シャンプー後のコンディショナーやトリートメントの使い方、地肌につけると良くないの?

ヘアケア・お手入れ
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あなたは、シャンプー後のコンディショナーやトリートメント、正しく使えていますか?
実はこれ、意外と間違った使い方をしている方も多いんです。

そこで、こちらでは、シャンプー後のコンディショナーやトリートメントについて、その正しい使い方、ちょっとした裏技などもご紹介します。

シャンプー後のコンディショナーやトリートメント

あなたはシャンプーのあと、コンディショナーを使いますか?それともトリートメントですか?
もしくは両方とも使うという方もいますでしょうか。

まず正しい使い方としては、コンディショナーかトリートメントはどちらかを使用すれば良く、両方を使う必要はありません

リンスやコンディショナーというのは、髪の表面をコーティングしてコンディションを整えるもの。
トリートメントやヘアマスクというのは、髪の内部に浸透して、傷ついた髪の毛を一時的に補修してくれます。

そのため一般的に、リンスやコンディショナーより、トリートメント、ヘアマスクのほうが、より、髪のダメージを補修する効果が期待できます。
補修力の違うものを2種類使ったからといって、効果が高まるわけではありません。
いずれかひとつを使ったらその日はそれで十分。
コンディショナーをしたあとにトリートメントをしても、トリートメントの補修作用の邪魔になるだけです。
使用するなら、髪の傷み具合に応じて、いずれかを選びましょう。

コンディショナーとトリートメントの違い

コンディショナーより、トリートメントの方が良いというイメージがありますが、これってどうなんでしょう。
コンディショナーとトリートメントを比較すると、トリートメントのほうがより濃厚に髪に浸透、より髪の毛を滑らかにしてくるのですが、仕上がり感は少し重くなります。

仕上がりの好みにより、軽く仕上げたいならコンディショナー、よりしっとりさせたいならトリートメントといった選び方もできます。

いくらか傷みが気になるけど、重たいのはあまり好まないというのであれば、普段はコンディショナーでときどきトリートメントを使うなどしてみてはいかがでしょうか。

傷みがひどい場合は、毛先をまめにカットしながら、傷みやすい毛先に毎日トリートメントをしてあげることで、徐々に美しい髪に生まれ変わっていきます。

ちなみに、ヘアマスクはトリートメントよりさらに髪の補修、保湿などの効果が期待できます。
特に傷んだ髪のスペシャルケアとして、定期的にプラスしてあげると髪がしっとり指通りよく仕上がります。

コンディショナーやトリートメントは地肌につける?

コンディショナーやトリートメントというのは、髪のダメージをカバーして、髪をしなやかにするためのものです。
日常のダメージから髪を守る役割もあります。

そのため、使用するのはあくまでも髪の毛になります。
髪の毛の長さの半分程度、毛先を中心に馴染ませましょう。
市販のトリートメントには、多くの油脂が含まれていて、頭皮につけるとベタつきの原因になったり、毛穴を塞ぐような結果を招くことがあるのです。

頭皮には自然に皮脂が分泌されています。
そこに、さらに油脂を塗り込むと、肌のコンディションがバランスを崩してしまい、油っぽくなったり、臭いの元になってしまいます。

天然由来のトリートメントなどで地肌を中心になじませるタイプのものもありますが、一般的に販売されているトリートメントであれば、毛先を中心に、頭皮を避けて使うようにしましょう。コンディショナーやトリートメントは髪の補修用です。

すすぐ時は、地肌にトリートメント剤が残らないようによくすすぎ洗いします。
女性の場合は、髪が長いので、背中の首の後ろのあたりに成分が残って、ニキビや湿疹などの原因となることもあります。頭皮に残ればさらに状況は悪くなりやすいです。

皮膚について良い効果をもたらすものではありませんので、コンディショナーやトリートメント後のすすぎには注意しましょう。

時間をおけばおくほど髪にいい?

コンディショナーやトリートメントの使い方などを見てみると、つけて洗い流すというものと、数分おいてから流すというものとありますよね。

なんとなく、長い時間放置したほうがより髪に良さそうですが、実際のところどうなのでしょうか。

シリコンが入ったコンディショナーやトリートメントは、コーティング力が高いので、時間をおかなくても十分に効果が発揮できます。

逆に、中に含まれる成分、特にアルコール系の防腐剤や酸化防止剤、タール系色素、合成着色料、などによっては、長くおくことでダメージとなったり、肌荒れを起こすような場合もあるので、やはりそれぞれの商品の使用方法を守るのがベストです。
コンディショナーやトリートメントでも洗浄成分、界面活性剤などが配合されているものもあり、決して放置時間が長ければ長いほど良いというものではありません。
10分、15分などと長く放置すると、今度は頭皮の水分がどんどん蒸発して、乾燥トラブルにもつながってしまいます。

洗い流さないトリートメントは

洗い流さないトリートメントというのがありますが、これはコンディショナーやトリートメントとどうやって使うのがいいのかもちょっと迷うところですよね。

洗い流さないトリートメントというのは、シャンプー、トリートメント(コンディショナー)をした後の髪をドライヤーで乾かす前などに使用します。

ドライヤーやアイロンなどの熱などから髪を守ってくれるものとして使用します。特にパーマやヘアカラーなどをしたばかりの髪はとても傷みやすいので、こうしたものを併用しながら、髪をダメージから守ってあげましょう。

コンディショナーでちょっとした裏技

使用方法とはちょっとずれてしまいますが、以前美容師さんに教えてもらった、こんな意外な裏技もご紹介します。

パーマなどで、ワックスなどを使った時は、1度のシャンプーで泡立ちが悪くなり、落ちにくい場合がありますよね。
そういった落ちにくいワックス剤などを落とすときは、シャンプーのまえにコンディショナーを髪の毛に塗ってみると、油性同士の性質で汚れが落ちやすくなります。

一度、ワックス剤とコンディショナーを馴染ませてからすすぎ洗いして、それからシャンプーをすると、しっかり泡立ち汚れもスッキリ落とせます。
髪のオイルクレンジングのようなものですね。

まとめ

トリートメントとコンディショナーはどちらかひとつを使えばOK、併用することはありません。
また、これらはあくまでも髪の毛の補修、コーティングで髪をダメージから守る役割ですので、頭皮にはつけないように、毛先から髪の長さの中ほどまでに馴染ませます。

リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアマスクの順でより髪に浸透して補修する効果が高くなります。
濃厚なほど、髪はしっとりして、その仕上がりも違ってきます。
パーマやヘアカラー後の傷み具合など、その時の髪のコンディションや、仕上がりの好みに合わせて上手に組み合わせを考えて選びましょう。

トリートメンとやヘアマスクは何分か置いて流して下さいと書かれているものがありますよね。
こうした放置時間は適切に守りましょう。
長く放置時間をとれば、より髪に良いということはありません。
商品にもよりますが、中には放置することで良くない影響を与える成分もあるということを覚えておきましょう。

髪のためを考えるのであれば、無意味にトリートメントを長く放置するなどするより、ドライヤー前の洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどを補ってあげると良いですね。