白髪染めをしたけど、色落ちがひどいっていうことありませんか。白髪染めは、染め方も大事だけど、アトケアも重要です。
染めたら、色のキープももちろんですが、髪の毛のケアも十分に配慮してあげましょう。
白髪染めの色落ちの悩み
白髪染めのあとってシャンプーする度に色が落ちてる気がする。
こんなことってあるもんです。
実際私も自宅で染めて、数日であれれ?全然染まってないじゃん!となったことがあります。
この時は、ちょっと緊急で染めなければならなかったのに、家にわずかしか染料が残っていなくて、しっかり染まらなかったというのが原因でした。使ったのは一般的な白髪染めです。
なるほど、やっぱり薬剤が不足していると染まらないし落ちやすいのね、っていうのは体感したのですが、ではその次染める時、今度は不足することがないように、たっぷりと薬剤をむしろ多めにつけました。
おかげで前回と違ってしっかりと染まったのですが、今度は、仕上がった髪がパッサパサのガッサガサになってしまいました。放置時間などはほぼ同じ、染毛後のケアも変わらなかったので、薬剤の量や塗具合でここまで変わるのかと驚きました。
ですが、やはり白髪って染まりにくいんですよね、数週間するとやはり白髪が目立ってきます。
根元の新しく生えてきた白髪よりは若干染まっていますが、ほぼ白髪です。白髪って色落ちしてくると、キラキラと光って主張してくるんですよね。
白髪染め、色落ちを防ぐケアってあるの?
白髪染めは髪にとっては大きなダメージです。
だけど、白髪染めをしないでいれば、どんどん白髪が目立ってきて、それだけでも5歳10歳、もしかしたらそれ以上に老け込んで見えてしまうものですよね。
だから多くの女性は白髪で悩むわけです。
白髪がまだ少ない頃であれば、髪の表面に色をコーティングするだけのヘアマニキュアが髪にも優しくて良いのですが、白髪染めより圧倒的に色落ちするので、こまめにしないといけません。
それに、白髪が増えてくると、さすがにヘアマニキュアでは満足のいく仕上がりとは程遠くなってきます。
白髪染めは、強い薬剤を使って髪の内部に浸透させる方法で髪の色を変えるので、例えサロンで施術したとしてもやはり髪が傷みます。
ですが、美容室やサロンでのカラーはプロの美容師さんが髪の傷み具合、色具合、カラーの頻度などそれぞれの状態に合わせて薬剤を選んでくれます。
染め方、薬剤の調節などを髪に応じて対応してくれるのはもちろんですが、その後にアルカリを除去、髪を酸性に戻すためのバッファ剤などの薬剤を塗布してからトリートメントするなど仕上げにも手間をかけています。
そのため、自宅で素人が染めるのと比較すれば、段違いにキレイに染まりますし、仕上がりも、色持ちもずっと良くなるわけです。
自宅で染めても美容院で染めても、色持ちさせるために大事なのはその後のケアです。
シャンプーはできればカラーをした髪用のものを使い、トリートメントは必ずしっかりとしましょう。
ケアはこれがメインになりますが、これが思っている以上にとても大事なんです。
白髪染めをした髪はパサツキや乾燥が進みやすい、とてもデリケートでもろい状態となっています。
そんな時に脱脂力の強い、刺激の強いシャンプーなどを使い続けるのは、髪にとっては拷問のようなものです。
もちろん、せっかく入れた色も落ちやすくなります。
白髪染めのあとは、カラーをした髪専用のシャンプーなどもありますし、髪を優しく洗ってくれるアミノ酸系のシャンプーが向いています。
白髪染めやパーマをした髪というのは、アルカリ性に傾いてしまいます。薬品でアルカリにして、キューティクルを開くことで、髪の内部に薬剤を浸透させるのです。
そのため、カラーのあとは髪を優しく本来の弱酸性に戻してくれるようなシャンプー剤でのケアが必要となってくるのです。
美容院などで紹介してくれるカラー専用のシャンプーには、通常のシャンプーには含まれていない色素の流出を防止する成分、色素が結合しやすくなるような成分が配合されています。アミノ酸系の洗浄成分で、髪を保護することにも重点を置いて作られています。これは開いたキューティクルを閉じて、色落ちを防ぐとともに、髪の内部から水分や栄養が流れ出てしまうのを防いでくるので、カラーやパーマ後の髪にも優しいのです。
白髪染めを頻繁にするようになったら、毎日こういうシャンプーを使うと傷みも最小限に抑えることができます。
そのうえで、しっかりとトリートメント剤でコーティングしてあげましょう。さらに洗い流さないトリートメントなどで潤いをプラスしてあげるのも良いですね。
白髪染めのあとってシャンプーしない方がいいの?
シャンプーはよほどの乾燥やトラブルがない限り、皮脂分泌の多い部分でもあり、汚れが溜まりやすいことから、基本的に毎日するのが良いと言われています。
白髪染めをしていてもやはり同じで、髪に優しいシャンプーで残留した薬剤を洗浄するためにもシャンプーはしましょう。
薬剤が残留していると、髪がずっとダメージを負いやすい状態となって、どんどん傷みが進んでしまい、パサツキ、切れ毛などの多い髪になってしまいます。結局色もキープしづらくなります。
言ってみれば、髪の色も栄養素もだだ漏れ状態です。
先程ご紹介したように、カラーした髪にも優しいアミノ酸系のシャンプーを使ってキューティクルを閉じた状態にしてあげることが色持ちの良さにもつながります。そして、トリートメントで髪の内部の損傷を補修、コーティングしてあげましょう。
白髪染め、色落ちしやすい色ってあるの?
色落ちしやすい色というより、色味によっては、落ちた時目立ちやすい色というのがあります。
暗めのカラーを入れると、白髪の染料が落ちた時、他の黒髪部分との差がくっきりと目立ちやすくなります。
こういう色の目立ち具合とか、そもそもの色の選び方というのは、やはり経験を積んだ美容師さんにおまかせするのが一番です。
自分で染めることもあるならば、ついでに自宅で染める時の色味などもアドバイスをもらっておくといいですね。
場合によっては、素人判断で選んだ自宅での白髪染めが、美容院でのカラーに大きく影響することがあるのです。
例えば、自宅で暗すぎる色にしてしまった場合、ちょっと明るめにしたいといった時、難しくなります。
美容師さんとしては、自宅での白髪染めは思わぬトラブルになることもあるので、できればいつも美容院で染めて欲しいというのが本音のようですが、予算や時間の都合もあって毎回はきついものがありますよね。
定期的に自宅と美容院でのカラーを併用しているならそこは上手に担当の美容師さんとコミュニケーションをとって白髪染めと付き合っていきましょう。
まとめ
白髪染めと色落ちの悩み、女性なら多くの方がお悩みでしょう。
定期的に白髪染めをするようになったら、シャンプー選びもこうした残留した薬剤ケアのことも考えて、髪にも頭皮にも優しいものを選びたいですね。
色落ちがするということは、髪の内部の水分や油分など髪のツヤ、ハリやコシを生み出す成分も流出してしまっていると考えましょう。どうりでパサつくわけですよね。
そのままのケアを続けていれば、髪はどんどんツヤを失い、ハリやコシもなくなっていきます。
髪が傷むと、トリートメントでなんとかしようとする方も多いと思いますが、実はシャンプーがとても重要な役割を果たしています。
年齢が進んだ肌は、若い頃には特別だったケアがいつものお手入れとして必要になってきたりしますが、頭皮や髪も年齢や白髪染めなどの環境に合わせて変えていくことが必要になってきます。
女性の場合は、一般的に白髪が増えてくる年代は、女性ホルモンも低下してくる時期で、何がなくても頭皮や髪も弱ってくる時期です。
これまでのケアを見直すことで、これから先、数年後の頭皮や髪が美しく保てることにつながります。