買ってはいけない!猫の首輪


巷にあふれる可愛い首輪たち。
 
 うちの子につけるなら、これが似合うかな?
 
可愛いリボンや首輪をつけた愛猫の姿、猫を飼っていると一度は想像しちゃいますよね。
 
 でも、うちの猫は外には出ないけど首輪って必要??
 
犬とは違い室内飼いが一般的な猫に、首輪は必要なのでしょうか?
「可愛い」だけではない首輪のメリットと、一方で存在する危険性を見てみましょう。

猫の首輪 メリットとデメリット

散歩のために外に行くことのない家猫。

一見すると首輪の必要はないように思えますよね。

でも、家猫にも首輪の必要性はあるんです。
逆にデメリットや危険性もあります。
さっそく確認してみましょう。
猫に首輪をつけるメリット
猫が迷子になったとき、飼い猫だと分かる
普段は外に出していなくても、来客時やちょっとした油断で、猫が外に飛び出して行ってしまうことがあります。
街中でもよく、「探しています!」というポスターを見かけますよね。
どんなに気をつけていても起こり得る事態。
そんな時、首輪をつけていれば野良猫と間違えられることがなく、様子がおかしいと気がついた人が猫を保護してくれる可能性が高まります。
さらに、首輪に迷子札を付けておけば、早期に見つかる可能性も高まります。
 
迷子ポスターを作る際、目印になる
愛猫が万が一迷子になってしまった時、おそらくポスターを掲示して情報を求めることになるかと思います。
そんな時、いかに分かりやすい特徴を載せられるかが鍵となります。
首輪をつけていると、その良い目印となります。
 
居場所が分かりやすい
何処にでもするりと入り込む猫。
気が付かぬ間にクローゼットや部屋に閉じ込めてしまったり…ということもよくありますよね。
また、気が付いたら足元にいて、うっかり踏みそうになることもあります。
(うちの旦那は実際、気が付かずにしっぽを踏んづけたことがあります。)
鈴付きの首輪をつけておけば、どこにいるかが分かりやすくなります。
 
災害時、リードをつける際に必要
地震などの災害時、避難をする時などにはリードが必須となります。
日頃から首輪をつけておけば、いざという時にもスムーズにリードを付けることができますね。
 
何より可愛い!
可愛い首輪をつけた可愛い猫!
最高に愛らしいですよね。
最近はオーダーメイドの首輪などもあり、選ぶ楽しみも増えています。
猫に首輪をつけるデメリット
事故の危険性がある
猫は上下運動が多く、狭い隙間を通ることも得意です。
そのため、家の中だからと安心はできません。
カーテンレールに首輪が引っかかり、首吊り状態になる事故も起きています。
また、首輪が口に引っかかり猿ぐつわ状態になったり、前足を首と首輪の隙間に入れてしまい、たすき掛けの様になってしまったり…。
思わぬ事故の危険性があります。
 
首輪が当たる部分の毛が抜けたり、皮膚炎になる
絶えず首輪が当たることで、首の毛が擦れて抜けてしまったり、蒸れることで不潔になり、皮膚炎を起こすことがあります。
 
異物をつけることがストレス
感覚の鋭い猫にとって、首に異物(首輪)がついていること自体がストレスとなることも。
毛づくろいをするのにも邪魔になり、きれい好きな猫にとっては、首輪がかなりのストレスになる可能性があります。
 
鈴の音がストレス
人よりも耳がいい猫にとって、鈴の音はうるさく感じます。
臆病な猫だと、鈴がついていると動かなくなることもあります。
リンリン鈴を鳴らしながら歩く猫、定番な姿の様にも思えますが、猫にとっては大迷惑かも…。

猫の首輪 種類は?

猫の首輪にはどのようなものがあるのでしょう?
まず、チェックしたいのは、直ぐに外れる構造かどうか
最近では、安全のため外れやすいバックル(セーフティバックル)を使用している製品が多く売られています。
しかし、中には外れにくい物や、そもそも簡単に外れる構造になっていない物もあります。
猫の安全のため、必ず!直ぐに外れるようになっているかは確認しましょう。
ここをクリアできない首輪は買ってはいけません!
 
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首輪にはシュシュタイプという物もあります。
どこかに引っ掛けてしまってもゴムが伸び、するりと抜けることができます。
軽いものが多いので人気があります。
特に首輪を初めて使う猫には負担が少なく、馴染みやすいようです。
ただ、シュシュタイプでも事故は起きる可能性があります。
下顎が引っかかり猿ぐつわ状態になった、という事例もあります。
サイズは合っているか、その猫の動きや性格に合っているかなど、よく確認しましょう。
 
次に確認したいのが、素材です。
主に、
・ポリエステル
・革製
・布製
の首輪があります。
 
ポリエステル、革製は重さに注意です。
中には重たいものもあり、猫が嫌がったり、猫の負担になってしまいます。
 
ポリエステルはお手入れが簡単で、扱いやすいのが特徴です。
革製は使うほどに馴染み、また、とても丈夫です。
 
布製は猫の肌や被毛に優しい素材です。
軽いのも良いところですね。
耐久性は一番低くなります。
 
それぞれの素材にメリットデメリットがありますので、猫の体格や毛質に合わせて選んでみてください。
 
続いてチェックしたいポイントは、飾りの有無です。
リボンやバンダナ風、レースや鈴付きなど、沢山のデザインの首輪が売られています。
どれもとても可愛いですよね。
だだ、猫にとってはシンプルで軽いものが1番です。
 ・飼い主さんの好み
 ・つける猫の体格や性格
 ・鈴は必要なのか
など、よく考えて選ぶと良いですね。
大きなリボンやレース、飾りは誤飲や引っ掛かりの原因にもなります。
「可愛いから」だけではなく、安全面も考慮しましょう。
 
最後のポイントは迷子札
これは、首輪をつける目的の1つでもあります。
いざという時のために、ぜひ、付けておきましょう。
首輪にぶら下げるタイプが多いですが、中には首輪本体に刻印したり、刺繍ができるものもあります。
ぶら下がっている迷子札を気にしてしまう猫にオススメです。

猫の首輪 安全に使うには?

いざという時のためにつけておきたい首輪ですが、ネットを検索すると、悲しい事故例も多く出てきます。
安全に使うためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょう?
 
小さいときから慣れされる
ある日突然、首の周りに何かよく分からないものを付けられたら猫も怖がります。
できたら、子猫のうちから慣らしていきましょう。
大人の猫に初めてのつける場合は、軽くてシンプルなものから始めると良いでしょう。
 
サイズをきちんと調整する
これは大事なポイントです!
首輪がきつ過ぎると猫が苦しかったり、首周りの毛が擦れて抜けてしまいます。
逆に緩過ぎると、顎や前足が引っかかり危険です。
首と首輪の間に、飼い主さんの指が2本入るくらいを目安に調整しましょう。
猫は体調によって首周りの太さが変わることもあるので、こまめにチェックしてくださいね。
 
成長に合わせてサイズを替える
子猫はあっという間に大きくなります。
だからといって大き過ぎる首輪をつけるのは危険です。
体重、体格に合わせて首輪を買い替えていきましょう。
 
その猫に合った首輪を選ぶ
猫が首輪を嫌がる理由には、重い、装飾が邪魔、素材が合わない、ということもあります。
 重いようなら軽いものに替える
 嫌がるようなら装飾は外す
 素材が合っていないようなら別の素材に替える
など、その猫の様子を見て、適切なものを選んであげてください。
 
猫の安全な首輪や、つけ方についてお話してきましたが、最後にひとつ。
 
たとえ、セーフティバックルを使った首輪をつけていても、絶対に安全とはいえません。
バックルが外れるには体重が軽すぎたり、上手く外れず引っかかってしまったり…。
 
危険を感じるようでしたら、首輪をつけない、というのもひとつの考えだと思います。
 
脱走してしまった時を考えるとつけておいたほうが安心ですが、大切な猫の命にはかえられません。
いくら首輪をつけても自分で取ってしまう猫や、いつの間にかどこかに引っ掛けて、首輪を失くしてきてしまう猫もいます。
それを考えると、いざという時に首輪が役に立たない事も考えられます。
 
猫用のハーネスもありますので、病院のため外出する時や災害時にはハーネスで対応する、と割り切ってしまうのもひとつの手かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?
体格も性格も個性豊かな猫たち。
猫に首輪をつける事のメリット・デメリットを知ったうえで、いろいろな首輪を見てみて下さい。
あなたの可愛い猫のために、ぜひ、ベストな首輪を探してくださいね。
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