ヘアブラシ、あなたはどんなタイプのものを使っていますか?
たかがブラシ、されどブラシ。
ブラシ選びって、意外と重要。ブラシひとつであなたの髪や頭皮のコンディションが変わるってご存知ですか?
こちらでは、ブラシの種類やお手入れ方法、そして髪や頭皮を考えたおすすめのブラシなどについてご紹介します。
髪 ブラシの種類
髪の毛を梳かすブラシですが、これにもいくつか種類があり、それぞれにメリット・デメリットなどがあります。
・デンマンブラシ
一般的にも広く使われていて、汎用性の高いタイプ
ブローするときなども操作性がよく使いやすい
・スケルトンブラシ
手軽で安価
ざっくりと梳かすことで、手ぐし感覚で使える
セットした髪にほどよいこなれ感を出すのが得意
・クッションブラシ
ブラシの土台部分がクッション性のある素材でできていて、大きめのヘッドで普段のブラッシングはもちろん、マッサージ用としても使われる。
・獣毛ブラシ
天然の豚や猪の毛で作られるブラシ
水分や油分を含んでいるので、静電気が起きにくい
髪馴染みがよく、使うほどに艶を出してくれる
・シャンプーブラシ
手のひらサイズ、シャンプーのときでも持ちやすいような形状
シャンプー時の頭皮マッサージ向き
・スカルプブラシ
頭皮マッサージ用のブラシ
頭皮を傷めないよう先端が丸くなっている
シャンプー時にも使える
・ロールブラシ
主にセット時に使用する
カール、ブローがしやすい形状
くせ毛伸ばしなどにも
ブラシの種類(素材)
ブラシに種類があるように、その素材もいくつか種類があります。
良く知られているのは、ナイロンや樹脂でできたブラシ、そして髪に優しいことで知られている天然の獣毛ブラシや木製ブラシなんかもあります。
ナイロンや樹脂製のブラシは比較的安価で手軽に手に入ります。
一方、獣毛ブラシや木製のブラシは少々値段が高くなるものも。
同じ素材でもそれぞれメーカーなどによる違いも見られます。
【ナイロンブラシ、樹脂製ブラシ】
低価格、水洗いも可能で使いやすい
ただし、静電気が発生しやすい
硬いもの、先端の形状によっては頭皮を傷つけることがある
【獣毛ブラシ、天然毛ブラシ】
髪に馴染みやすい、髪に艶を与えてくれる、長く使える
ただし、こまめなお手入れ、メンテナンスが必要
獣毛ブラシにもいくつか種類があります。
・猪毛
太くて硬い毛で、弾力性があるので、櫛通りが良い
痛みを感じなければ、マッサージ効果あり
髪が太くて多い方に向いている
豚毛より水分や油分が多いので、艶が出やすく静電気も起きにくい
・豚毛
猪毛より柔らかいがコシがある
髪が細くて柔らかい髪の方に向いている
毛量が多い方には物足りない場合も
・軟豚毛
豚毛の中でも柔らかい毛を使っている
髪が細くて柔らかい、毛量の少ない方、頭皮が弱っている方に向いている
頭皮を傷めずに優しくブラッシングできる
獣毛ブラシはいずれも静電気が起きにくいのですが、ブラシの柄が木でできているものであれば、ブラシが原因で静電気がおきることはほぼありません。
天然の獣毛なので、その感触や硬さ、ブラシの作りなどで使い勝手も違ってきます。自分の頭皮に程よい硬さを選べばマッサージ効果も期待できるので、実際に手にとって髪を梳かしてみて購入するのが良いですね。
【木製ブラシ】
全てのパーツが木でできた木製ブラシ
これは天然の木を使っているので、獣毛と同じく静電気が起きにくいブラシ
水に弱いが、水洗いのできるものもあり
ブラシの素材にもいろいろありますよね。
樹脂製でも、静電気が起きにくい素材をプラスしたブラシなどもあります。
ブラシを使用した時の静電気はとても不快なものですし、髪の毛のことを考えてもできれば避けたいですよね。天然の素材でできたブラシなら静電気が起こりにくいので安心ですが、そうでない場合は、ブラッシング前に少々の水分や油分を足してからブラッシングしてあげるといいですよ。
ブラシのお手入れ
ブラシは毎日髪の汚れや、抜けた髪、ホコリなどをキャッチしていますので、お手入れも必要です。
ナイロンや樹脂製のものであれば、水やシャンプーでジャブジャブと水洗いできますね。洗面器に水とシャンプー入れてそこに浸け置きなんてこともできます。
ですが、獣毛ブラシや木製ブラシは基本的にドライな状態でのメンテナンスがメインとなります。
水洗いできるものもありますが、頻繁に水洗いをしていると毛が抜け落ちたり、木が反ってしまったりということがあるので、できるだけ乾いた状態でのメンテナンスが好ましいのです。
ブラシクリーナーがあれば良いのですが、無ければ綿棒や楊枝、ティッシュなどを使います。
場合によっては、椿オイルなどを染み込ませたもので拭いてあげるといいようです。
こうしたお手入れ方法はメーカーなどによって違うこともありますので、購入する際にしっかり確認すると良いですね。
獣毛ブラシや木製ブラシは水洗いOKというものでも、長時間水に浸けるのは避け、できるだけ早く水気を拭き取り、ブラシの毛先を下にして、風通しの良いところで日陰干しします。
メンテナンスと聞くとちょっと面倒な印象もありますが、ブラシは日々自分の髪をキレイにするためにも重要なアイテム。
お手入れをしていくうちに、ブラシへの愛着も湧いてきます。
ブラシ、髪に良いおすすめは?
ここまで、ブラシの種類、ブラシ素材の種類、そしてメンテナンス方法まで見てきましたが、あなたの気になるブラシはどのブラシですか?
髪の毛のためを考えて選ぶとすれば、
- 獣毛ブラシ
- スカルプブラシ
このあたりが特におすすめですね。
その理由は、頭皮のマッサージ効果など頭皮の健康にも影響するブラシだということ。
普段のブラッシングも大切ですが、頭皮のマッサージ効果も、是非プラスして欲しい効果のひとつですよね。
まとめ
実際に頭皮のことを考えてブラッシングをするようになると、頭皮はもちろん、髪の状態も変わってきます。
頭皮の血行が良くなり、頭皮が柔軟になり、環境が整うと、栄養も行き渡りやすくなります。
そうなれば、生えてくる髪の毛もハリやコシのある元気な髪になるようです。
さらに、正しいブラッシングをすれば、髪の毛のキューティクルも整って、サラサラと手触りの良い、指通りの滑らかな髪になってくれます。するとなんだか、ハリやコシもでてきたような感じもしてきます。
ブラシで髪の毛が変わるなんて信じられないという方は、まだ良いブラシに巡り会えていないのかもしれません。
あなたの美しい髪を守ってくれる良いブラシ、見つけるためのヒントになれば嬉しいです。