フケであだ名は「小麦粉」明るい青春を奪った私の頭皮トラブル

【体験談】頭皮トラブル
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28歳女性です。

私が小学校4年生のころのことです。母が買ってきた泥を使ったシャンプーを使いうはじめた頃から、なんだか細かいフケがたくさん出るという体験をしました。
当時の私は「フケ」というものを全く知らなかったので朝、小学校に行く前鏡の前で支度をしてたら「頭から粉が出てる!!!!」ととても驚いたのを覚えています。

中学校になる頃には、シャンプーも違うものをつかっていましたが、私のフケは治まるどころか、一番悩んだ時期といえるほど、ひどくなりました。
中学校の制服が紺のブレザーだった為フケがとても目立って、まだフケ=不潔の印象が強い時代で「小麦粉」というあだ名を付けられてしまいました。

ちょうど思春期で繊細な頃、私は休み時間の度に泣きながら外へ出てブレザーに付いたフケや、髪に付いてるフケを振り払ってました。この時代はまだ頭皮に特化したシャンプーなどもあまり出回っていなくて、フケに効果のあるシャンプーを探すのが大変で見つかっても高額で母を困らせました。

よくマンガやドラマで見る男の子に頭をポンポンしてもらうシチュエーションは夢のまた夢過ぎてるよなぁ、といつも切なく思っていました。
そんな妄想はともかく、現実的にもフケが酷いのでカラーリング、ロングヘア、スタイリング剤を使うのをためらい髪の毛のオシャレを我慢せざるおえなかったです。

当時は、今ではよく耳にする「脂漏性湿疹」という言葉も聞いたこともなかったし、頭皮のトラブルに特化したシャンプーなどの情報もないし、フケが出てるなんて人に相談できないし、恥かしくて病院にも行けず、とても暗い10代を過ごしました。

私の頭皮がこんなトラブルに見舞われたのは、思えば小学生のころから、母の買ってきた私には合わないであろうシャンプーを使い続けたこと、そして、思春期の肌のバランスが不安定な時期、さらにフケがでることでのストレスが余計にフケを引き起こす悪循環になっていたように思います。

特にまだ子供のころは頭が汚いと思い込んで、毎日ゴシゴシと合わないシャンプーで洗っていたのが原因かなと、、、。今でも強いストレスを感じたり生理前肌のバランスが悪いとやっぱりフケが出てきます。

そんな私も、大人になって、とうとう皮膚科に行く決意をしました。
こうした頭皮のトラブルは、恥かしいと悩むよりさきに、とにかく皮膚科に行って根気よく薬を塗って治す事です。お医者さんから頭皮のトラブルは治りづらいと聞きました。ニゾラールやフルメタを処方され治ったり再発したりを繰り返しました。

ビタミン剤を処方される事もあり、油っこい物、甘い物を控えるように言われ食事内容にも気を付けるようになりました。湿疹に詳しい先生がいると地元で有名な皮膚科に行った時、ニゾラールをシャンプーに混ぜて使うように指導され、それが私の頭皮に合ってて段々消えて行きました。私には、これの方法がいろいろな治療の中で、一番効果を実感できました。

また、頭皮のフケとは別の疾患(不正出血)で漢方内科に行ったことがあったのですが、その時に、「不正出血や湿疹は体の熱がこもって起きる」とお医者さんに言われました。ついでと思ってフケについても相談してみたら、「体の湿熱が頭に上がってフケになる。まず腸を健康にして下さい。」とアドバイスがありました。
それを聞いてからは、腸の健康を考えるようになり、毎日ヨーグルトや発酵食品などを食べるようにしています。気持ち的に頭皮がすこやかになった気がします(笑)

こうした治療や食生活、腸活のおかげで、だんだんにフケの悩みから解放されるようになり、カラーリングもできるようになりましたが、やはり私の場合は頭皮が敏感で荒れやすいのでカラー剤はなるべく頭皮につかないようにお願いしていますが、これまでできなかった髪の毛のオシャレを楽しむ事が出来ています。

最初は勇気がいりましたが、皮膚科で見てもらい、漢方医のアドバイスをもらって、頭皮は頭の皮膚だけの問題ではないんだということがようやくわかりました。
腸が元気であれば、皮膚も元気、食事が良ければ、身体も好調。
これからもストレスをためないようにしながら、頭皮を大事に守ってあげたいです。

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