簡単解説

若い時の出産がお勧めな理由とは?

生物として

現代では晩婚化が進み女性が高齢で出産するというケースも増えていますが、生物として考えた場合に人間にも妊娠適齢期というものが存在します。人間の女性が妊娠する期間としては初潮から閉経までの間で、個人差があるにしても15才ぐらいから40才頃まで可能です。しかし、安全に出産できるのは十分に成熟し、また妊娠に適した卵子が放出される20才から35才とされています。若い時の出産がお勧めされるといっても20才以下の場合にはリスクが伴いますし、35才以上になってくると卵子の質が低下していくことや、生殖器の柔軟性が失われていくなどからリスクが増大するものです。
特に高齢になることによるリスクは、女性特有の病気を発症することも増えるなど出産そのものが難しくなることも考慮しなければなりません。生殖活動として高齢になることのデメリットは、卵子の老化だけでなく、生活習慣病や加齢にともなう病気の発症です。

卵子の劣化で問題となるのは、染色体の異常が起こりやすくなるということで、これによって受精そのものが上手く行かなくなり不妊の原因ともなりますし、流産や先天性異常を起こす可能性が高まります。これらは生殖機能が低下して起こっているものですから、避けようがありません。

出産リスク

一方で、年齢を重ねることによって生活習慣病のリスクが高まり、糖尿病や高血圧、肥満などになる可能性が高まります。このような状態になると体が出産に耐えられなくなる可能性もあり、出産リスクが高くなるだけでなく母体に与える影響もあります。また加齢によって女性の場合には子宮筋腫や卵巣腫瘍などの病気が出てくる可能性があり、そのような場合には妊娠そのものが困難なケースもあれば出産時のリスクが高まることにも繋がるものです。このようなデメリットがあるため、可能であれば妊娠適齢期に子供を作った方が安全性の面から良いといえます。

しかし、パートナーとの巡り合わせが若い時にはなかった場合や経済的な理由から高齢出産になってしまうというケースもあります。若い時に出産することは生物的にみてリスクは低いものと考えられますが、現実的にはさまざまな要因によってそれが達成できない場合もあります。もちろん若い時にも一定のリスクがありますが、高齢になるほどデメリットが多くなることを考えなければなりませんし、実際に妊娠して安全に出産を望むのであれば、日頃から産婦人科医のサポートを受けて万全の状態で行うことが欠かせません。


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