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減量時の運動法

減量時に食事回数が多すぎるのはなぜ!?答えは血糖値の上昇を抑えるため

食事回数が多いと、血糖値の上昇を抑えることで太り辛くすることができます。

それ以外にも空腹を感じにくくなる、カタボリック(筋肉分解)を防げる、
消費カロリーが増えるなどのメリットがあります。

つまり筋肉を残して脂肪をそぎ落とすのに最適と言えます。

インスリンは筋肉だけではなく脂肪細胞にも栄養素を送り込みます。過度なインスリン分泌は、脂肪細胞における糖の取り込み、脂肪合成も促進してしまいます。その結果、脂肪細胞が肥大する、という仕組みです。

つまりは、食後のインスリン分泌量や分泌速度を抑えれば脂肪細胞に糖などの栄養素が回りにくくなるわけで、だからこそ1回の食事(特に炭水化物)の摂取量を少なくするために、内容はそのままで食事を分割して回数を増やそうというのです。

また、太りにくいというほかにも利点はあって、食事を分割することでタンパク質を摂取する時間の感覚を短くすることができます。
(引用:除脂肪メソッド/岡田隆著/ベースボール・マガジン社)

食事回数と身体に及ぼす影響は科学的にも証明されています。

想定読者

・今から減量を始めようと勉強中のあなた
・減量期の食事回数が気になったあなた

食事回数を可能な限り増やし、適切な方法で減量して、理想の身体を手に入れて下さい。

食事回数を多くするメリットとデメリット

食事回数を多くするメリットとして挙げられるのは4つあります。

・血糖値の上昇を抑える
・空腹を感じにくくなる
・カタボリック(筋肉分解)を防げる、
・消費カロリーが増える

冒頭でもお伝えしましたが、これらが減量する上でデメリットよりも勝るため
食事回数を多くすることがおすすめされています。

食事回数を多くするデメリットはと言うと、以下の通りです。

・1回の食事が物足りない
・時間に縛られる

以上です。

しかし、この2点を我慢すれば普通に減量するよりも効果を発揮するのであればやらない手はありません。

それではメリットそれぞれについてメカニズムを解説します。

血糖値の上昇を抑えると太り辛い

血糖値の上昇を抑えると太り辛くなる」というゆるぎない結論について疑問点は以下ではないでしょうか。

「なぜ血糖値の上昇を抑えることができるのか?」
「血糖値の上昇を抑えるとなぜ太り辛いのか?」

以上2点を解説します。

なぜ血糖値の上昇を抑えることができるのか?

食事回数を多くすることで1回の食事量が減るためです。

血糖値は炭水化物を摂取した時に上昇するのですが、
当然ですがたくさんの炭水化物を摂取すればその分急激に上昇しますし、
少なければゆるやかに上昇します。

食事回数を多くすることで、
1回の食事量が減るため血糖値をそれほど急激に上昇させずに済むのです。

血糖値の上昇を抑えるとなぜ太り辛いのか?

太る原因とされるインスリンが血糖値の上昇を抑えることで分泌量を減らすことができるからです。

インスリンの働きは糖を脂肪にして蓄積する働きがあります。

血糖値が急激に上昇すると過剰にインスリンが分泌されて必要以上に糖を脂肪として蓄積してしまうのですが
血糖値の上昇がゆるやかだとインスリンの分泌量が少なくてすもので脂肪として蓄積されずに済むのです。

またインスリンの濃度が薄まると脂肪を分解して糖に戻す働きまで持っています。

インスリンをいかに減らすかが脂肪を削る鍵となっているのです。

⇒【食物繊維と低GI値食品は血糖値上昇を抑える

空腹を感じるのも結局は血糖値の影響

空腹感を感じるのも前章で伝えたインスリンの仕業です。

空腹感を感じるのは脳などの身体の重要な部分を動かすのに必要なエネルギーである糖が不足し
身体が「糖を摂取しろ」と信号を出しているからです。

血糖値が急激に上昇しインスリンが分泌されると糖は脂肪として蓄積されるとお伝えしましたが
本来消化吸収されて身体を動かすエネルギーとして使われるはずの糖が脂肪に変わってしまい
身体は糖の飢餓状態へと陥ってしまいます。

これが理由で空腹感を感じることになります。

早食いやドカ食いをすると空腹感を感じやすくなるのもそれが理由です。

食事回数を多くすることで、早食い、ドカ食いを防ぐことができるので
血糖値の上昇を防ぐことができ空腹感を感じにくくなるのです。

カタボリックとは!?防げる理由も!!

カタボリックとは体内のアミノ酸を増やすために筋肉が分解されてしまう現象のこと。
(引用:かたぴ.net)

カタボリックが体内のアミノ酸濃度を調整するために起こるのですが、なぜそれが起こるのかがやはりわかりません。

体内のエネルギーは主に糖質と脂質を元にしていますが
極端な食事制限で飢餓状態に陥ると不足した糖質と脂質をアミノ酸で賄おうとし始めます

しかし、体内にはアミノ酸も不足しているので筋肉からアミノ酸を取り出してしまうという現象が起こってしまうのです。

食事回数を多くして、エネルギーが不足しない状態をつくるこでカタボリックを防ぐことができます。

食事回数が多くなると消費カロリーが増える!?

食事回数を多くするだけで消費カロリーを増やすことができるのですが
それは基礎代謝について知らないといけません。

基礎代謝とは、覚醒状態の生命活動を維持するために生体で自動的に行われている活動における必要最低限のエネルギーのことである。
(引用::基礎代謝wikipedia)

食事をすると消化器官が活発に動きます。

消化器官が活発に動くことでも消費カロリーを増やすことができます。

先ほどまでの話ではどちらかというと栄養を頻繁に取りましょうという話だったので、
矛盾しているようにも感じるかもしれませんが通常の食事制限よりも消費カロリーが増える分
無理なく食事制限ができるようになります。

だからと言って食べ過ぎは厳禁でお願い致します。

食事回数が増やせない場合は無理しない

食事回数を増やせない場合無理しなくて大丈夫です。

まず普通に食事制限を行うところからはじめましょう。

それでも痩せられない場合などに再度挑戦し、中途半端にはやらずに
徹底的に食事回数を増やして食事を摂りましょう。