

デンタルリンスを使うと口の中がすっきりしますよね。
殺菌できるから虫歯や歯茎に効果がありそうと期待している人もいるでしょう。
ネット検索をすると、「デンタルリンスを買ってはいけない」「危険性がある」といった表記も見られます。
果たして、デンタルリンスを使ってはいけないのでしょうか。

デンタルリンスとは?


デンタルリンスは液体の歯磨き粉と考えるとわかりやすいでしょう。
食後の歯磨き用に普段遣いできるものや、長時間歯磨きができない場合の就寝前用などのデンタルリンスがあります。

使い方は以下の通りです。

1.デンタルリンスを規定の量(10ml程度)含み、口の中に行き渡らせるように20秒程度うがいして吐き出す
2.やさしく丁寧に歯と歯茎をブラッシングする
3.水でうがいをしてすすぐ

デンタルリンスの役割

デンタルリンスの役割は、口の中の虫歯菌や歯周病菌を殺菌して口の中を清潔にすることです。
口に含むだけで有効成分が、すみずみまで届くのがメリットですね。
歯磨きをすることで、歯垢を取り除ける虫歯や歯周病の予防ができる口臭が抑えられるなどの効果が見込めるといわれています。
歯周病予防に力を入れたデンタルリンスには、歯茎の腫れや出血予防の効果が期待できるタイプもあります。
商品によっては、歯石がつくのを予防、汚れやワインやコーヒーなどの色が付かないように歯を白くする働きがあるものもあるようですよ。

デンタルリンスと他の商品との違い

歯磨き用の商品にはデンタルリンスと似たようなものがありますね。
どのように違うのか、どちらを使ってよいか迷うこともあるでしょう。
デンタルリンスとの違いについて見ていきます。

マウスウォッシュとの違い

マウスウォッシュは別名洗口液です。
外出先で歯磨きができないときに、手軽にうがいをして吐き出すだけでかまいません。
時間がないときに手早く、口臭や口の中の汚れやネバつきを落として不快感を解消できます。

デンタルリンスのように、歯磨きや使用後のすすぎをする必要はありません。
注意書きに「使用後にうがいをする必要はない」といった説明があればマウスウォッシュで間違いないでしょう。
しっかりと歯や歯茎などの汚れを落としたいときには、デンタルリンスのほうがよいですね。

歯磨き粉との違い

歯磨き粉は粘り気のあるペースト状になったもので、普段から慣れ親しんでいる方が多いでしょう。
歯を磨くときに口の中の汚れ落としに使い、うがいをして仕上げる点でデンタルリンスと同様です。

歯磨き粉には、虫歯を予防できるフッ素などの成分が含まれているものもあります。
また、研磨剤が含まれているものが多いです。
ついゴシゴシと力強く歯を磨いてしまう人の中には、虫歯でなくても歯や歯茎を傷めてしまうこともあるようですね。
多くの歯磨き粉には発泡剤が含まれ、うがいをしてもなかなか落ち切らないこともあります。
さっぱりとした使用感が好きな方は、デンタルリンスの方が向いているかもしれません。

デンタルリンスを買ってはいけないという理由


良い面が多いように感じられるデンタルリンスを危険視するのはなぜでしょうか。
入っている成分や歯磨きの仕方が問題になっているようです。

アルコールに注意

デンタルリンスを口に入れると、清涼感があって爽やかな感じがします。
殺菌用にアルコールを含んでいるものもあるのです。

アルコールが入ると刺激が強くなります。
アルコールを口にし過ぎると、ドライマウスの人は余計に乾燥しやすくなります。
また、口内炎などの炎症や歯茎に傷がある人は痛みを感じるかもしれません。
アルコールでアレルギーを起こしたことのある方は、もちろん使えませんね。

デンタルリンスの中にはノンアルコールタイプも揃っています。
スッキリした感じがするデンタルリンスの特徴ですが、香料のミントを抑えめにした低刺激タイプもあります。
刺激が心配であれば、それらの商品を選ぶようにしましょう。

口内細菌のバランスが崩れることも

デンタルリンスの使用が多いと、口内細菌のバランスが崩れて粘膜や舌にトラブルが起こる場合があります。
これはデンタルリンスの殺菌作用が強すぎて常在菌が弱くなり、有害なカンジダ菌が増えるせいだといわれています。
体調不良のときに発症しやすいです。
食後や寝る前の歯磨きに、適量のデンタルリンスを使うくらいなら特に問題はありません

ブラッシングに力を入れすぎる

デンタルリンスが歯茎を強くさせる効果があるからといって、ゴシゴシと力を入れすぎると口の中を傷めることになりかねません。
歯茎と歯のキワを軽くマッサージするようにして磨きましょう。
正しい磨き方を身に着けたい場合は、歯科医院で教えてもらうとよいでしょう。

まとめ

「デンタルリンスは買ってはいけない」ということはありません。
使い方や商品の選び方に気をつけて、適切な方法で歯磨きをすれば、虫歯や歯茎のトラブルを防ぐことができるでしょう。

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