頭皮が乾燥してつっぱる、これは頭皮からのSOSサイン。
頭皮が乾燥するということは、髪が育成される環境も悪化しているということです。
例えば、頭皮のニオイが気になって、頭皮の皮脂をがんばって落とすことに専念していたら、今度は頭皮が乾燥するようになってしまった、なんてことはありませんか?
頭皮の乾燥はかゆみにもつながり、やがて炎症につながってしまうものです。頭皮を清潔に保つことも大事ですが、ただ「よく洗う」それだけでは頭皮の環境は良くなりません。
特に、加齢で頭皮環境や機能が低下している場合には保湿を心がけたいところ。
そこで今回は、頭皮の乾燥と保湿、対策としてのシャンプー方法や選び方などについてご紹介します。
頭皮の乾燥と保湿対策
頭皮が乾燥している時というのは、普通の皮膚と同じで、まずは水分をたっぷりと与えて保湿してあげることが大事です。
お肌もそうですが、乾燥肌にいきなりオイルなどを塗り込んでもなかなか浸透しないですよね。
清潔にした状態で、水分をたっぷりと与えて、その上で保湿して上げると効果的です。
頭皮も同じように、まずは水分、そして保湿です。
頭皮が正常な状態であれば水分のある表皮を皮脂膜のバリアがコーティングして、お肌の水分を保ってくれます。
ですが、ゆらぎ肌が気になる年齢になってくると、皮脂や保湿成分の減少により乾燥が進み、バリア機能がうまく働いてくれないことも。
そういった保湿成分等の低下、機能の低下をカバーするためにも、頭皮用の保湿ローション、育毛剤や養毛剤などで水分補給しながら保湿をするような、プラスαのケアが必要になってくるんですね。
シャンプーしたあと、乾燥して弱った頭皮を放ったらかしにしておけば、ますます乾燥がすすみ、やがて炎症などのトラブルを起こしやすい環境となってしまいます。
まして、タオルドライのあと放置しているようでは、どんどんと頭皮の水分が皮膚表面の水分と一緒に蒸発していってしまいます。
そのためにも、シャンプー後にはドライヤーで手早く乾かしてあげることも大事なんです。
頭皮が乾燥した状態からしっかりと水分を保つようになると、髪の毛の立ち上がりもふんわりとしてきます。
やはり根元が元気でないと、髪の毛にも影響しますよね。
保湿剤を選ぶ時も、お肌が弱った状態なので、しっかりと成分を確認して、刺激の強いものは避けましょう。
頭皮が乾燥する時のシャンプー方法
シャンプーって、普段は特に意識しないで頭全体を洗いますよね。でも、頭皮にトラブルや悩みがある時って、それをなんとかしようと、ゴシゴシこすってみたり、1日に何回も過剰に洗ってみたり、何か道具を使ってみたり、皮脂を落とすシャンプーを選んでみたり、あれこれ試していませんか?
もちろん、効果が現れるものもあるかもしれませんが、こうした対策が間違っていれば、悪い方に傾くこともあります。
頭皮環境のバランスが崩れるのには何かしら理由があるはずです。
例えば最初に頭皮の臭いが気になった場合。
この場合、臭いがするのは頭皮が汚いからだ!脂が詰まっているに違いない!頭皮を強くこすってキレイにしたい!なんていう思いが強く働き、結果として頭皮を傷つけたり、皮脂を取りすぎることになります。
でも、なぜニオイがするかと言えば、もしかしたら、ただ単にシャンプーやトリートメントが頭皮に残っていたからかもしれません。もしそうなら、対策はゴシゴシ洗うことではなく、シャンプー後のすすぎをしっかりしてあげることですよね。
そういった勘違いや思い込みによるケアの積み重ねで、頭皮は良くなるどころか悪化することだってあるのです。
まずは、日頃のケアを見直し、最初のトラブルの原因を冷静に考えてみましょう。
ときには皮膚科などで相談してみるのもいいでしょう。
頭皮のトラブルは早めの手当で重症化を防ぐこともできます。
ですが、頭皮の場合特に自己判断で症状を悪化させてしまうケースが多いものです。
あなたは心当たり、ありませんか?
頭皮が乾燥する時のシャンプー選び
基本的にシャンプーは、「頭皮を洗う」作業です。
頭皮には、多数の毛穴があって、そこから髪の毛が生えていて、地肌からは皮脂が分泌されています。
この皮脂が汗や頭皮に常在している常在菌と混ざり合って頭皮を守る皮脂膜になってくれています。
頭皮を洗って、余分な皮脂を落とし、その皮脂と常在菌のバランスをうまく保つのがシャンプーの役割とも言えるのです。
ですから、シャンプーの回数が過剰だったり、皮脂を落としすぎたり、逆に洗浄不足などで、頭皮の状態が悪化する可能性もあるということです。
あくまでもあなたのその頭皮の状態に合わせたシャンプー選びが大切なんですね。
テレビコマーシャルなどで流行っているから、人気があるから、などイメージ先行でシャンプー選びをしていると、失敗することもあるのです。
頭皮の乾燥が気になる場合は、皮膚に刺激の少ない、優しいアミノ酸系シャンプーが向いています。
シャンプーには大きく分けて3つのタイプがあります。
高級アルコール系
石鹸系
そして、アミノ酸系です。
アミノ酸系のシャンプーというのは、お肌に近い成分のため低刺激で、洗浄力も他のふたつに比べて優しいものが多いです。
高級アルコール系と石鹸系は、脱脂力が強く、皮脂を落としすぎる傾向にあるので、トラブルのある頭皮にはおすすめできません。
ただ、アミノ酸系といっても、種類も様々ですので、一度そうしたシャンプーの種類や成分をしっかりと意識して見て、シャンプーを選んでみるのも良いですよ。
まとめ
頭皮の突っ張りなど乾燥していると感じたら、日頃のケアに問題がないか、見直してみましょう。
もしかしたら、あなたが髪や頭皮のためと思っていることが逆に頭皮を悪い状態にしてしまっているかもしれません。
きちんとシャンプーをすすいでいるか、シャンプー後のケアは大丈夫か、まずは基本的なところからチェックしてみましょう。
頭皮が乾燥する時は、お肌に優しい洗浄成分のシャンプーを選ぶことも大事です。皮脂の落としすぎは乾燥のもと、そしてトラブルの元になります。
あなたの頭皮状態を見て、シャンプーの洗浄力を考えましょう。
頭皮の潤いを保つためには、水分があって、バリアが正常に働いている必要があります。乾燥がひどいときは、水分を補給するケアも必要です。
こうしたものも、皮膚に優しい成分を選びましょう。
頭皮が乾燥している時は、刺激にも弱くなっていますので、いつもより少し注意してあげるといいですね。
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