むやみに買ってはいけない！向き不向きがあるクレンジングミルク！

クレンジングミルクは肌に優しいメイク落としとして知られています。
ただ、使い方によっては向かない方もいるのです。

どのような人がクレンジングミルクを買ってはいけないのでしょうか。

クレンジングミルクとは？

クレンジングミルクは乳液タイプのメイク落としのことです。
オイルの配合が少ない水性で、他のメイク落としよりも洗浄力が低めのものが多いです。

洗浄力が弱いとなると、メイク落としとしてはあまり優秀ではないのかといった疑問がわくかもしれませんね。
しかし、それを逆手に取って使いやすく感じる方もいるのです。

水性の成分が多いことから、マツエクをしたままでも使える商品が多いです。
マツエクの接着剤（グルー）はオイルに弱く、油性の成分が多いともちが悪くなってしまうこともあります。

マツエクが使えるものについては、「マツエクOK」などと表示がされていますので、確認してみるとよいでしょう。

洗浄力が弱めということは、肌に刺激のある成分が少なめだと考えてもよいでしょう。
乾燥肌や敏感肌で、クレンジングに配合されている洗浄成分が刺激になって皮膚トラブルを起こしやすい方でも使えます。

合わせて、エタノールや着色料、鉱物油（ミネラルオイル）、保存料（パラベンなど）、香料などが入っていないものを選ぶと安心です。
これらの成分は、人によって肌にトラブルを起こす原因になることがあるからです。

「〇〇フリー」や「〇〇無配合」と書かれていることが多いです。
「アレルギーテスト」「ノンコメド（ニキビのもとになりにくい）テスト」「パッチテスト」「スティンギングテスト（傷みやひりひりした感じを起こしにくいテスト）」などがされていると、より安全に使えるでしょう。

クレンジングミルクには、水性の保湿成分が配合されていることがほとんどです。
メイクを落とした後に、肌がしっとりとした感触になります。

クレンジングミルクは、メイクをした後に水ですすぐか、ティッシュやコットンなどで拭き取るかのどちらかが選べます。
よりしっとりとした感触が好きな方は、拭き取りタイプを選ぶのがおすすめです。

拭き取り用の化粧水をスプレーしたり、コットンに取ったりして拭き取れます。
洗い流すタイプは、ぬるま湯を使ってすすぐとほどよくさっぱりと落とせます。

冷水では汚れやクレンジング剤が肌に残って、毛穴が詰まってしまう恐れがあります。
また、熱湯では必要な皮脂を洗い流して突っ張ることがあるかもしれません。

洗い流す場合には、水の温度（ぬるま湯30度～32度程度）にも注意しましょう。
ちょっと触ってぬるく感じる程度が適しているといわれています。

洗浄力が弱めなので、クレンジングミルクは薄化粧の方に向いています。
例を上げると、以下のような方です。

前の章でクレンジングミルクの特長や適した人をあげてきました。
それでは、クレンジングミルクを買ってはいけない、向かないのはどのような人でしょうか。

ミルククレンジングは、500円玉くらいの大きさ、もしくは、さくらんぼくらいの大きさを手のひらに出して使います。
他のクレンジング剤と比べて、量が多めに感じるかもしれません。

円を描くように、直接肌にふれないようにしてメイクとなじませる必要があります。

しっとりしているとメイクが落ちていないのではと考えて、つい肌をこすり過ぎてしまう人もいます。
また、汚れが毛穴に残ってしまうのではと思い、マッサージをするのに小鼻の辺りに力を込めすぎてしまう方もいるでしょう。

いくら肌に優しいタイプのクレンジングミルクといっても、肌をゴシゴシとこすると肌を傷めてしまう心配もありますね。
濡れた手や顔でも使えるタイプもありますが、乾いていた方が洗浄力が上がるものが多いです。

ウォータープルーフのマスカラやアイライナー、ティントタイプのリップやチークなどの濃いメイクを落とすのは難しい場合があります。
また、クリームやリキッドタイプのファンデーションなど油分が強いベースメイクも同様です。

クレンジングミルクには、強い洗浄力が期待できないこともあり、メイクが落としきれない恐れがあるのです。
メイクが残ってしまうと不満に感じる方も多いです。

では、クレンジングミルクの洗浄力に不満が残る方はどのようにしたらよいでしょうか。
洗浄力の強いクレンジングジェルやクレンジングオイルを使う以外に対策方法を考えてみましょう。

ウォータープルーフやティントタイプのメイクを落とすのに、ポイントメイクリムーバーを使うのもよい方法です。
コットンに適量リムーバーを取り、目元や口元に優しくなでるように拭き取ってから、クレンジングミルクを使うとよいでしょう。

ダブル洗顔不要のものもあるかもしれません。
しかし、洗い終わりのしっとり感が苦手な場合は、洗顔石鹸や洗顔フォームで軽く洗い流すのもおすすめです。