家族を巻き込んでの「湯シャン」生活、その変化と結果

【体験談】ヘアケア
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現在50歳の専業主婦です。今から10年ほど前から健康オタクになり、あらゆる事を試している最中です。食品の添加物については勿論、肌に使う物、例えば石鹸、食器用洗剤、シャンプー、リンス、基礎化粧品などなど、色々と情報を調べています。

その中でも特に気にしているのがシャンプーで、頭皮の毛穴から染み込む化学薬品の影響などという情報を耳にしてからは、市販のシャンプーを使う事が怖くなりました。色々代替え品を模索してはいますが、とかくナチュラルな製品という物は高額で、毎日の使用頻度を考えるとなかなか手が出ません。

そこで私が試してみたのが湯シャンでした。湯シャンとは文字通りお湯のみでシャンプーする事です。
お湯で洗うだけならば高額な無添加シャンプーを買う必要がなく、身体にとっても全く負担にならないだろうと喜んだ私は早速この方法を始めてみたのです。家族にも色々と、いかに市販のシャンプーが身体に良くない物かという事を説明し、協力して一緒に始める事になりました。

湯シャン開始初日は家族皆、すすぎの面倒くささのない楽な洗い方に喜び、これはいいね~と絶賛状態。私自身もそのお気軽さが何とも嬉しく、しかも健康的!と感激しました。これは一生この方法を続けていこう!とさえ思っていました。

2日目、3日目が経過すると、高校生の息子が、頭が痒いと言い始め、しかも頭が臭い、と訴えて来ました。もっと丁寧に頭皮を洗うようにアドバイスしたのですが、私から見ても息子の頭は頭皮も髪の毛もベッタリしていて、しかも脂臭い異臭をはなっていました。
やはり、若い頃は皮脂分泌や汗の量も多く、代謝も活発なので、これは合っていないということがよくわかりました。

夫と娘からも痒みと匂いに関してのクレームが出てきたのが5日目位からでしょうか。私にしても何だか髪がオイリーになり、嫌な感じがしていたのです。結局私を除いた家族3人は通常の市販シャンプーに逆戻りしてしまいました。でも、意地になっていた私はそのまま1ヶ月間ほど、湯シャンを続けていたのです…

でもそんなある日、久しぶりに友人から飲み会に誘われ、しかもイケメン男子も来ると聞き、まさかこの異臭プンプン、ベタベタオイリー髪で行くわけにはいかなくなってしまったのです。

実は意地になって引っ込みがつかなくなって湯シャンを続けている私はついに家族にも笑われるようになり、嫌がられていました。自分でも笑ってしまいます。
このお誘いは、こんなどうしようもない不毛な状態を脱する事の出来る、ある意味ラッキーな事だったのかもしれません。

飲み会に行く前に、久しぶりの市販シャンプーをした瞬間、その余りのスッキリ感、爽快感に思わず感動の溜息を漏らしてしまいました。頭が軽くなり、清潔な自分を取り戻し、人間社会に復帰したような気持ちになったのです。風にそよぐ髪がこんなに嬉しいとは思いませんでした。

それからは湯シャンについても見直しをして、今では週に2回程はシャンプーをして、その他は湯シャン、というサイクルにしています。湯シャンだけだとやはり厳しいものがありますね。どなたか安くて身体に良いシャンプーを開発して下さい、お願いします。

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