頭皮の毛穴ケア、素人には難しい?注意ポイントはこれ!

ヘアケア・お手入れ
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頭皮の毛穴って、鼻の角栓なんかと違って、ちょっと複雑。

毛根が埋まっているのはご存知の通り、そしてちょっと深さがあるんですよね。これは女性でも男性でも同じです。
だから、普段のシャンプーによるお手入れで完全に除去するというのは困難なんです。

頭皮の汚れというのは、生きていれば誰しもあるもので、皮脂が分泌され、空気中のホコリや雑菌が付着、そうしたものが塊になって毛穴を詰まらせてしまいます。

女性の場合でも、男性に比べて皮脂が少ない方が多いですが、それでもやはりこうした現象が起きています。

このようにできた毛穴の詰まり、実は薄毛の方にすごく多いのだそうです。

女性の場合は女性ホルモンがあるので、なかなか男性のようにハゲという状況まではいかないにしても、全体的に薄毛になることがあります。こうなると、毛穴の汚れを放置しておくのは怖くなってしまいますね。ではどうしたらいいのでしょうか?

日頃のお手入れでできる頭皮の毛穴ケア

日常のシャンプーでの頭皮の毛穴ケア

まず、シャンプーですが、シャンプー前に髪をとかして、髪の絡みをほどきます。
そして、まず髪の毛と頭皮を暖かいお湯でよくすすぎます。
この作業で全体を濡らし、頭皮の毛穴を開き、その後のシャンプーの効果を最大限に引き出します。

サッとお湯で濡らした程度だと、まだ地肌に水分が浸透しない状態だったり、毛穴も開かず、シャンプーが地肌の汚れをキャッチすることができないまま洗い流し、ということになってしまいます。

シャンプーの最大の目的は、地肌をキレイにすることなので、最初にお湯でしっかりと地肌まですすぐことはシャンプー時の大事なポイントなんです。

頭皮の毛穴の汚れが気になる時は、お湯で洗ったあと、蒸しタオルなどして浴槽に浸かり、5分から10分はそのまま蒸らしてあげます。こうすると、さらに頭皮が温まり、汚れが落ちやすい状態になります。

その後、シャンプーをするのですが、あくまでも優しく頭皮を動かすようにマッサージしながら、毛穴を洗っていきます。気持ち的にここはゴシゴシいきたいところですが、グッと我慢、優しい力加減で、頭皮を上下左右に動かすようにもみ洗いします。

後頭部、側頭部、前頭部、頭頂部と、ポイントポイントの頭皮を動かしながら丁寧にマッサージしましょう。

毛穴については、両手の指先を近づけて、頭の毛穴から角栓など汚れをモミだすイメージで洗っていきます。
そして、そのモミだした汚れや角栓とシャンプーを馴染ませます。
このあと、すすぎは特に念入りに行います。シャワーの温度は少しぬるめにしましょう。

美容院でもそうですが、すすぎはかなり時間をかけて丁寧に流します。流したつもりでも、頭皮は髪の毛があるので、どうしてもシャンプーが残りやすいんですよね。シャンプーが残っていると、これも頭皮トラブルの原因になるので、しっかりすすぎましょう。

自宅でできる特別な頭皮の毛穴ケア

特に頭皮の汚れが気になる時に、自宅でできるケアとしておすすめなのが、オイルマッサージです。
シャンプー前の頭皮にお好みのヘアオイルを馴染ませ、優しくマッサージします。そのまま蒸しタオルで包んで入浴し、蒸らし、その後にお湯で流し、シャンプーをします。

頭皮の毛穴が詰まってるのに、そこにオイルなんて、さらに頭皮が詰まりそうな気がしますが、頭皮の詰まりは油分が固まったもの。固まった油分を落とすには同じ油分となじませてあげるのが良いのです。
油性マジックを消すには油性マジックでなぞるといいんですよ。それと同じ原理ですね。

ただしこれは、頭皮の状態によっては乾燥を招いたり、別のトラブるにつながったり、なんてこともあります。
皮脂汚れが気になるときに、1~2週間に1度など様子を見ながら行います。

皮の毛穴ケアにシャンプーブラシは?

頭皮の汚れがひどいと、シャンプーブラシを使ってみたくなりませんか?
これは、ものによってはかなり硬めのものもあり、一概にシャンプーブラシがいいとか悪いとか言えるものではありません。
ですが、シャンプーブラシを使ったことがある方ならわかると思いますが、ついついチカラが入ってしまうんですよね。

頭皮はあまりゴシゴシとこすると、その刺激で傷つきやすくなったり、炎症を起こしやすくなったりします。特に女性のデリケートな頭皮では注意が必要です。
頭皮を覆っている1番外側の表皮というのは、薄さ約0.1mm~0.3mmしかありません。だから爪などでボリボリと頭皮を掻くのはもちろん、ブラシでガシガシと頭皮をこすると、頭皮を傷つける危険性が高いのです。

中にはソフトで心地よくマッサージしてくれるシャンプーブラシもありますが、そうしたもので、適度に刺激しながら血流を良くする程度であれば良いでしょう。ただ、長時間マッサージし続けるのも頭皮の負担になります。あくまでもほどよく、頭皮に優しい範囲で行います。

シャンプーブラシでのマッサージは、頭皮のコリ解消、血流促進、リラックス効果など、ほどよくすることで、頭皮の毛穴にもプラスに働いてくれます。

ドライヤーの使い方

毛穴にとって、ドライヤーの存在も大事です。
シャンプーしたら、タオルドライして、髪の毛を乾かします。
タオルドライでも頭皮のこすり過ぎはやめましょう。

ドライヤーをする時は、頭皮の方を中心に乾かすように意識します。頭を逆さまにして、頭皮の方にドライヤーを当てても良いですね。湿った状態で寝てしまったりすると、枕のホコリなどが付着しやすくて、これもまた毛穴ケアにはよくありませんので、地肌をしっかり乾かします。

ただ、温風の当てすぎは頭皮によくありませんので、熱を分散させるようにして少し離し気味で、一箇所に集中しないようにしながら乾かしましょう。温風を当てている状態では毛穴が開いていますので、仕上げに冷風を当てると、頭皮の毛穴も髪のキューティクルも引き締まります。

頭皮の毛穴ケア、角栓除去はプロに頼ってみる

ここまで自宅でできる頭皮の毛穴ケアをご紹介しましたが、やはり角栓がガッチリ、なんていう場合は自宅でのケアにも限界があります。そんな時は、ヘッドスパ専門店などのヘッドスパを利用し、プロの手を借りるという方法もあります。
頭皮の毛穴ケア、自分でできるものありますが、頭皮の皮脂は毎日分泌されるので、たまにはプロにおまかせして、リセットするのもいいですね。
マイクロスコープで見た自分の頭皮にあなたもショックを受けるかもしれません。

でも、心配ありません。頭皮がクリアな人なんてほぼいませんから!頭皮でもターンオーバーで表皮が生まれ変わっていて、健康な頭皮状態の方でも、目には見えないフケのようなものが出ているものなんです。もちろん、皮脂は頭皮を守るバリアとしても大切な存在で、頭皮は正常な状態を保つことができなくなります。

たまにはプロに直接あなたの頭皮を見てもらって自分でもその頭皮環境を把握すれば、日頃の頭皮ケアの参考になることがたくさんあります。
なかなかマイクロスコープで頭皮状態を見るなんて機会はありませんから、一度体験してみると頭皮を大切にする心がけも変わるかもしれません。

まとめ

頭皮の毛穴ケアというと、ちょっと気にしすぎて過剰なケアをしてしまうケースがよく見られます。自己判断で間違ったケアを過剰にしてしまって、さらに悪化するなんていうことのないようにしたいですね。

自宅でできるシャンプー、蒸しタオル、オイルパック、すすぎの方法、シャンプーブラシ、ドライヤーの使い方など、できることもいくつかあります。ただ、頭皮の角栓は顔の皮膚の角栓などより少しやっかいなので、時にはプロに見てもらってチェックしながら、頭皮環境を整えていくのも大事ですね。
たまにプロに見てもらうことで、普段の自分の間違ったケアに気付くことができるかもしれません。