キューティクルとは?補修のためのトリートメント選びはここがポイント!

ヘアケア・お手入れ
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髪の傷みがひどい!こんな時、キューティクルはどうなっているのでしょうか。
知っているようで、よくわからない「キューティクル」のこと。
これをちゃんと知らないと、正しいケアもできません。

そこで、こちらではキューティクルとはどんなものなのか、トリートメントの効果的な選び方や使い方、そして髪の健康を守るために必要なこと、あなたの髪の健康チェックなど、髪の健康にまつわるあれこれをご紹介します。

キューティクルとは

髪が傷んでしまって、なんとか元の艶やかな髪に戻らないものでしょうか。髪のツヤといえば、キューティクルが思い浮かびますが、あなたのキューティクルはちゃんと髪を守ってくれていますか?

髪の毛は、毛母細胞から角化して表にでてきたものの集合体。
角化した細胞というのは、生きた細胞ではなくすでに死んでしまった細胞です。もちろん、髪の一部であるキューティクルも同じです。

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その構造は、図のように、メデュラという芯の部分があって、その周りを取り囲むようにコルテックスがあり、その周りをキューティクルが覆うようになっています。キューティクルは、髪を守る鎧のような役割をしているんですね。
髪の毛の太さは個人差がありますが、一般的に0.06mm以上、この細い髪の毛の中はこんな構造になっています。
死んでしまった細胞とはいえ、精密な作りになっていることに驚かされますね。

髪が細い人、太い人では、この髪の毛の各パーツが異なります。
例えば髪が太い人はキューティクルが約10枚ほど重なりあって髪を守っていますが、細い人では約3枚程度の重なりとなっています。
だから細い髪の人は傷みやすかったりするんですね。

髪の毛が傷むというのは、この髪の毛の構造に穴が開いたり、損傷を受けている状態。キューティクルが剥がれ落ちたり、コルテックスに傷が付くということが起きているのです。
こうなってしまった髪の毛は、ボロボロ状態で、切れ毛や枝毛の原因になるだけでなく、髪の質が変わってしまうこともあります。

しかし、先述の通り髪の毛の細胞というのは死んだ細胞で、自然に復活することはありません。
キューティクルやコルテックスを補修するなら、補修剤などを使って自分の手で傷んだ部分を補修しないと髪の健康な状態を取り戻すことはできないのです。
だからトリートメントなどのケアが必要になってくるんですね。

キューティクルとトリートメント

トリートメントというと、リンスやコンディショナーより濃厚で、髪に浸透するもの、という位置づけです。
リンスやコンディショナーは、表面をコーティングして指通りをスムーズにするという程度のものです。

傷んだ髪というのは、キューティクルやコルテックスなど髪の内部の損傷もあるため、トリートメントでそうした穴や傷を埋めてあげることも必要なんですね。

頭皮から生えてきたばかりの髪というのは、比較的ダメージが少なく、健康な髪の状態ですが、毛先はもう何年もあらゆるダメージを受け続けてキューティクルも剥がれ落ちてしまって髪の内部の傷みも進み、水分や油分が減少、パサパサとした髪になっていることが多いですよね。
ダメージの進んだこうした部分には集中的に補修してあげることが必要となってきます。

ですが、日頃から髪の毛をダメージから守るケアをしておくことも大切です。
というのも、髪の毛が受ける日々のダメージってたくさんあります。
何もしていないという髪でも、毎日シャンプー、ドライヤー、ブラッシング、枕の摩擦、紫外線の刺激、、、など数えればたくさんのダメージ要因となるものがあるんです。
増して、パーマ、カラーリング、縮毛矯正などなど髪が傷むようなことをしている方であれば、そのダメージは計り知れません。

特に、パーマやカラーなど薬品を使ってキューティクルを開くことでその効果を発揮させるような処置をした場合は、その後1~2週間は髪をより労るケアをしてあげるのが理想的です。

髪の毛の修復は自分でするしかありません。
美容院へ行くのだって、自分が行かなければやってもらえませんよね。
傷んだ髪に悩む前に、髪のダメージを最小限に留める努力が必要です。
その方法のひとつがトリートメントというわけですね。

トリートメント

シャンプーのあとにお風呂で使うトリートメントが一般的です。
これは、髪の汚れや整髪料などを落としたあとに、毛先を中心につけてそれを数分間放置するなどして髪の毛の内部まで浸透させます。

蒸しタオルやシャワーキャップなどを併用することで、より効果的に使うことができます。

洗い流さないトリートメント

傷んだ髪には、トリートメントのあとに、さらにこのケアをプラスすると良いでしょう。
洗い流さないトリートメントには、たくさんの種類がありますが、多くの市販品ではシリコンが主成分となったものが多いです。

たっぷりと栄養を与えた後で、シリコンで皮膜をつくってあげると髪を外部からのダメージから守ってくれます。
シリコンが入っていなくても、髪の成分であるたんぱく質、ケラチンに着目したもの、天然の髪に優しい成分で保護してくれるものなどもあるので、髪の状態をみながら選ぶと良いですね。

通常のトリートメントと合わせて使うことで、髪の感触もかなり変わってきます。たんぱく質を補充してくれるタイプだと、たんぱく質は熱で固まる性質があるので、朝晩のドライヤーの前に使うとより効果的です。

髪の健康チェック

健康な髪というのはどういった髪でしょう。
ツヤがあって、ハリやコシもあって、弾力のある髪。
こういった髪の毛は、1本1本がしっかりとしています。
髪の毛が健康か不健康か、見た目だけでも結構わかりますよね。

ですが、ここでちょっとあなたの髪の毛もチェックしてみましょう。
まず抜け落ちた髪で構いません、その髪を両手でつまんで引っ張ってみましょう。どうですか?

プツンと切れたり、伸びてしまう、というなら、髪が弱っている証拠です。
健康な髪は引っ張っても簡単に切れることも伸びることもありません。
日本人の健康な髪だと、たった1本で70gから100gの重さに耐えることができるのだそうです。
100gといえば、コンビニのおにぎり1個分位の重さです。

髪の健康を保つということ

髪の健康は毎日のちょっとした工夫の積み重ねによるもの。
髪の毛は個々にその状態が違います。
あなたの髪がどういった状態かはあなたが一番良く知っています。

薬品によるダメージなのか、ケアをしていないためのダメージなのか、それぞれの状態に合わせて方法も違ってきます。
髪の毛が元々細い人であれば、傷みやすいので、常に髪を守ってあげることが必要ですし、髪が丈夫だからといってケアしないでいれば、あることをきっかけにガラっと髪質が変わってしまうなんていうこともあります。

髪は再生できないのですし、その強度にも限界があります。
傷めつけるばかりでは、損傷がすすみ、ダメージヘア一直線です。
例えば、前はなかった変なうねりが出てきたりして、あれ?っと思った時には遅かった、なんてことになりかねません。

・シャンプー
・ドライヤー
・ブラッシング

こうした基本的なことも、方法ひとつで髪の状態が変わります。
まずは日頃のケアは間違っていないか見直してみましょう。

髪の健康とシャンプー

髪の毛は大事だけど、シャンプーはどれでもいいという女性は意外と多いもの。
ですが、シャンプーで髪は変わります。
ダメージのある髪に、強い洗浄成分のシャンプーを使い続けることも髪の負担になっているんです。

髪を洗うといいますが、ほんとに洗いたいのは地肌の方です。
髪はシャンプーの泡が付く程度で汚れはほぼ落ちています。
シャンプーのときに髪をこすりすぎても摩擦がダメージにつながってしまいます。

髪の傷みが気になるなら、シャンプーにも気を遣ってあげたいですね。

まとめ

キューティクルは生き返ってはくれません。復活もしません。
ということは日々労ってあげることが大切になってきます。
ボロボロになってしまっては、切るしかなくなってしまいます。

女性はパーマやカラーをすることが多いので、髪のダメージも深刻という方が多いものです。
ですが、そのままでさらにパーマやカラーを重ねれば、髪が修復不可能、針金のようになってしまいます。こうなってしまうとただブラッシングしただけ、ただシャンプーしただけで髪が切れてひどい状態になっていきます。

中には美容院へ言ったけど、パーマやカラーを断られたというケースもあるし、無理やりお願いして縮毛矯正をかけたら髪がブチブチと切れて、、、なんていうエピソードもあったりします。

自分で修復することのできない髪の毛はあなたのケアを必要としています。
極力日々のダメージを小さくしてあげれば、徐々に髪の質も良くなってきます。
しっかりと髪のケアを継続することが美髪へのカギとなります。諦めずに取り組んであげましょう。

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