買ってはいけない商品?100均の手縫い用の針について

シャツのボタンが取れたり、スカートやパンツの上げがおりたりと外出先で衣服のトラブルは困ってしまいますよね。
そんなときに、何でも揃う100均はとてもありがたい存在です。
でも、100均の手縫い針は買ってはいけないという方もいます。
本当のところはどうなのでしょうか。

100均の手縫い針の特徴


100均の手縫い針は、下記の通りに分けて売られていて、中国製のものが多いです。

  • 薄地用・普通地用・厚地用などと、布地の厚さによって分けている
  • パッチワーク用・キルティング用などと用途別に分けている
  • いくつかの針の種類をまとめて針セットとしている
  • 小さめのはさみや手縫い糸、糸通し、まち針などの道具と一緒にソーイングセットにしている

手縫い針の種類は豊富

手縫い針の種類がいろいろあって、どれを選んで良いのか迷うかもしれません。
デニムのような厚手の生地やスカーフやハンカチのような薄手の生地でない限り、普通地用の針で問題ないでしょう。

外出先で、ボタンや丈上げ部分をすぐに直したいのであれば、必要な道具が揃ったソーイングセットが便利ですね。
焦って糸を通すのが苦手な方は、糸通しがあるとストレスを感じないでしょう。

ただ、ある程度の長さを縫う場合は、手縫い糸を一緒に購入することをおすすめします。
セットされている糸は短めで、足りなくなるかもしれないからです。

100均の手縫い用の糸は、白・黒に限られてしまいます。
間違えてミシン糸を購入しないように注意しましょう。

ダイソーには国産の針もある

100均の店舗でも、ダイソーでは広島産の手縫い用の針を扱っています。
針は3本で1セットと、他の針と比べて本数が少なめです。

広島産の針は手縫い針以外に、8本入りのガラスまち針があります。
頭にブルー系、緑や黄色などのガラス玉がついているのが可愛らしく、ハンドメイドをする方にも人気があるようです。

手縫い針の種類はパッチワーク針・キルティング針・木綿針・ガス針の4種類です。
パッチワーク針・キルティング針は、パッチワークやキルティングなど縫い合わせるときに使う針で、サイズは短めですね。
木綿針(厚地用)・ガス針(普通地用)ですので、ちょっとした縫い物でしたらガス針で十分かもしれません。

広島は国産の手縫い針のシェアが90%といわれています。
ダイソーも広島に本社があることから、100円で広島産の針を販売しているのかもしれませんね。
国内産にこだわりがある方は、購入してみるとよいでしょう。

100均の手縫い針を買ってはいけない人


便利に使えそうな100均の手縫い針ですが、買ってはいけないのはどのような人でしょうか。
詳しく見ていきましょう。

子供が学校で使う場合

小学生が授業やクラブ活動で、裁縫セットが必要になる場合があります。
100均で縫い針を用意するのはやめたほうがよいといわれています。

手芸メーカーの手縫い針の針先は、縫う際にすべりが良くなるように研磨加工されていることが多いです。
また、針穴が針の太さよりも大きくならないような形状をしているので、布に針が引っかかりにくくなっています

100均の針は残念ながら、針先の加工もされていないもの、針穴の大きさが針よりも太いものがよく見られます。
縫い物に慣れていない子供が使うとうまく縫えない場合がありますし、変に力が入ってしまうために針が折れてしまうこともあるようです。
ケガの原因にもなりかねないので、メーカー品を購入するか、学校指定のものを選んだほうがよさそうですね。

力の弱い人

力が弱い人も、子供と同様に100均の手縫い針が向かない場合があるようです。
布から100均の縫い針を引き抜くのが大変で、指先に力を込めて抜かないといけません。

指先に力が入りすぎて痛みを感じる方もいるようです。
長い時間縫うわけではないという方はいいのですが、趣味で使うには難しいかもしれません。

ワンタッチ針は賛否両論

100均にある手縫い針の1つにワンタッチ針というものがあります。
糸を通す針穴の上に切り込みが入っていて、その部分から糸を通すことができるため、ワンタッチ針と呼ばれています。

糸通しがなくても手軽に糸を通せるので、手元が見えづらい人や裁縫に慣れていない人には評判がよいようです。
しかし、糸を入れるときに少し力がいるので、糸が部分的に切れてしまうこともあります。

縫い進めていくとすぐに糸が切れてしまうため、そのたびに糸をセットするのが面倒に感じる方もいます。
また、縫い終わったところから糸がほつれやすくなるので、また縫い直しをしなくてはいけないこともあるようです。

ワンタッチ針は便利ですが、糸が丈夫でなくなる点で評判が分かれてしまいます。

まとめ

100均の手縫い針は、出先で急場しのぎのように使うならとても役に立つものです。
ちょっとした縫い物をしたいという方には、便利で使いやすいですね。
ただし、手芸が趣味だという方、裁縫を長時間する方には向かないかもしれません。

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