薄毛が気になる女性、シャンプーやブラッシングでのケアはどうしたらいい?

毛髪トラブル
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髪が薄くなってくると、シャンプーするのもブラッシングするのも怖くなります。

そんな時、実際はどうすればいいのか気になりますよね。
もしかしたら、あなたのそのケア、間違っているかもしれません。
薄毛を進行させないようにしたケアが益々薄毛を促進させることになっていたらそれは一大事。

そこで今回は、薄毛や抜け毛が気になる時の対策、それ以前からできる日々のケアなどについてご紹介します。

薄毛の女性にシャンプーって大事です

シャンプー前のブラッシング

薄毛、抜け毛があるとシャンプーするたびに抜けることもあって、とても心配になってきますよね。
ですが、頭皮を清潔にして頭皮環境を整えることも薄毛や抜け毛にとってはとても大事なことです。
髪の毛は毎日必ず抜けるもので、1日50~100本くらいまでであれば正常の範囲内と言われています。
ですが、シャンプーのとき、無理に頭皮や髪に負担をかけると、抜けるべきでない髪まで抜けてしまうことがあります。

そうしたムダな抜け毛を減らすためにも、シャンプー前のブラッシングが効果的です。
ブラッシングをすると、絡んだ髪が引っかかることもなく、スムーズに頭皮をキレイにすることができます。

シャンプー前のブラッシングをするときは、まず最初に毛先の絡みを丁寧にほどき、次に髪の長さの中ほどから梳かします。
毛先全体の絡みが解消してから、全体を梳かしていきます。

髪が乾いているので、静電気が起きるようなブラシを使う際は、ブラシを濡らしてブラッシングしましょう。静電気は頭皮、毛根、髪に刺激を与えることになります。

髪を梳かしてからシャンプーすると、頭皮の汚れも落ちやすく、髪が絡んで抜けてしまうことも防げます。

髪全体の絡みがほぐれたら、額から頭頂部へ向かって、次に左右の耳の方からそれぞれ頭頂部へ、そして襟足から頭頂部へとブラシをかけていきます。
ブラッシングは頭皮の血流を良くするのにも効果的なので、上手に活用しましょう。

シャンプー前のにぬるま湯でよくすすぐ

その後に、すぐシャンプーではなく、ぬるま湯で頭皮と髪をよくすすぎます。このシャンプー前の予洗いをプラスすることで、シャンプーが地肌、毛穴にも届きやすくなり、その働きを最大限に働かせることができます。
1分半~2分くらいかけて、頭皮を中心に丁寧にすすぎ流します。

ゴシゴシ擦らずに、髪を絡めることなく、直接地肌を揉むように、優しく指先を動かします。爪が地肌に当たらないように気を付けましょう。

シャンプー後のドライヤーで、もう頭皮の臭いが気になるというなら、このシャンプー前のすすぎを十分に行ってみてください。
これだけでもかなり臭いが解消されるはずです。

薄毛の女性、シャンプーで注意すること

さて、シャンプーをする時は、適量を手に取り、手で軽く泡立てるようにしてから、地肌を中心に泡を馴染ませていきます。
地肌や髪を擦らず、爪を立てず、頭皮を優しく揉むように、頭皮の毛穴をキレイにする意識で洗っていきましょう。

予洗いをしているとシャンプーの泡立ちも良くなります。
ブラッシングや予洗いをせずにいきなりシャンプーすると、頭皮までシャンプーが行き渡りにくく、毛穴の汚れや老廃物など不要なものが蓄積しやすくなってしまいます。
これは、頭皮環境にとっても良くありません。

シャンプーは頭皮、地肌を洗うことが最大の目的、地肌にお届けしてこそ効果を発揮してくれます。

シャンプーのすすぎは最初の予洗いよりさらに丁寧にすすぎます。シャンプーは刺激の強い界面活性剤などが入っているものもあります。頭皮に残っていると良いことはありませんが、髪の毛があるのでどうしても残りやすいのです。
残った部分から頭皮がかゆくなったりとトラブルの元になってしまうので念入りにすすぎ流しましょう。

コンディショナーやトリートメントは髪だけに

シャンプーのあとに使うコンディショナーやトリートメントは、基本、髪のためのケアです。髪をコーティングしたり、補修したりというのが目的で作られているもので、油分を多く含んでいます。頭皮につけて良いというものではないのです。

ものによっては、頭皮にも良い成分を含んで地肌につけて良いものもありますが、一般的なものは頭皮を避けて毛先、耳から下当たりまでの部分につけるようにしましょう。

せっかく正しいシャンプー方法で洗髪して毛穴をキレイにしても、ここを間違えて頭皮環境を悪化させている方は意外と多いのです。
シャンプー後に育毛剤などを使うときも、成分が頭皮に浸透しにくくなってしまいます。
あなたは大丈夫ですか?

洗髪後は地肌を濡れたまま放置しない

洗髪が終わったら、優しくタオルドライ、そしてドライヤーで地肌を中心に乾かします。
この時も、地肌や髪をこすらずに指で髪の根元をつまんで持ち上げながら、地肌に温風を送り込むようにして乾かします。

濡れた髪は傷みやすいので、ブラシを使わず手ぐしを使います。
手で髪を触りながら乾かすことで、温度の調節もできます。
熱くなりすぎないようにドライヤーを小刻みに揺らしながら風を当て、大体乾いてきたら、冷風に切り替えてクールダウンしましょう。

冷風をあてるとキューティクルが閉じて、髪が落ち着きます。
地肌も引き締まるので、仕上げには冷風を使いましょう。

セットするときも、温風でスタイルを整え、冷風で仕上げると、髪がしっかりしてスタイルキープになりますよ。

頭皮の保湿

シャンプーして、乾かしたら、頭皮の環境を良くするためにも保湿を心がけましょう。
年齢を重ねた頭皮は血行が悪くなり、乾燥がちになり、硬くなることがあります。これは健康で丈夫な髪が生える環境としては好ましくありません。
頭皮用のローションなどをプラスして、頭皮をマッサージしながら、血流を促進することで、頭皮が潤います。

髪のコンディションをキープしたいなら、このような頭皮のエイジングケアもプラスしていくと良いですね。
頭皮が潤いを保てるようになると、バリア機能も正常に働くようになり、頭皮にありがちな乾燥や皮脂のバランスの崩れの対策にもなり、かゆみやフケ、油っぽいといった頭皮の改善にもつながります。

育毛剤の効果

最近では女性でも薄毛や抜け毛の対策として、育毛剤を使うことが多いですよね。
正しいシャンプー方法で頭皮の環境を整えてから育毛剤を使いましょう。

育毛剤を使う時に覚えておきたいのは、頭皮、髪の毛の改善には時間がかかるということです。
髪の成長はとてもゆっくりです。数週間、数ヶ月ですぐに効果が現れるということがありません。
そのため、半年ほど続けてやっと成果が目に見えてくるようになります。自分で実感できるまでになるのはさらにもう少し先かもしれません。

毛髪にはサイクルがあって、一旦抜け落ちた髪はまた生えてくるのですが、次の髪が生え始めるまでに、2ヶ月から4ヶ月程度の休止期というのがあります。生え始めても、最初は細くて、か細い産毛です。
その髪が4年から6年かけて1本の髪の毛になるのです。
実感するまでに時間がかかるのは当たり前ですよね。

毎日数分こうした時間を頭皮のマッサージタイムとして取り入れる習慣付けをして、長い目で取り組んでいきたいですね。

ただし、育毛剤といっても、成分によっては肌に合わないもの、アレルギーを起こすものもあるでしょう。頭皮にかゆみや赤み、湿疹など異常が出るようなら使用を中止しましょう。

最後に

頭皮や髪にもエイジングによる影響って出てくるものですよね。
その頭皮の乾燥やかゆみは、もしかしたら頭皮や髪の老化の初期症状かもしれません。
頭皮環境を整えるためのシャンプー方法や、その前後のケアなど改めて考えてみると良いですね。

ごく基本的なことなのですが、シャンプーやコンディショナーの使い方、ブラッシングの方法などというのは長年自分のやり方で、時には間違った思い込みを続けているケースもあるものです。
もしかしたらそうしたケアが頭皮環境を悪くしてしまっているかもしれません。

また、なかなか気づきにくい頭皮の異常、これは普段からケアしているお肌だととても気付きやすいのですが、直接見ることのできない頭皮はなかなか判断も難しいものです。

年齢とともに頭皮の環境が気になりだしたら、薄毛や抜け毛が心配になってくる前に頭皮のケアを見直していきましょう。

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