猫を飼育するうえで“おやつ”は欠かすことのできないものです。
おやつを与えることによって飼い猫とのコミニュケーションを良好に取ることができ、さらには室内猫が抱えやすいストレスを解消するうえでも重要な役割を果たしています。
最近の猫用おやつには、デンタルケアに対応したものや猫が病気になりやすい下部尿路に配慮したものなどがあり、バリエーションも豊富に展開されています。
しかしながら、おやつは主食となるキャットフードの役割を果たすことは不可能であり、栄養面だけでいうと偏りがあることは確かです。
飼っている猫ちゃんの健康のためにも、より良い品質のおやつを日頃の食生活に取り入れたいところです。今回はそんなポイントを踏まえながら「買ってはいけない？猫用おやつ」をテーマにご紹介します。
猫用おやつを選ぶポイント
猫用おやつを選ぶポイントは主に以下の3つがあげられます。
①安全性
おやつは日常的に口にするものなので、安全性はまず一番にチェックするべきポイントです。商品に記載されている成分表示を必ずチェックし、着色料や保存料などの添加物がなるべく使用されていないものを選ぶようにしましょう。
②嗜好性
数ある猫用おやつの中でも、香りの強いものは特に嗜好性が高く猫ちゃんも喜んで食べてくれることでしょう。
においは猫の嗜好性に関わる重要な因子であることが分かっています。猫は匂いを嗅ぐことで食べ物の新鮮さや栄養組成などを確認する習性があります。そのため香りの強いおやつは比較的食いつきが良い傾向にあります。
③カロリー
飼い猫におやつを与える際には、摂取カロリーに十分注意する必要があります。
カロリーの高いおやつを与えすぎると、肥満のリスクが高まり病気になりやすくなってしまう可能性があります。商品に記載されているカロリー表示をチェックし、なるべくカロリーが高くないおやつを選んであげましょう。
猫が健康に過ごせる体型を保つためにも、食事とおやつの摂取量のバランスはどのくらいが望ましいか、しっかり把握しておくことが大切です。
おやつはどんなときにあげる？
猫におやつをあげるタイミングを間違えてしまうと、栄養の偏りや肥満などのリスクを高めてしてしまう可能性があります。
おやつは猫が求める分だけ与えるのではなく、おやつをあげるタイミングを前もって明確に決めておき、その時にだけ与えるようにしましょう。
こんな猫用おやつは要注意！
数あるおやつのなかでも、以下のようなものには注意が必要です。どんなおやつがよいのかしっかりとチェックしてから購入を検討しましょう。
①高カロリーのもの
猫に与えるおやつの量は、1日の総摂取カロリーの5％以下に抑えることが望ましいとされています。高カロリーのおやつは肥満の原因になる可能性があるため避けたほうがよいでしょう。
②着色料や保存料などの添加物を使用しているもの
猫はからだが小さいため、私たち人間よりも添加物を代謝する能力が劣っています。安心しておやつを与えるためにも、なるべく添加物を使用していないものを選ぶようにしましょう。
オススメの猫のおやつ3選
どんなおやつを猫に与えるべきか分かったところで、オススメの猫のおやつを3種類ご紹介いたします。
①いなば「CIAO ちゅ～る」
まずは、全ての猫が大好きといっても過言ではない絶対的エースなおやつ「CIAO ちゅ～る」をご紹介します。ちゅ～るの最大の魅力は、“圧倒的な食い付きの良さ”です。ちゅ～るは水分量が高いウエットタイプのおやつで、嗜好性が高く病中病後や避妊去勢手術後などの食欲がない時にもパクパク食べてくれるおやつです。爪切りやシャンプー後のごほうびとしてもオススメです。投薬が必要なときなどにもお薬に混ぜて使うことができるため非常に使い勝手が良く、お家に一つ置いておくととても便利なおやつです。
②モンプチ「クリスピーキッス グレインフリー」
猫用おやつのブランド“モンプチ”から発売されている「クリスピーキッス グレインフリー」は、カリカリとしたドライタイプのおやつです。中身は一回で使い切れるような小さめの個包装になっており、ちょっとしたごほうびに重宝するおやつです。味は厳選白身魚と厳選チキンの二種類が展開されており、飼い猫の好みに合わせて選んであげると良いでしょう。穀物を使用していないおやつなので、アレルギー体質の猫にも安心して与えられるおやつです。
③ママクック「フリーズドライのささみ 猫用」
数ある猫用おやつの中でも、ささみは比較的猫が喜んで食べてくれる傾向にあります。ママクック「フリーズドライのささみ 猫用」は国産のささみのみを使用しているため、安心して猫に与えることができます。
ささみはタンパク質の補給に役立つだけでなく、いつものご飯のトッピングとしても重宝します。フリーズドライタイプなので保存期間が長いのも魅力です。
ただ、他のおやつよりも高めの価格設定になっているため、はじめて与える際には小さなサイズのものを購入することをオススメします。
まとめ
いかがでしたか。最近の飼い猫は室内で飼われている場合が多く、ストレスを溜め込みやすい状況にあります。そんな猫たちにとって、おやつは数少ない楽しみの一つであるといえます。
おやつを与えることは、猫のストレス解消だけでなく、飼い主とのコミュニケーションやしつけの際にも非常に役立ちます。おやつをもらって喜ばない猫はいません。あなたが飼っている猫ちゃんにピッタリなおやつをぜひ選んであげてくださいね。
今回は「買ってはいけない？猫のおやつ」をテーマにお伝えさせていただきました。この記事があなたのお役に立てていたら嬉しく思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
