頭皮のかゆみの原因は大きく分けてふたつ、あなたの原因はどっち?

頭皮トラブル
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頭皮のかゆみがなかなか改善しなくて困っているというあなた、その頭皮の状態はどんな様子ですか?
頭皮にかゆみが出るということは、頭皮の湿疹によるものがほとんど。

その中でも、大きく分けて、「乾燥」によるもの、「皮脂が多い」ことによるものの2つに分かれます。
あなたの頭皮はどちらですか?

こちらでは、乾燥による頭皮湿疹、皮脂が多いことからくる頭皮湿疹、女性ならではの原因とその症状、対策などについてご紹介します。

乾燥による頭皮湿疹

頭皮の洗いすぎ、洗い方、などにより、頭皮が乾燥して起こる湿疹。
これは、空気が乾燥する冬場など季節的にかゆみが強くなるという方もいます。
そもそもの体質的な乾燥肌、アトピー体質の方にも多い症状です。

こうした乾燥により、しだいに頭皮が炎症を起こして、かゆみやフケが出るようになってしまいます。
対策としては保湿が大切です。

頭皮の乾燥がすすむということは、頭皮のバリア機能が正常に働いていなくて、水分や油分が十分に保たれていない状態と考えましょう。

皮脂が多いことによる頭皮湿疹

これは、脂漏性皮膚炎である場合が多く見られます。
頭皮だけでなくて、皮脂の分泌が多い部分によく見られる皮膚疾患です。

この大きな原因は皮脂の過剰分泌ですが、頭皮に住むカビの仕業とも言えます。
頭皮のカビというと、「私にはそんなの無いよね!!」と思われるかもしれませんが、これは誰の頭皮にもあるもので、「マラセチア」と言います。逆に頭皮にこれが無ければ、頭皮の健康状態も保つことができないとも言えます。

正常な皮脂の分泌量であれば、皮脂がこの頭皮に住むカビ菌「マラセチア」や頭皮にある汗などと結びつき、「皮脂膜」を形成します。
皮脂膜というのは、頭皮を外敵から守る肌バリアの役割を果たします。

それがなぜ害になるのかというと、マラセチアは皮脂が大好物。皮脂が大量に分泌されると、マラセチアという菌も増加します。
マラセチアは通常、肌を守ってくれているのに、大量に増殖した状態では皮膚が炎症を起こしてしまうのです。

こうしたことが原因で、頭皮が赤くなったり、湿ったフケが出たり、かゆみが出たりするのです。頭皮が傷つきやすくなり、フケで頭皮が大きく剥がれ落ちることなどでかさぶたができることもあります。

この場合は、なるべく早めに皮膚科を受診すると良いでしょう。ステロイド剤や抗真菌剤などの塗り薬を処方してもらうことになるのが一般的です。

頭皮のかゆみ対策

頭皮にかゆみがある場合、その対策をしても数日ではなかなか改善しません。
お肌は時間をかけて生まれ変わり、これをターンオーバーといいます。頭皮にもターンオーバーがあり、個人差はありますが1ヶ月から2ヶ月ほどかけて新しい地肌が表面に現れてきます。

一度ダメージを負ってしまった肌はその部分自体が回復するわけではなく、新しく生まれ変わるのを待つので、どうしてもある程度時間がかかります。肌の深い部分までダメージがあれば、さらに時間がかかります。
そのため、根気強く治療していく必要があるのです。
1週間2週間で効果がないと諦めるよりは、長い目での治療が必要ということですね。

頭皮のかゆみが出たら、できるだけ放置せずに皮膚科等で診断してもらうといいでしょう。
悪化させるとその分、治療にも時間がかかります。

頭皮のかゆみ対策、女性の場合

女性は、ホルモンバランスの崩れなどでも頭皮にかゆみが出ることがあります。
妊娠出産を境に、頭皮にかゆみが出てきたという方も少なくありません。
こうしたかゆみは、ホルモンバランスが正常に戻ることで徐々にかゆみが治まります。

また、年齢によってかゆみが出てくるということもあります。とても多いのが、40代前後で現れる頭皮のかゆみ。
これは女性ホルモンの減少などにより頭皮の皮脂バランスが崩れることなどで発生するようです。

「白髪が出てくると頭皮が痒くなる」なんていう話もよく耳にするようになります。この年代の女性は、なぜか急に頭皮にかゆみが出て悩まされる方が多いんです。
白髪が出てくるということは、黒い髪を生み出す機能も低下していて、頭皮の調子も傾いてくるころで、ちょうど時期的に重なるのかもしれませんね。

生理前にはできものができやすくなったり、女性のホルモンバランスというのは、予想以上に女性の肌、頭皮、髪の毛に影響してきます。

女性ホルモンが減少してくる時期である30代から40代にかけては、特に保湿など頭皮のお手入れを少しグレードアップさせてあげる必要がありそうです。

頭皮のアレルギーによるかゆみ

頭皮にもアレルギー症状が出ることがあります。
例えば花粉症で鼻がムズムズ、目がかゆい、そのうえ頭皮までかゆくなって、なんていう症状を訴える方も多いものです。

アレルゲンとなるものが頭皮に付着することでアレルギー反応を示すと、かゆみが出ることがあります。

これと同じように、例えばお肌に優しいと言われるオーガニックシャンプーなどでも、その中の植物エキスなどに対するアレルギーでかゆみが出るということもあるのです。

食べ物でも、乳製品とか、そばとか、体に良いとされるものを受け付けない体質というのがありますが、頭皮も同じです。

肌に付着することでかゆみが出る場合は、その原因物質を取り除くことが対策となります。花粉の時期であれば帽子をかぶったり、シャンプーなら使用を中止することで改善します。

ただし、こうした状況を放置して使用を継続していると、症状が慢性化したり、重症化することもあります。
頭皮にかゆみが出たら軽く考えずに、原因や対策を考えましょう。
アレルギーに心当たりがあれば皮膚科でパッチテストなどについて相談することも可能です。

頭皮の紫外線対策も忘れずに

頭皮の刺激はいろいろなものが考えられますが、紫外線についても注意しましょう。
お肌の紫外線対策はバッチリだけど、頭皮ってなかなか目がとどきません。

紫外線は目には見えませんが、ご存知の通りシミの原因でもあり、女性の大敵です。
特に、UV-Aは、皮膚の真皮という皮膚の奥まで届いて、細胞内の組織にダメージを与えてしまいます。
長時間こうした紫外線を浴び続けると、お肌に悪影響を与えるので注意が必要です。

頭皮の場合は、シワ、たるみが出れば、必然的に顔のたるみやシワにもつながります。
また、肌表面にもダメージを与えるので、そこから乾燥や炎症が起きることもあります。もちろん、髪の毛のダメージも少なくありません。
紫外線を軽く見ていると、後々痛い目を見ることになります。

もし長時間紫外線を浴びてしまって頭皮に異常が現れたら、頭皮を冷やすなどして、あまり刺激しないようにしましょう。日焼けした肌と同じで、軽度のやけどと同じです。

紫外線がもっとも降り注ぐのが頭ですから、普段からもっと考えてあげないといけないんですよね。
帽子をかぶるのもよいですし、日傘を差すのも良いでしょう。最近は紫外線を強力に防ぐものも多く出回っていますので、上手に活用して頭皮の老化を防ぎましょう。

最後に

頭皮のかゆみの原因となるものについてあげてみましたが、あなたの思い当たることはありましたでしょうか?

皮脂が多くても少なくても、頭皮にはよくありません。
水分を保ち、適度な皮脂で頭皮を守ってあげるようにコンディションを整えるケアをしていれば、予防になります。

ホルモンバランスについては、年齢とともに減っていく女性ホルモンは仕方がありませんが、その分、ケアをしてあげる必要があると心得ましょう。

外側からの刺激もかゆみなどの引き金になることがありますので、お肌と一緒に、日頃から頭皮も守る習慣をつけるといいですね。

頭皮のトラブルの中でも、かゆみは初期段階で起こるもの。
たかがかゆみと放置せずに、その原因を知って早めに対策をしたいですね。

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