膣カンジダ症の治療には乳酸菌サプリが効く?!原因と予防策
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カンジダにも乳酸菌は有効
何度も再発を繰り返す事で、女性を悩ませるカンジダ。 痒くて痒くてたまらないけど、人にはちょっと言いにくいし、人前で掻くわけにもいかない・・・。
そんな女性の天敵カンジダに、驚きの予防法や解決法があることをご存知でしたか???
今回は、乳酸菌とカンジダの驚くべき相性の良さを取り上げます。
そもそもカンジダって、どうして起こるの??
カンジダは免疫力が低下することにより発生します。
カンジダ菌は悪玉菌の一種で、普段は善玉菌の働きによって活動を停止されられ、眠っているような状態なのですが、便秘などで腸内での善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れてしまうと、カンジダ菌が繁殖を始めてしまいます。
カンジダ菌が活性化することにより、膣に炎症が起きたり、不快なかゆみなどに襲われたりするのです。
繰り返すカンジタ治療は面倒
カンジタを発症してしまうと風邪をひいたり、ストレスをためたりするたびに再発してしまう事があります。
カンジタの治療は産婦人科で膣洗浄を行い、錠剤の抗真菌薬を膣内にいれ、軟膏も処方されるでしょう。
これを数週間続ける必要があるのです。
仕事や育児で忙しい女性は継続通院がなかなか困難で、症状が軽ければそのまま忘れて通院をやめてしまう人もいます。
こうした菌はまた再発を繰り返し持病のように頻繁に引き起こす事もあるのです。
また、軽くて治療を怠っていればパートナーである夫や彼氏に移してしまうこともあります。
これはピンポン感染といって感染したパートナーは泌尿器科に通院する事になるでしょう。
カンジタを発症させやすい人
カンジタは抵抗力が落ちれば誰でも発症する確率はありますが、中でもホルモンバランスがアンバランスになる妊婦さんがかかりやすいのです。
通常、女性の膣は酸性を保ち菌の繁殖を抑制していますが妊娠するとホルモンの状態がガラリと変わるため菌の繁殖しやすいアルカリ性になります。
まさに菌繁殖の絶好の環境となるわけですが、妊婦さんは薬をむやみに使用できないため日頃からの安全な対策が必要となります。
また、血糖値が高めの人は菌の繁殖率をあげるためカンジタにかかるリスクは高くなるでしょう。
カンジタにならないための予防策
カンジタを発症した事のない人も、頻繁に発症する人も今からでも次のような事に気を使いましょう。
- 通気性良い下着を着用する綿や麻
(ポリエステルは避ける) - ナプキンは頻繁にとりかえる
- 疲れやストレスをためない
- 血糖値をあげないように食事や運動にきをつかう
- 感染に気をつけるため避妊具を使う
- 長期の抗生物質飲用はさける
- 乳酸菌を摂取する
カンジタには良くない食べ物
カンジタ菌が大好きな餌となる食べ物は何と言っても糖類です。ケーキなどのスイーツを食べ過ぎていた人は少々控えてみてはいかがでしょうか。
また炭水化物の食べ過ぎも良くないとされていますが、食べてはいけない物ばかりだと考えると、ストレスがたまるばかりですよね。
なんでもバランス良く、ほどほどにといった感じが理想的でしょう。
カンジダ菌を抑える乳酸菌、その名もデーデルライン桿菌
デーテルライン桿菌は、乳酸菌の一種です。
デーテルライン桿菌は膣内を酸性に保つ働きがあり、それによって膣はカンジダ菌から守られています。
なので、この乳酸菌の一種である、デーテルライン桿菌を増やすことにより、カンジダの予防改善ならびに、再発防止が可能なのです。
乳酸菌を増やすことで、カンジダとおさらばしましょう
ではこのデーテルライン桿菌をいかにして増やすかというと、文字通り乳酸菌をせっせと摂取しなければなりません。
しかし乳酸菌という物は、食べ物で摂ることも可能なのですが、胃酸に弱いと言う性質があるため、頑張って食事で摂ろうとしても、その殆どが死滅してしまいます。
ですので、私たちが普段食べている食品から、必要量の乳酸菌を取ることは極めてむずかしいのです。
日本人は納豆やお漬物、お味噌汁といった食品に囲まれているので、本来乳酸菌を摂る機会に恵まれてはいます。しかし胃酸に対して弱いという性質のために、通常の食事を意識するくらいでは必要量の乳酸菌を摂取することは出来ません。
腸まで届く乳酸菌とされるヨーグルトなども売られていますが、高価であり、なおかつ脂肪分も多いため、あまりお勧めではありません。
カンジダを治せるなら乳酸菌を摂りたいけど、毎日ヨーグルトを食べるのは、ちょっと面倒かな・・・とお悩みになるかもしれません。
そんな人にお勧めなのが、乳酸菌サプリメントです
毎日ヨーグルトを食べるのは面倒だし、飽きてしまいますよね。
再発防止のためには乳酸菌を摂取し続けなければならないけれど、一日数個ヨーグルトを食べていたら出費もばかになりません。
サプリメントなら一錠数十円程度でも済みますし、無駄なカロリーや脂肪分を摂取しなくていい分、コスパや継続性を考えれば、サプリメントがおススメなのも分かりますよね。
ちなみにですが、ヨーグルトの場合、膣に塗っても効果的と言われています。 抵抗のない方はお試しください。
乳酸菌の持つすごい力は、病気さえ治してしまいます。
今までカンジダでお悩みだった方、乳酸菌は美容にもいいので、ぜひお試しください。
まとめ
ちょっぴり恥ずかしいデリケートゾーンに発症してしまうカンジタという厄介な疾患ですが、日頃から乳酸菌を摂取していれば、カンジタの発症しにくい体質に改善されるでしょう。
もちろん、ストレスをためないことや、カビ環境を作らないことなども大切な予防策となりますね。